リコージャパンは、東日本大震災を体験した東北地区のリコーグループ社員から寄せられた体験メッセージ集「真の気づき・教訓」を、ホームページで公開します。
本冊子は、「東日本大震災を被災した際に、全国のグループ会社および社員からさまざまな支援があったことに対して、何らかの恩返しがしたい」という社員の声を受けて企画したものです。 事業継続はまず「社員および社員の家族が守られてこそ」という視点から、本冊子をリコーグループの社員および社員の家族向けに配布したところ、リコーグループ以外の方にもお渡ししたいという声が寄せられたため、ホームページで公開することにしました。
リコーグループ東北地区社員の震災体験を風化させず全国に向けてメッセージを発信していくことで、次の災害が発生した場合、多くの人命を救い、被害を最小限にとどめることにつなげたいと思います。
「真の気づき・教訓」は、リコージャパンをはじめ東北地区のリコーグループ社員から寄せられた207件の体験メッセージの中から、次の災害に備え、「家族を守る」という視点で役に立つ情報をまとめたものです。
「震災時は大混乱。覚えておこう5段階対応」「家族が分かるように家に貼り紙をして避難先を知らせる」「津波は何度もやってくる。警報が解除されるまでは絶対、家に戻るな」「家族会議で合流する場所を決めておく」など、被災した東北地区の社員一人ひとりが実体験のなかで気づいたことを35個の教訓としてまとめ、社員からのメッセージとともに紹介しています。
甚大な被害をもたらした東日本大震災から3年が経過しましたが、この震災の体験を風化させないために内容を追加し、改訂版として公開します。改訂版では、2012年10月発行された「真の気づき・教訓」を第Ⅰ部とし、新たに東北地区社員が次なる備えとして、今何を行っているのかまとめた内容を第Ⅱ部として追加しました。
「真の気づき・教訓」冊子イメージ
英語版(English) [PDF:1.27MB]