2024.09.26
埼玉県の最北端に位置する上里町は、複数の幹線道路のほかJR高崎線と上越新幹線が通っており東京へのアクセスが非常に良い一方、豊かな自然にも恵まれています。年間を通じて様々な農産物が生産されており、中でも、甘くみずみずしい上里梨は多くの人に愛されている特産品です。また、日本有数の種子小麦の産地としても知られています。
上里町役場様では、地域への誇りや愛着を醸成していくため、また安心・安全な暮らしを守っていくために、住民の皆様への情報発信に注力されています。ホームページやSNSを積極的に活用する一方、ご高齢の方などITに馴染みがない人にも情報を届けられる方法を検討。情報を受け取る側はデジタル技術を持つ必要がないツールとして、リコーデジタルサイネージを導入されました。
上里町役場のロビーと、町の中心的な観光拠点内で上里サービスエリアに隣接している農産物直売所「アグリパーク上里」の入り口にリコーデジタルサイネージを設置。アニメーション付きのコンテンツや動画に加え、Instagram連携機能により最新の投稿も自動的に配信。パソコンやスマートフォンを使っていない人にも、最新情報を手軽に見ていただけるようになりました。また、住民の暮らしと命を守るため防災/災害情報コンテンツを活用し、災害に強い地域づくりを促進されています。
誰もが手軽に最新情報を得られる仕組みが欲しい。
町内外の人が集まる観光拠点から、効果的に情報を発信したい。
緊急災害情報をいち早く住民に届けたい。
高齢者などITに馴染みがない人にも、Instagramを含む最新情報を手軽に見てもらえるようになった。
町役場から観光拠点へ、各種情報を遠隔配信できるようになった。
防災/災害情報コンテンツにより、町全体の防災意識と防災体制が強化されている。
管理システムのUI(ユーザーインターフェイス)が分かりやすい。
Instagram連携機能により、最新の投稿をリコーデジタルサイネージのコンテンツとして手軽に配信できる。
アフターサポートが充実している。
地域への誇りや愛着を醸成するためにも、安心・安全な暮らしを守っていくためにも、住民への情報発信は非常に大切だと考えています。
以前から情報発信はしてきましたが、もっと早く、もっと多くの人に情報を届けたいと考えたのは、令和元年の台風19号と新型コロナウイルス感染症がきっかけです。情報発信の重要性を改めて認識し、町が運営するほぼ全ての公共施設へフリーWi-Fi™の導入を進めたほか、現在ではSNSも積極的に活用しています。
はい。上里町では「上里町DX推進計画」において「人に優しいデジタル化」を掲げ、誰もがデジタル化の恩恵を受けられる社会の実現に取り組んでいます。ですから、住民への情報発信においても、ただデジタル化してタイムリーになれば良いのではなく、ご高齢の方も含め、幅広い方に情報を届けることが重要なテーマとなります。
WebサイトやSNSを使えば、タイムリーな情報発信は可能です。でも、それだけではパソコンやスマートフォンを使う習慣の無い方に、情報を届けることができません。情報を受け取る側がデジタル技術をもつ必要がない方法を考えた時、思いついたのがデジタルサイネージでした。
リコーデジタルサイネージは、管理システムのUI(ユーザーインターフェイス)が非常に優れていると思います。直感的に操作できますし、Instagramと連携させ最新の投稿を自動的に表示できる機能も大変便利だと思いました。
それから、安心感もポイントです。従来の取引からリコージャパンなら安心と思っていましたが、それに加えてコールセンターもあるのがいいですね。上里町役場としてデジタルサイネージを活用するのは初めてでしたが、安心して導入できました。
上里町役場のロビーのほかに、上里サービスエリアに隣接し、JA埼玉ひびきのが運営する農産物の直売所 「アグリパーク上里」の入り口にもリコーデジタルサイネージを設置しています。
アグリパーク上里は、上里スマートIC周辺に広がる観光スポット「このはなパーク上里」内にあります。新鮮な農産物が集まるアグリパーク上里には、町民はもちろん町外からも多くの方が訪れます。町の交流拠点となっているこの場所にリコーデジタルサイネージを設置し、お買い物や観光の合間に、上里町の情報を見ていただけるようにしています。
以前は、情報更新の度に職員がアグリパーク上里まで出向いてパンフレット等の差し替えを行っていたのですが、現在は町役場から各種情報を遠隔配信できるようになりました。また、ディスプレイの電源は、営業時間に合わせて自動的にオン/オフとなるよう設定してありますので、JAさんにもお手数をおかけすることなくスムーズに運営できています。
納税期日など町役場からのお知らせ
非核平和都市宣言
イベント紹介
マイナ保険証の紹介動画
Instagramの投稿
公式LINEアカウントの紹介
防災マップ
など
【デイリーコンテンツ】
天気予報
ニュース
など
【オプション(有料)】
防災/災害情報コンテンツ
コンテンツの管理・配信は総務課で行っていますが、コンテンツ作成は各部門で行っています。コンテンツの統一感や読みやすさを維持するため、各部門から届くコンテンツを総務課でチェックした上で配信しています。
上里町ではSNSの活用に力を入れており、特に産業振興課 産業観光係が運営しているInstagramには、私たち職員でも知らない町の魅力や、隠れた撮影スポットなどが多数投稿されています。これらの情報をInstagramを使用していない人も見ることができるように、Instagram連携機能を使ってリコーデジタルサイネージからも配信しています。最初にInstagramのアカウントを登録しておくだけで、自動的に情報更新が行われレイアウトもバランスよく調整されるので使い勝手がとても良いと思います。
ご高齢の方も含め、今まで以上に多くの方へ情報を届けられる仕組みができたことが一番の効果です。パソコンやスマートフォンを持っていない方にも、Instagramをはじめタイムリーな情報を手軽に見ていただけるようになりました。
デジタルサイネージは、情報を受け取る側はデジタル技術を用いる必要がないため、自治体のように幅広く情報を行き渡らせることが重要である場合には、特にメリットが大きいツールだと改めて実感しています。
災害情報をいち早く発信できる仕組みは必須だと考えていたので、防災/災害情報コンテンツがあると聞いて、すぐに導入を決めました。内容が充実していて、町の防災担当者からも好評です。
平時には防災教育コンテンツで防災意識を高め、有事には緊急災害情報を自動的に表示できるようになり、町の防災体制を強化できました。
はい。リコーデジタルサイネージの横にアンケート用紙を設置したほか、デジタルサイネージのコンテンツとしてQRコードを表示し、オンラインでも参加できるようにしました。その結果たくさんのご回答をいただき、皆様に注目いただいていることを改めて実感しました。コンテンツに満足しているというお声に加え、商業施設や駅など人が集まる他の場所にも設置してほしいというご要望を多数いただいています。
アンケートと同様、QRコードを表示させる形で、市民の皆様から様々なご意見を伺えたらと思っています。例えば、町の計画策定に向けたパブリックコメントをリコーデジタルサイネージで募集することを検討中です。
その他、引き続き他部門と連携し、上里町の魅力から暮らしに役立つ情報まで幅広く発信していきたいと思っています。
写真左:上里町役場 総務課 庶務係 主査 石関 庸平 様
写真右:上里町役場 総合政策課 情報システム戦略係 係長 野崎 洋平 様
お客様名称 | |
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所在地 | 埼玉県児玉郡上里町大字七本木5518 |
地域概要 | 埼玉県の最北端に位置。複数の幹線道路とJR高崎線、上越新幹線が通っており東京へのアクセスが良い一方、豊かな自然にも恵まれている。神流川の清流に育まれた肥沃な土地では、梨、種子小麦をはじめ、年間を通じて様々な農作物が栽培されている。 |
職員数 | 約200名(2024年4月現在) |
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