感染症の流行時など、刻々と状況が変わるなかでタイムリーに情報発信できるツールとして注目されているのが、デジタルサイネージです。
デジタルサイネージとは、電子看板とも呼ばれるもので、ディスプレイを活用し、動画や静止画を配信することで人々に対して効果的に情報伝達を行うことのできる媒体です。
紙などのポスターや貼紙と違い、張り替えなどの手間がかからないため、人件費の削減につながったり、見やすく、動画も活用することでわかりやすく発信できるため、確実に情報を届けることができます。
デジタルサイネージで、診療の不安が紛れるような院内の感染対策の取り組みや、マスク着用の案内といった情報の他、病院の診療方針や保険外診療の案内などを配信することで、来院する患者様や関係者に病院やクリニックの理解を深めてもらい、安心して診療を受けてもらうことができます。
このように効果的にデジタルサイネージを活用すれば、病院を支えることができます。
デジタルサイネージを導入することによって、病院側にはメリットが生まれます。例えば、次のようなメリットが考えられます。
施設総合案内、各種啓発情報
デジタルサイネージでは、ポスターを貼る場合と比べて、省スペースで非常に多くの情報を発信することが可能です。
例えば、病院の施設の具体的な情報や、担当医の時間割、病院の治療方針、予防接種の予約などの案内をデジタルサイネージで配信することで、病院やクリニックでの利用をスムーズにします。
また、関係省庁から届くお知らせ情報や、コロナ禍で受診数が減少しているといわれる人間ドックやがん検診などの各種検診情報をデジタルサイネージで繰り返し配信することで、患者様の受診を啓発し、病気の早期発見や病気を未然に防ぐことが可能になります。
お知らせ情報の合間に、病院の理念や、院内設備の充実度の案内といった情報をデジタルサイネージで配信することで、患者様に病院を深く知ってもらうことが可能です。また、デジタルサイネージは従来のポスターなどの掲示物を減らして院内をすっきり見せることもできます。これらのブランディング効果を期待してデジタルサイネージを導入する病院もあります。
デジタルサイネージは、医療スタッフ向けに情報を伝えるのにも活用できます。日替わりで伝えたい情報を効果的に配信すれば、コロナ感染対策の徹底や業務効率化につながります。
病院やクリニック内の情報発信以外にも、屋外向けのデジタルサイネージを活用し、病院の案内や、担当医の紹介などを歩行者向けに伝えることができます。デジタルサイネージを活用し屋外に向けて情報発信を積極的に行うことで、新規の患者様の集客につながります。
デジタルサイネージは、患者様に対してもメリットがあります。例えば、次のようなメリットです。
待合室のデジタルサイネージでは、利用案内や施設案内、診療情報など、患者様に役立つ情報が配信されます。よって病院をより利用しやすくなると考えられます。
病院の感染対策などの取り組みをデジタルサイネージで伝えることで、通院することの不安をなくし、安心して診療を受けてもらえる環境づくりにつながります。
体調が悪い中、病院で長く待ち続けるのは、誰にとっても辛いものです。デジタルサイネージでニュースや天気情報等のくつろぎコンテンツが配信されていれば、気が紛れ、不満や不安を感じにくくなるでしょう。
病院やクリニックにデジタルサイネージを導入する際のメリットを紹介しましたが、実際にデジタルサイネージを導入して多くの効果が得られた病院・クリニックの事例を紹介します。
日本医科大学付属病院様は、新病院建設に伴い新設された正面玄関のロータリーに、デジタルサイネージを設置されました。病院に乗り入れている3種類のバスの運行情報をリアルタイムで表示されているほか、病院からのお知らせや防災・災害情報なども配信することで、災害拠点病院としての機能強化を実現されています。
デジタルサイネージ導入前は、紙の時刻表による情報更新の手間やスペースの問題がありましたが、導入後はディスプレイを3分割して多様な情報をタイムリーに発信できるようになり、情報発信の強化と業務負荷の軽減を両立されています。
今後は院内にもデジタルサイネージを設置し、紹介動画の配信や院内案内に活用することで、ペーパーレス化を進めつつ、利便性の高い環境を整えていく検討をされています。
医療法人財団良心会 青梅成木台病院様は、外来の際に知らせる情報が多く、ポスターなどの紙媒体では、掲示スペースと視認性の両面から限界があったため、情報発信の方法と、病院の認知度向上を実現するための新たな手法として、リコーのデジタルサイネージを導入されました。
病院内の外来待合にディスプレイを設置し、病院の理念や特長、各種検査の案内などの情報を配信。患者様にさまざまな情報を自然に、かつ繰り返し目にしてもらえるようになり、待ち時間の負担軽減を実現されました。
またオリジナルコンテンツの配信で、効果的なブランディングの手法としても活用されています。
北海道と東北に7店舗展開されている有限会社西岡メディカル薬局様は、地域から信頼され選ばれる店舗づくりの一環として、デジタルサイネージを導入されました。各店舗の患者様層に合わせた商品紹介、健康アドバイス、薬に関するクイズ、薬剤師の紹介などのコンテンツを配信されています。
デジタルサイネージ導入前は、店舗での情報発信強化や待ち時間対策といった課題があったものの、導入後は患者様との交流が活発になり、待ち時間の負担軽減を実現されました。また、薬剤師の情報更新負担がなく、タイムリーな情報提供も可能となりました。
病院でも活用が増えているデジタルサイネージですが、導入する場合に、どのようなデジタルサイネージを選ぶのがよいのでしょうか。
リコーが提供するデジタルサイネージでは、ニュース、天気予報、本のランキングといった、デイリーコンテンツの種類がとても豊富です。病院から発信するお知らせの合間にデイリーコンテンツを配信することで、患者様の注目度アップや待ち時間のストレス緩和にも貢献できます。
現在、期間限定で新型コロナウイルス予防コンテンツも無料でご用意しているため、院内感染防止を促すこともできます。
また、病院や医療機関向けに、無料のテンプレートを多数ご用意しており、忙しい業務の合間にも簡単にコンテンツ作成ができるので、病院での活用に最適です。
そのテンプレートは、PowerPoint®形式でご提供しているため、テキストや写真を入れ替えるだけで、簡単にコンテンツの作成・更新ができるのがメリットです。
画面分割表示にも対応しており、例えば一画面を3分割して、天気予報を1箇所、マスク着用の呼びかけを1箇所に固定表示し、残り1箇所には他の役立つ情報を入れ替わりで表示するといったこともできます。
リコーは医療機関でのサイネージに最適なディスプレイ、配信システム等をご提案できますので、初めての導入で不安がある場合にも安心です。全国に拠点をお持ちの場合でも、設置・工事は全国対応が可能です。
病院やクリニックでは、患者様が安心して来院し、診療を受けられるよう、病院の情報や担当医の紹介などをデジタルサイネージで発信することで出来ます。このような取り組みが、病院にとっても患者様にとっても有意義であり、安心・安全を生み出す1つのきっかけとなります。
デジタルサイネージを導入したいとお考えの病院関係者の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
デジタルサイネージの特長や活用目的、実際に導入されたお客様の声などをわかりやすくまとめた“デジタルサイネージ まるわかりガイド”をご用意いたしました。
ぜひご一読ください!
デジタルサイネージとは
コンテンツ配信の3つのパターン
4つの活用法
業種・業態別活用例
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(特長、導入に必要なもの、コンテンツ配信の流れ、機能紹介)
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