〈栃木県宇都宮市〉
産学官で取り組む、新たなまちづくり。
宇都宮市の挑戦。

  • 注)
    このページの掲載内容は取材当時のものです。

リコージャパン社員と宇都宮大学 地域デザイン科学部 都市計画研究室の皆様

賑わい創出
  • 持続可能な開発目標(SDGs)のロゴ
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

2022年開業予定のLRT(次世代型路面電車システム)敷設に向け、宇都宮駅の東口が大きく変わります。
リコージャパンも海老名でのまちづくりの経験を活かし、継続的に参画。未来に向かって動き出しています。

INTRODUCTION

栃木県・宇都宮市を中心とする宇都宮都市圏は、政令指定都市を除く都市圏として日本最大です。
東洋経済新報社が毎年公表しているランキングでは、人口50万人以上の全国28都市のうち5年連続で「住みよさ1位」を獲得。また、2019年7月には「SDGs未来都市」にも選定されました。

PROJECT STORY

まちづくり組織の参画から、「まちづくりの部署」の立ち上げ

宇都宮市とリコージャパンは、約3年前からまちづくり活動をスタートしています。
市職員の皆様に、リコーのまちづくりの原点である海老名を見学していただいたり、市長へのプレゼンなどを通して、リコージャパンのまちづくりへの取り組みを知ってもらう活動を着実に続けてきました。
一方で、県央まちづくり協議会(現・とちぎ圏央まちづくり協議会)に参画し、地方公共団体と民間が連携したまちづくりの取り組みを進めてきました。
そして、2018年10月。これまでのオフィスの課題解決の枠を超え、事業を通じた栃木の社会課題解決を目指して、リコージャパン栃木支社内に全国初の「まちづくりの部署」が誕生しました。
リコージャパンが持つサービスやノウハウを、地域の活性化に活かす活動を進めています。

宇都宮市とリコージャパンの
まちづくり活動の様子

宇都宮市とリコージャパンは、「企業」「大学」「行政」「スポーツ観光」「商業」「交通」の
6つの活動ポイントでさまざまなまちづくり活動を行なっています。

前述の内容を表した図

TOPICS

ボランティアポイントが生み出す、地域の活性化

宇都宮市でのボランティア参加をポイント化。貯まったポイントを特産品やバスカードに交換することで、市民の活動を活性化させることを狙ったボランティアポイントシステムの構築および運営業務を受託しました。
市民の行政参加、人口減少を背景とした地域での担い手の醸成、地域コミュニティ活性化、そしてポイント交換による地域経済の活性化を応援する仕組みを整えました。

スマートフォンアプリ
「宇都宮市 まちづくり活動 応援アプリ」

日本遺産で、多言語通訳ツールの実証実験

大谷(おおや)は日本遺産に選定されており、宇都宮市も観光の目玉として力を入れています。
そこで、宇都宮市と協力し、大谷(おおや)で観光客向けに「多言語音声ガイド」の社会実験を実施。ポスターやチラシの二次元コードをスマートフォンで読み込むことで、大谷(おおや)の歴史や観光施設の情報を日本語と英語で聞くことが可能となりました。国内外の観光客の理解促進および満足度のさらなる向上を目指しています。

日本遺産「大谷(おおや)石地下採掘場跡」

宇都宮大学様と共同で、LRT理解促進に向けた取り組み

宇都宮市では東西基幹公共交通として、 LRTの2022年運行開始に向けた整備工事が進行しています。
路面電車敷設の経験がない宇都宮市においては、LRTが入った交通空間や交通安全教育が非常に重要となります。
そこで、宇都宮大学 地域デザイン科学部 都市計画研究室と共同で、VR環境で体験できるコンテンツを作成し、市民への理解促進を図る取り組みを進めてきました。
現在では、市内の大型商業施設でたくさんの方に体験いただいています。

LRTが入った交通空間を体験できる
VRコンテンツ

REAL VOICE

新たな技術、サービスのまちづくりへの展開を期待します!

人口減少や高齢化など都市を取り巻く環境変化のスピードは速くなっています。
その対応策の一つがICTの活用です。社会の中に積極的にICTを取り入れていくことは、人々の暮らしを豊かに便利にしてくれます。
さらに宇都宮では、全線新設のLRT整備が進められており宇都宮を中心に交通が変わります。ICTと交通を組み合わせたまちづくりで、栃木を一緒に盛り上げていきましょう!

国立大学法人 宇都宮大学 地域デザイン科学部
社会基盤デザイン学科 助教、博士(工学)
長田 哲平 様

中長期的に腰を据えて取り組んでまいります!

北関東最大の都市である宇都宮市。今、宇都宮市は、ネットワーク型コンパクトシティへのまちづくりに取り組んでいます。
2022年に予定されているLRTの開通、また、それに伴う宇都宮駅周辺の再開発、そして「SDGs未来都市」としての取り組みなど、産学官民が連携してまちづくりを進めるべき時がやってきています。
リコージャパンが持つノウハウやサービス、そして地域のネットワークを活かしながら、宇都宮市の活性化の一翼を担っていきたいと思っています。

リコージャパン株式会社 販売事業本部 栃木支社
LA営業部 リーダー
仲野 順子

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