地元福岡で老舗の味を守りながら、新たなチャレンジを続ける株式会社ふくや様。同社では、コンパクト&高性能なA4カラーレーザープリンター「IPSiO SP C310」の導入により、各店舗でチラシやPOPをカラー出力できる環境を実現。個性豊かな各店の特徴を活かしながら、お客様により分かりやすくインパクトのある販促活動を展開しています。
福岡県の特産品の代名詞“辛子明太子”を、日本で初めて製造・販売した株式会社ふくや様。業界トップを行く老舗ブランドとして全国に多くのファンを持つ同社では、「確かな素材を吟味すること、製造から販売まで“安心・安全の品質”を徹底させること、より良いものをより安くご提供できるように“直営販売方式”を貫くこと」といった、創業者・川原俊夫様の信念を企業理念として、味づくりの心を今も変わらず受け継いでいる。そして明太子を通して豊かな食文化を創造するため、つねにお客様の声に耳をかたむけながらサービス向上に励んでいる。また、地域とのつながりをとても大切にしていることも同社の強いこだわり。
昨今、競合他社の販促活動が活発に展開されるなか、ふくや様では既存のファンを大事にしながらも特にに若い顧客層を新たに獲得するため、店舗ごとの販促活動をより効果的なものに革新したいと考えていた。
観光地、商業地、住宅街など立地条件の違う店舗ごとにお客様の層も異なり、おみやげ用、贈答用、家庭用など明太子の購買目的も様々。そうした売り方の違いに応じて、近隣へのポスティングや店頭配布に使うオリジナルのチラシを、各店舗で工夫しモノクロプリンターで作成していたが、“美味しさ”をビジュアルで表現することには限界があった。
世の中でカラーの印刷物が一般的になってきたなか、モノクロのチラシをポスティングした際、チラシの品質に対してお客様からクレームを受けた。これでは、せっかく築いてきた老舗ブランドのイメージを損なう可能性があった。
例えば、店舗側でカラーのチラシを使いたい場合、離れた場所にある本社に出向いて依頼する手間や、作成されたチラシの配送には2~3日が必要。仕上がりイメージに、若干のズレが生じることもあった。一方、本社から新商品のカラーのチラシなどを各店舗に送る際には、部数の振り分けや配送センターからの配送作業などの手間と時間を含め、必要以上のコストが発生していた。それらを踏まえ、日々お客様と接する現場では、よりタイムリーにインパクトのある販促ツールを作ることができる、自前の高性能なカラープリンターの導入を強く望んでいた。
各店舗で、それぞれの個性を活かしたチラシ・POP・DMをイメージ通りに作成するためには、身近で気軽に使えるカラープリンターが必要。高速印刷・高画質などの性能はもちろん、全店舗に配置するためには、コスト面やコンパクトさも重要なポイント。また、店舗ではプリンターの利用頻度が高く、チラシを作る際は一度に大量部数を出力するため、スピードだけではなく耐久性、メンテナンスのしやすさ、アフターサービスも大切な条件であった。
リコーのカラーレーザープリンターならではの高画質で、商品の写真を鮮やかに再現。“美味しさ感”が伝わるチラシ・POP・DMで、お客様の視覚に訴える効果的な販促活動が可能。例えば、明太子の新しい魅力を提供する「スパイシーシリーズ」の販促ツールでは、「ハバネロ」の赤、「ブラックペッパー」の黒、「マスタード」の黄色といった、商品の色合いを美しく再現。とくに若いお客様の目を引き、購買力を高めている。
カラーチラシやPOPはお客様の来店集客につながり、各店舗の売上げアップにも貢献。今後も継続的に訴求力のあるカラー販促ツールを活用していくことで、更なるブランドイメージの向上や売り上げアップにつながっていくと、ふくや様は確信している。
店舗で必要なカラーのチラシやPOPは、現場でイメージ通りに作成し、カラーレーザーならではの高速連続出力が可能。また、新商品を発売した際や全店舗共通の販促キャンペーン等は、本社でPOPを作り電子メールで各店舗に配布。現場で必要な時に速やかに出力して活用できる環境になった。今まで本部で行っていた販促ツール制作や出力作業をある程度、店舗に任せることで、配送作業の手間やコスト、タイムラグも軽減した。
「IPSiO SP C310」は廉価な価格設定で「カラープリンターは必要だが高価で手が届かないもの」というイメージを払拭し、各店舗に導入された。店舗スタッフ全員が気軽にプリンターを使用でき、簡単操作で消耗品の交換やメンテナンスも問題なく誰もがこなしている。
手狭な店舗もあるため、事務所の作業台やデスクの下など限られたスペースにスッキリ収まるコンパクトサイズも導入の決め手になった。前面ですべての操作が行えるのも好評だ。導入後、各店舗で安定稼働しており、信頼性の面でもご満足いただいている。なおリコーでは、24時間・365日、全国を網羅する万全の保守サービス体制を確立しており、万一の際も、よりスピーディーな機器の復帰をサポートする。
同社では営業戦略上、従来からカラープリンターの必要性を感じていた。しかし、それ以上に、店舗側のカラー化の強いニーズに本社が動かされ、現場スタッフのオリジナリティを活かして生産性や売上げを高めるため、A4カラーレーザープリンター『IPSiO SP C310』を導入していただいた。「現場には感性豊かな人材がたくさんいます。そんな個性的な各店舗の販促企画を活かすためには、印刷のカラー化が非常に重要なポイントだと考えました」(木村様)。
実際に店舗の方々にもお話を伺ったところ、機能面への評価に加え「なんといっても気軽にカラーが使えることが一番嬉しい。チラシやPOPを作るとき、まず自分たちが楽しくなりモチベーションが上がります」(本店・店長 長野様)との感想をいただいた。
また、ふくや様では、販促ツールやイベントなどの成功事例を各店舗間で情報共有し相互活用する企業風土がある。「よい事例は、会社全体で売り上げが伸びるチャンスです」(長野様)。今後の成功事例のなかで、リコーのカラーレーザープリンターもお役に立てる機会がありそうだ。
「これからは、各店舗のオリジナリティやアイデアを尊重しながら、さらにブランドとして統一感のある販促活動を行うことが大事になるでしょう」(木村様)。個性豊かなゆえに、今までイメージのばらつきがあった各店舗オリジナルの販促ツールの質を上げていくことが、今後の課題のひとつだという。そのために、本社でチラシやPOPの雛型を作成して共有フォルダに保存、データを各店舗が必要に応じてアレンジし、カラー出力できる環境づくりを進めている。
老舗のブランド力とITのスピードを活かし、新しいマーケット開拓にもチャレンジを続けるふくや様。私たちリコーは、ふくや様と商品の魅力がより多くのお客様に伝わるよう、カラーレーザープリンターの新しい活用法などをご提案し、サポートを続けていく。
各店舗の個性を活かした販促ツールを現場でスピーディーに美しく印刷したいというニーズに、コンパクトで高速・高画質の「IPSiO SP C310」はマッチしています。店舗スタッフが簡単に操作できるところもいいですね。また、ツール作成や機器のメンテナンスに関して本部の負担もかなり軽減されました。導入後、プリンターは安定稼動しており信頼性の面でも問題ありません。今後はリコーには、販促ツールをより簡単に高品質に作成できるシステムなど、私たちの業務にフィットするいろんな提案をしてもらえると嬉しいですね。
株式会社 ふくや
本ページに掲載されている情報は、2009年11月4日現在のものです。