ウェビナー終了後にアンケートを実施することは、さまざまな成果を生む可能性があるため、重要といえます。
今回はウェビナー終了後のフォローアップを成功させる方法とアンケートに盛り込むべき基本内容をご紹介します。
ウェビナー終了後のアンケートとは、Zoomなどの配信ツールでウェビナーを開催した後に、ウェビナー参加者に対して行うアンケートのことです。
ウェビナー終了後、ウェビナー参加者にフォーム画面を送付するなどしてアンケート実施し、回答してもらいます。
ウェビナー終了後に行うアンケートの目的を確認しておきましょう。
・見込み顧客の要望を知ることができる
ウェビナー終了後にアンケートを実施することで、見込み顧客の要望を知ることができます。また、自社の商品やサービスへの興味関心度合いを確認することもできます。これにより、今後、それぞれの参加者に合ったフォローアップを行うことが可能です。
・対象者を絞り込み、より有益な内容を提供するため
今後、さらに成果の出るウェビナーを開催するためにはアンケートの結果をもとにウェビナー満足度を知ることで、さらに精度を上げていくことが可能です。
・ホットリードを特定するため
アンケートを実施することで、参加者の興味関心度合いを知ることができれば、その度合いの高いユーザーをホットリードととらえることができます。
そうすれば、定期的に有益な情報を送信したり、直接メールや電話をするなどの対応が可能になります。
・興味なしの層の把握をするため
アンケートの自社商品やサービスへの興味関心度を問う質問に対する回答で「興味なし」の参加者に対しては、定期的にメールを配信するなど、適切な対応方法をとることができます。継続的なフォローによって、今後、興味関心度を高めていきましょう。
・ウェビナーの内容をより充実させていくため
ウェビナーへの要望に関する質問を用意しておけば、今後のウェビナーの内容をより充実させるための大きなヒントとなります。
これらの目的を果たすためにウェビナー終了後にアンケートを行うことは、重要であるといえるでしょう。
【関連コラム】
ウェビナーアンケートの効果的な実施方法は?
Zoomアンケート機能で商談化率アップする秘訣をご紹介
ウェビナーはリード獲得に効果的!5つの理由と効果的な方法をご紹介
ウェビナー終了後には、フォローアップをしっかり行い、リード獲得につなげましょう。
フォローアップを行うためには、まずアンケートにより多くの参加者に回答してもらう必要があります。つまり、アンケート回収率を高める必要があります。
1.ウェビナー中にアンケート回答へ誘導する
ウェビナーアンケートの回収率を高めるためには、ウェビナー開催中に、「ウェビナー終了後にアンケートをご用意しておりますので、ご協力をお願いいたします」など、アンケート回答へ誘導するのをおすすめします。
ウェビナーが終わってしまうと、アンケートに回答しようと思う参加者は少ないものです。参加者がウェビナーに集中しているうちに案内しましょう。
2.特典を付与して回答したくなる仕組みを作る
アンケートに回答してもらうためには、特典を付与することで、回答してもらいやすくなります。例えば、ウェビナーで活用したスライド資料を無料で配布するなどが考えられます。回答するメリットが生まれることで、より回答してもらいやすくなるでしょう。
ウェビナーアンケートの結果をもとに、参加者のフォローアップを成功させるには、次のことを行っていきましょう。
1.ウェビナー終了後から時間を空けずに行う
ウェビナーが終わってから時間が経てば経つほど、関心度合いが下がり、メール開封率や反応率が下がってしまいます。できるだけ、時間を空けずにアプローチしましょう。
2.興味関心度合いに応じたアプローチ方法を実施する
興味関心度合いに応じて、最適なアプローチ方法を実施しましょう。
ホットリード:興味関心度合いが高いホットな相手には、すぐにアプローチを行いましょう。場合によってはすぐに営業担当者に引き渡して、直接電話でサービス紹介をしてもらうのも良いです。
興味なし層:興味がなければ、定期的にメールを送るなどして、継続的にフォローします。
ウェビナー欠席者:ウェビナー申し込みがあったものの、当日欠席した人は、興味関心度合いが不明であるため、引き続き、次回のウェビナー日程の案内を行いましょう。また、申し込みのあったウェビナーテーマに近い資料を送付して、継続的にコミュニケーションを取るようにすると良いです。3.ホットリードは部門間連携が重要
先述の通り、ホットリードに対しては、できるだけ早くアプローチし、営業担当者に引き渡すなどの対応策が重要です。
このときに注意したいのは、リードの興味関心度合いの見極めと、どんな課題感を抱いており、何に興味を持っているのかを正確につかむことです。
マーケティング部門と営業部門がよく連携し、コミュニケーションを密に取りながら、リードごとに最適な対応策を実施していきましょう。
【関連コラム】
ウェビナーでのリード獲得効果を最大化するアンケート方法
ウェビナーで集めたアンケート結果の効果的な活用方法
アンケートは、ぜひ回答率も高めたいものです。
そこで、回答してもらいやすく、フォローアップにつなげるためのアンケートに盛り込むべき基本内容をご紹介します。
参加者の名前や役職、部署、会社名または業種、メールアドレスなど、基本情報を入力してもらいましょう。
連絡先は、フォローアップに欠かせないため、ぜひ項目は設けたいものです。メールアドレスを知ることで、メールで商品やサービスの紹介を送ることができます。また役職や部署がわかれば、その立場にあった資料等を送るのも良いでしょう。
今回のウェビナーを知ったきっかけを知ることで、開催側にとっては、どのような告知方法や媒体が有効だったかということを知ることができます。今後の告知方法などの参考になるでしょう。
ウェビナーに参加した動機や目的を尋ねましょう。参加者の課題や興味関心の先を知ることにもつながります。そのため、フォローアップにはとても重要な情報となります。
ビギナーの感想や評価を尋ねましょう。満足度を聞くのもおすすめです。
「このウェビナーの内容が役立った」「役立たなかった」という回答を得られれば、その参加者の興味、関心の内容がわかりますし、さらに今後のウェビナーの内容を精査する材料になります。
同時に、自由回答できる欄を設けておくことで、より開催側にとって有益な意見を得られる可能性があります。
次回のウェビナーに参加したいかを尋ねる質問を設けることで、次の告知がしやすくなるでしょう。またここでも今回のウェビナーへの興味関心度合いを知ることができます。
自社の商品やサービスに関する興味の度合いを知る質問も作成しておくと良いでしょう。
資料請求の希望があることや、商品やサービスの事例を知りたい、見積もりをとってほしいなどの要望があれば、早急にコンタクトを取って商談につなげることも可能です。
売上拡大やリード獲得など、さまざまな目的によって実施されるウェビナーですが、開催すること自体がゴールになりがちです。ウェビナー開催の目的に基づいて適切なアンケートを実施することにより、ウェビナーの効果を最大化させましょう。
また、国内No.1ウェビナーツールの「EventHub」とリコーの「リアルタイムコミュニケーション」を連携することにより、ウェビナーの集客から、参加者の管理までを一気通貫で行うことができます。
ウェビナーの開催、アンケートの実施を一つのプラットフォームで実施することができるのはもちろんのこと、アンケートで獲得したリード情報を一括で管理することもできます。
ウェビナー後のフォローアップで成果を出したい方にもおすすめです。
オンラインイベントの記事を制作している編集部です。
不定期で基礎知識や成功のコツなどオンラインイベントに関する情報を発信していきます。