AGVは主に⼯場や物流倉庫などで荷物の搬送を⾏い、構内物流に関わる作業者の負担を軽減し、無⼈化/省⼈化に貢献します。
本機は従来機に⽐べて、積載重量、⾛⾏性、安全性も強化したシリーズです。特に導⼊コスト、ランニングコストが安価なことが特徴です。
本ページでは本機を活用した社内課題の解決事例をご紹介します。
これまでの課題
RICOH AGV 3000シリーズ活用による効果
リコーグループでは、倉庫から組み立ての作業場までの部品の運搬作業において、ハンドリフトを活用していました。例えばハンドリフトでテーブルの昇降を行う場合は手動で行いますが、昇降も移動も人の力に依存しており、対応可能な重さや移動距離にも制限があります。また、バランスを崩して部品の荷崩れによる破損、衝突等の事故が発生したり、従業員が腰を痛める等の課題がありました。
また、ある製造ラインでは、生産パーツ運搬時に、歩行運搬距離:5856m、運搬時間:120分を費やしていました。
ただ、その生産ラインでは生産計画に伴うレイアウト変更の発生が多く、大規模な工事を伴う他社の磁気式AGVの導入は諦めていました。
従来は、工場内のパーツ運搬はハンドリフトで行っていました。
AGV導入後は運搬作業そのものが0へ。
作業者は、ピッキングした荷物を置くだけでAGVが自動運搬。レイアウト変更や業務の流れを大きく変えずに自動化することが出来ました。また、荷物の運搬だけでなく、空台車の改修までまとめて対応でき、人による運搬作業を0にしました。
今までの生産現場では、作業者によるハンドリフトの運搬スキルにムラがあり、余裕をもった生産計画を立てていました。
3000シリーズ導入後は、決められたルートを決められた速度で運搬するため、確実な生産計画を立てることができます。
また3000シリーズは、最高速度60m/分で長距離走行やタクトが厳しい状況でもスピーディーに運搬可能です。
高さ240mm、横幅400mmのコンパクトサイズだから狭い通路やスペースでも走行できます。
■「RICOH AGV 3000」シリーズについて
リコーのAGVは、床⾯のテープを認識、⾃動で⾛⾏し荷物を運搬する仕組みです(位置精度が⾼精度なガイド⽅式を採⽤)。
本体(⾛⾏部)とカスタマイズ可能な搬送部の構成で、お客様の荷物にあわせ柔軟に対応できます。(棚⾞持ち上げ搬送、積載/移載搬送に対応)
本機は以下のような特徴がございます。
・コンパクト
・簡単導入でラクラク
・カスタマイズ可能
・システムとの連携も可能