小型デジタルサイネージとは、一般的にノートパソコンやパソコン用モニターと同程度の大きさのディスプレイを活用するデジタルサイネージのことです。近年では、店舗内における紙媒体POPの代替手段として、小型のディスプレイを用いたデジタルサイネージが注目されています。これらは電子POPと呼ばれることもあり、商品棚に設置されているケースをよく目にします。
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従来の電子POPはスタンドアロン型が一般的で、表示するコンテンツの更新に時間や手間がかかり、スケジュール管理が煩雑になる課題を抱えていました。また、本部から複数店舗のコンテンツ放映状況を確認しづらいなど管理面でも課題がありました。
しかし近年では、クラウド配信型の小型デジタルサイネージ端末が登場し、複数店舗に設置した端末を一括で管理できるようになっています。クラウド配信型を導入すれば、コンテンツ更新やスケジュール管理も簡単になり、本部から各店舗の放映状況を把握することが可能です。
小型デジタルサイネージは、至近距離で視聴されることが多いため、細かい表現ができる液晶ディスプレイが向いています。従来の印刷物のPOPでは難しかった動画やアニメーション、鮮やかなカラー表現なども可能になることで、訴求力を高められます。特に商品の説明動画やインパクトあるCM映像を表示することで、消費者へより強い印象を与えることができ、購買意欲の向上につながります。
限られたスペースでも小型デジタルサイネージを活用すれば、商品紹介の動画やキャンペーン情報を効果的に配信できます。視覚的なインパクトを通じて顧客の理解を深め、最終的には売上向上をねらうことが可能です。また、クラウド配信型を活用すれば店舗ごとに異なるコンテンツを瞬時に配信できるため、ターゲットに合わせた情報発信が実現できます。
小型デジタルサイネージは、画面サイズが10インチから22インチ程度のものを指し、限られたスペースでの設置に適しています。
例えば、小売店のレジカウンター、レストランのテーブルトップ、ホテルのフロントデスクなどに設置し、顧客への直接的なコミュニケーションや製品情報の提示、特別なオファーやメニューの更新などに利用されます。ほかにも、持ち運びが容易にできるという特長もあります。
一方、通常サイズのデジタルサイネージは、32インチ以上のものであり、公共の場所や大きな商業施設でよく見られます。これらはショッピングモール、空港、駅、コンベンションセンターなどの広い空間で、遠くからでも視認できるように設計されています。
通常サイズのデジタルサイネージは、広告やブランドプロモーション、イベント情報の告知、ナビゲーション案内など、より広範囲な情報伝達を目的として使用されます。大画面により、動画や高解像度の画像を用いて、視覚的に魅力的なコンテンツを提供することが可能です。
デジタルサイネージはそのサイズによって異なる特長があるため、導入の際は、目的、設置環境、目指す顧客エンゲージメントのレベルに基づいて行う必要があります。
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リコーの小型デジタルサイネージ(電子POP)は小型ディスプレイにサイネージ機能も組み込まれているため、STB(セットトップボックス)が不要です。商品棚などの省スペースへ設置可能で、商品訴求力も向上します。
動作確認済みNano SIM:
・NTTドコモ、 または NTTドコモの回線を利用するMVNOが提供するSIM
・リコーモバイル通信サービス
タッチパネル向けコンテンツ機能を標準搭載しています。
別途縦置きスタンドをご用意ください。
配信管理画面へのアップロードは、1920×1080(フルHD)まで対応可能です。再生時に記載の画質となります。
小型デジタルサイネージは、次のような活用例があります。
先述の通り、店舗内商品棚の電子POPとして、小型デジタルサイネージは多く活用されています。クラウド配信型で遠隔から専用アプリを使用してコンテンツ操作が可能なサービスもあります。アプリ内蔵のオールインワン仕様であれば、省スペースで設置が可能です。
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タッチパネル式で、視聴者が自ら触って情報を選択できるタイプであれば、ただコンテンツを一方通行で流すだけでなく、消費者ニーズに即した詳細情報の提供や接客用途の活用も可能です
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【導入事例】
店頭のほか、エレベーターや電車、タクシーなどでも内部に小型デジタルサイネージを設置することで、効果的に情報発信することが可能です。
店頭での活用のみならず、さまざまなシーンで活用が可能な小型デジタルサイネージを選定する際のポイントを紹介します。
まずは設置場所やコンテンツの内容に合わせたモニターサイズを選ぶことが大切です。例えば、商品棚やカウンターなど至近距離で視聴される場所に設置するのであれば、小型モニターでも十分な視認性を確保できます。一方、離れた場所から情報を確認する必要がある場合は、少し大きめのサイズの方が効果的です。
また、表示するコンテンツが動画メインなのか、文字情報が多いのかによっても最適なサイズが変わります。高精細な画像や細かな文字情報を映し出す場合は、ある程度の大きさと解像度が求められます。店舗内のスペースや設置場所を事前にしっかりと検討し、導入目的とマッチする最適なサイズを選ぶことが、効果的な小型デジタルサイネージ運用につながります。
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頻繁に売場のレイアウト変更が行われる小売店などでは、設置や取り外しが手軽に行えるかどうかが重要な選定ポイントになります。小型デジタルサイネージの大きなメリットの一つは、軽量かつコンパクトであること。限られたスペースにも容易に設置でき、必要に応じてディスプレイ位置を変更しやすい点は非常に有用です。
さらに、設置方法においては、スタンドを使用するのか壁掛けにするのかといったバリエーションも考慮しておくと、レイアウト変更時の負担が軽減されます。店舗の販促担当者でも扱いやすい仕様であれば、作業時間と作業コストの削減につながるでしょう。
小型デジタルサイネージは、電子POPとして商品棚への設置にも適しており、視覚的なインパクトをより近い場所で顧客に与えることができます。結果的に商品理解を高め、購買行動を促す効果が期待できるため、設置のしやすさやコンテンツ更新の容易さも含めて総合的に検討することが望ましいでしょう。
自社にデジタルサイネージを導入したほうがよいケースを、スーパーマーケットや商業施設、カーディーラーなどを例に3つご紹介します。
小型デジタルサイネージを導入した場合に、どのような効果が得られるのかご紹介します。デジタルサイネージ自体の導入メリットも多くありますが、ここでは小型ならではのメリットに絞ってご紹介します。
小型のディスプレイは商品棚などでの商品の詳細説明、接客の代わりになることから、近年の小売業界の人手不足による店員不足の影響で、手厚い対面接客に制約がある状況下において、解決策となり得ます。
小型デジタルサイネージによる電子POPは、店頭の限られた商品陳列スペースで、無人で効率的に接客や販促活動ができるメリットがあります
電子POPとしての小型デジタルサイネージは、タッチパネル機能を搭載した場合に、お客様に自ら好みの情報を引き出していただくことができます。そのため、より積極的な購買行動を喚起できます。
また、タッチパネルでタッチされた情報の収集データを、マーケティングへ活用することも可能です。
電子POPとしての小型デジタルサイネージは、タッチパネル機能を搭載した場合に、お客様に自ら好みの情報を引き出していただくことができます。そのため、より積極的な購買行動を喚起できます。
また、タッチパネルでタッチされた情報の収集データを、マーケティングへ活用することも可能です。
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大型ディスプレイによる公的、集団に向けた訴求と比べて、小型は一人や少人数のお客様に対して、より近くで画面を見せることができるので、コンテンツをしっかり見てもらいやすく、訴求したい商品・サービスの理解度アップにつながります。その結果、販促効果も期待できます。
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小型デジタルサイネージ(電子POP)の導入事例を紹介します。
美容室ゼロ 様はリコーデジタルサイネージの電子POP(10インチ)を導入。店内の各席にて美容講座、ネイル講習、商品紹介などのプロモーションコンテンツを配信されています。
決まったコンテンツのみ配信するサイネージタブレットから、クラウド型のリコーデジタルサイネージへ切り替えることで、店舗や時間に応じてオリジナルコンテンツを柔軟に配信できるようになりました。
お客様の待ち時間にコンテンツを視聴いただくだけでなく、会話のきっかけにもつながり、顧客との接点を深めるツールとして利用されています。
熊本県立大学 様はリコーデジタルサイネージを導入し、実習室の入り口に7インチの小型デジタルサイネージ(電子POP)を設置して、実習室の稼働状況をリアルタイムで表示しています。
従来の紙の張り紙を使った案内からクラウド型のデジタルサイネージに変更することで、担当者の作業負担が軽減されたほか、動画を使用することで学生の注意を惹きやすく、効果的な情報発信が可能になりました。
小型デジタルサイネージは、店頭の電子POPなどの活用が進んでおり、人手不足や、非対面接客のメリットが期待できます。さまざまなコンテンツを配信することで、販促効果も期待できます。
リコーでは、小型デジタルサイネージを利用するクラウド配信型電子POPサービスを2021年10月29日より開始しました。クラウド配信型サイネージに対応したアプリケーションを内蔵した電子POP(小型ディスプレイ)と、専用のクラウド配信サービスを組み合わせたソリューションです。
アプリ内蔵のオールインワン仕様により、省スペース化を実現し、クラウド上で配信コンテンツの一括管理ができるほか、タッチパネルを活用したインタラクティブ(双方向)なコンテンツ表示を実現します。また、状況に合わせて店舗スタッフがその場でコンテンツを変更できる機能も搭載しているため、フレキシブルに運用できます。小型の店頭電子POPの導入をお考えの場合には、ぜひお気軽にご相談ください。 デジタルサイネージの店頭電子POPの導入をお考えの場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
店舗からホテル、病院、銀行、学校、オフィスまで、デジタルサイネージ(電子看板)の業種・業態別のソリューションをご紹介します。
デジタルサイネージの特長や活用目的、実際に導入されたお客様の声などをわかりやすくまとめた“デジタルサイネージ まるわかりガイド”をご用意いたしました。
ぜひご一読ください!
デジタルサイネージとは
コンテンツ配信の3つのパターン
4つの活用法
業種・業態別活用例
リコーのデジタルサイネージのご紹介
(特長、導入に必要なもの、コンテンツ配信の流れ、機能紹介)
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