F-02 リコーが取り組むプロセスDX

デジタル技術とデータを活用して業務プロセスを変えていく「プロセスDX」。
オペレーショナルエクセレンスの実現に向け、プロセスの一部ではなく全体で変革するために定型的かつ効率的にプロセスDXを実践する「型」を定義し、デジタル技術とデータを活用した業務プロセス改革に取り組んでいます。

取り組みの背景

リコーでは、生産現場の3K(きつい・きたない・キケン)を、KAIZEN(改善)やロボットを活用した自動化などで取り除いてきました。
ところが、オフィスにも同じようなことがありました。時間ばかりかかって面倒な業務、単純作業の繰り返しでつまらないマンネリ業務、或いは難しくはないけど、重要処理で間違えたら怒られるミスのできない業務。
これらを現場の3Kに対比する「オフィスワークの3M」と名付けて、無くしていこうと考えました。

リコーでは「面倒」「マンネリ」「ミスできない」の頭文字を取って、オフィスワークの3Mと呼んでいます。

プロセスDXの進め方

社員の誰もが統⼀的な方法でプロセスを改革できるよう「プロセスDXの型」を確立し、改革に必要なスキルを身につけるための⼈材育成の仕組みの整備および⼈材育成にも取り組んできました。

プロセスDXは、まず事実を知るために業務を可視化、作業の可視化を進め、プロセスを最適化したあとに、デジタル化していきます。さらにデータを利活用しながら、これらのサイクルを回していきます。これを「プロセスDXの型」と呼びます。カスタマーサクセスを目指し、顧客価値向上、コスト最適化につなげていきます。

効果

これまでリコーグループでは、生産性向上を狙いとしてデジタルとデータ利活用によるプロセスDX活動を地道に進めてきました。
その結果、部門・業務単位でのボトムアップによるプロセスDX活動は確実に定着し、一例としてRPAによる工数削減時間は、年間約550,000時間を実現しています。
また、単にプロセスの自動化が進んだだけでなく、負荷・ストレスからの解放や次なる活動へのモチベーション、より価値の高い業務への従事などの定性的な効果も実感しています。
プロセスDXを組織内でリードできるマネージャーが少なかったり、評価制度とうまく連動できていなかったりなど、今後の課題はありますが、更なる高みを目指し、地道に粘り強く継続していくことで文化/風土改革へつながるようチャレンジを続けています。

前述の内容を表す図

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