お客様導入事例　山近記念総合病院介護老人保健施設わかば様みまもりカメラとベッドセンサーで安全の確保と職員の負担軽減を実現

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2023.05.26

1.概要と導入事例動画
2.課題解決
3.背景と課題：それぞれの自立度に合った自立支援が求められる
4.導入の効果：自立度に合わせた効果的な介助を行う/モニターを確認して最適な対応を行う/自立と介助のバランスをとるために役立てる
5.お客様プロフィールと導入ソリューション

概要

介護老人保健施設わかば様は、小田原市で1998年に開設された介護老人保健施設で、病院退院後のリハビリが必要な高齢者が多く入所されている施設です。同施設では入所者の安全確保と職員の負担軽減のために、『RICOH 入所者みまもり業務支援パック』を導入しています。RICOH 入所者みまもり業務支援パックは、高精度なベッドセンサーとカメラを連携させて入所者の安全を守り、介護業務の負担を軽減する統合みまもりシステムです。

（再生時間 03:32）
※再生時に音声が流れますので、音量にご注意ください

課題解決

みまもりベッドセンサー＆みまもりカメラで
「できること」を増やす
背景と課題
それぞれの自立度に合った自立支援が求められる

介護老人保健施設わかば様は、1998年より神奈川県小田原市で運営されている介護老人保健施設です。同施設では、入所者の安全と介護職員の業務負荷の軽減のために、RICOH 入所者みまもり業務支援パックを導入しています。

同施設の介護部介護副部長の榎本孝志様は、施設でのケアのポイントについて、「利用者に合った適切なケアをするのが大切です。自立支援が目的なので、ご自身ができることはなるべく任せたいのですが、ご本人が思うほどに体の機能が追いつかず、以前はできていたことが難しくなっている利用者も多いです。安全面を考えても、失敗や転倒によるケガのリスクがあるので注意が必要です」と話し、利用者それぞれの自立度に対して見極めが必要なことと、その難しさを挙げています。

医療法人尽誠会山近記念総合病院
介護老人保健施設わかば

介護部介護副部長
榎本孝志様

導入の効果
自立度に合わせた効果的な介助を行う

RICOH 入所者みまもり業務支援パックを紹介された際の感想について、榎本様は、「便利そうな印象がありました。利用者の動きが難しい部分をタイミングよく察知してケアできれば、もっと安全に『できること』が広がるのではないかと思いました」と話します。システム導入後の利用について伺うと、「施設に来て新しい環境に慣れていない方や認知症の方に利用しています。センサーが鳴り、モニターを見ればどのような経緯で移動しようとするのかがわかり便利です。たとえばセンサーが鳴ったタイミングでケアを繰り返して、本人が1人でできるようになれば、そろそろ1人でも大丈夫かな、とモニターの画面で確認できるようになります。できることが増えるのはよいと思います」と説明し、介護老人保健施設ならではの自立に向けたサポートに利用するメリットを強調します。

モニターを確認して最適な対応を行う

介護職員の水野沙南様は、「日中は職員の数も多いため、何かあってもすぐに対応できますが、夜間帯では対応が重なれば対応するのに大変な場合も出てきます。以前は鳴るだけのセンサーだったので、もし転んでいたらどうしよう、と不安な気持ちになることもありました。今はセンサーが鳴ってモニターを見れば、安全かどうかを確認できるので、すごいなと思います。日中でもモニターで大丈夫かどうかを確認できるようになり楽になりました」と、鳴るだけのセンサーとモニターで状況確認ができることの大きな差を実感しています。

水野様は、「ふだんは自分で歩いてトイレに行けても時々失敗してしまうような方は、モニターを見て確認ができます。カメラの映りもいいですし、ご本人が何をしようとしているのかを細かく観察できるので、1人でできそうであればモニターで見守り、もし危なそうであれば駆けつけます。今後は、ベッドから車椅子に移すことが大変な方の体重測定にも使えればよいと思います」と、体重を精密に測定できるセンサーの応用を考えています。

医療法人尽誠会山近記念総合病院
介護老人保健施設わかば

介護部
水野沙南様

自立と介助のバランスをとるために役立てる

榎本様は「導入以前は、複数のコールが重なってしまうと、優先順位をつけながら安全にそれぞれの利用者に対応するのが大変でした」と振り返ります。また、介護業務の負担軽減以外のメリットとして、「職員からあまり介助されたくないものの、ふらつきがあり心配な方もいます。特に入所して施設に慣れない段階では、夜間帯のトイレやきちんとベッドに戻って寝られるかをモニターで確認できました。こうして職員の介入を減らし、ご本人も落ち着いて生活できるようになりました」と、利用者の精神面・心理面の負担軽減にも役立てています。RICOH 入所者みまもり業務支援パックは、自立と介助のバランスをとるツールとしても有効に利用されています。