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お客様事例 上越市教育委員会 学校教育課 様

上越市教育委員会学校教育課様 子どもたちを待たせない!ジェルジェットプリンターが教育現場で大活躍

教育現場に深く浸透しているICT *。子どもたちがパソコンを使って調査やレポートを行うのもそのひとつだ。 子どもたちの作品や学習資料を、待たせることなく出力したい。その要望を実現しているのが、リコーのジェルジェットプリンターである。
  • *Information and Communication Technologyの略

導入の背景

ICT活用が進む教育現場に必要不可欠なカラープリンター

新潟県の南西部、日本海に面した豊かな自然を有する上越市。人口20万人を超える上越市は、古くから北陸の交通、物流の要所として栄え、戦国武将・上杉謙信の居城である春日山城があったことでも有名な土地だ。
上越市は学校教育へのICT活用を積極的に進めており、学校内へのLANの施設はもちろんのこと、市内の全小中学校に電子黒板も導入されて、実際に従来の黒板と電子黒板を併用した授業が始まっている。急速なインターネットとICTの普及により教育現場も大きく変わりつつあり、小学校・中学校でのICT活用も私たちの想像以上だ。動画を織り交ぜた教材を電子黒板に映し出し、そこに書き込みをしながら進められる授業は非常にわかりやすく、子どもたちの理解も深まる。これらの自作教材は上越市教育支援システムに集約され、市内の教員はダウンロードして、授業に利用できるようになっている。
また、家庭にパソコンが普及したことで子どもたちのパソコン操作のスキルも上がり、子どもたちが自分で調べた情報を表計算ソフトでまとめてグラフ化したり、写真を取り込んでレポートにまとめたりといったことが授業の中で日常的に行われているのだ。体育祭のポスターなども子どもたちがパソコンで作り、分割印刷で大きなポスターとして出力している。
「子どもたちがパソコンを使って作品や学習資料を作る機会が増え、その印刷量はどんどん増えています。子どもたちが自分の手で作った作品は、カラーでプリントして持たせたい。そのためには、高速に出力できるカラープリンターが必要でした」(上越市教育委員会 学校教育課 指導主事 藤田賢一郎様)


上越市教育委員会
学校教育課
指導主事 藤田賢一郎様

課題

タフでコストが安く、速く印刷できるプリンターを1台でも多く設置したい

上越市教育委員会学校教育課では、平成17年度にコンピューター環境の整備を行う際、各校に希望を募ったところ、プリンターに対する要望が多くあがったという。それらの要望を集約した結果、「子どもの作品や学習資料を速く、コストを安く出力したい」(藤田様)という声が多く、その要望にあうプリンターを導入することとなった。
子どもたちが作品をプリントする場合、“待たせない”ことも重要だ。プリンターが1台しかないと、子どもたちが集中してプリントした時に待ちきれなくなって、プリントを何度も行う子どもも出てくる。このような問題を解決するためには、高速なプリンターをできる限り数多く設置することが望ましい。「導入コストの高いプリンターを1台導入するよりは、低コストに導入できるプリンターを4台導入した方がいい」という藤田様。また、レーザープリンターを導入した場合、中規模校では感光体を年2回、定着ユニットも年に1回程度の頻度で交換することになる。導入コストはもちろんだが、メンテナンスにかかるコストも重視された。
その場で作ったものをプリントする授業の場では、故障がないことも重要だ。「最終的には、タフでコストも安く、速く印刷できるプリンターを機種統一して導入することになりました」と藤田様。上越市教育委員会学校教育課では同時に校務の情報化も進められ、指導要録なども電子化し印刷して活用することになった。指導要録の学籍の記録は印刷してから20年間保管する必要があり、プリンターには高い耐候性も求められる。これらの要望にかなうのが、比較的低コストに導入でき、耐久性、耐候性に優れたジェルジェットプリンターだった。

解決

子どもたちの作品出力にジェルジェットが活躍


IPSiO GX 7000

上越市教育委員会学校教育課では平成18年度から市内に76校ある小中学校にジェルジェットプリンターの導入を開始し、平成21年度末までに22校ある中学校への導入が完了する。また、小学校への導入も着々と進んでいる。平成21年度までに上越市内の小中学校に導入されたジェルジェットプリンターはA4機が209台、A3機が31台、合計240台。これらのプリンターが、子どもたちに活用されている。
上越市立城西中学校も、ジェルジェットプリンターが導入された学校のひとつ。以前はインクジェットプリンターが1台しかなかったという同校のコンピューター室には、A4機の「IPSiO GX 5000」4台が生徒の出力用として、A3機の「IPSiO GX 7000」1台が指導教員のパソコン出力用として設置されている。
コンピューター室の稼働率は高く、理科、技術・家庭科、総合学習、学級活動などで使われる。他の教科でも必要に応じて使われるコンピューター室は、15クラスで取り合うような状態だという。
同校では、2年生が予定している修学旅行先の写真や情報をまとめた事前学習資料を作成するなど、生徒がパソコンを使ってさまざまな学習を行っている。「このような資料を事前に作ってから旅行に出かけることで、目的意識や目標が高まります」というのは、城西中学校教諭の工藤寛之様。コンピューター室のパソコンで修学旅行の訪問先の写真を探し、レポートに貼り付けるためにプリントするといったことにもジェルジェットプリンターは活用されているという。また、校内の写真を撮り、コメントを付けたレポートをパソコンで作成するといった授業も行われていて、「このように自分の手で作った作品をカラーで印刷して生徒の手に持たせたかった」という工藤様。「以前は印刷コストの問題や、プリントに時間がかかる、プリンターの台数に制約があるといった問題で生徒達にカラーで自分の作品を持たせられなかった」(工藤様)。その問題も、ジェルジェットプリンターを導入することで解消できたという。同校では、故障もなく、子どもたちを待たせることなくプリントすることができるようになったことが高く評価されている。

今後の課題

今後もプリント量が増加する教育現場で

教育現場ではICTの利用が浸透し、子どもたちのパソコンスキルも年々高まっていて、今後もプリントニーズの増加が予想されている。「欲を言えば、プリンターは各階に1台とか、教室に1台あると嬉しい」という工藤様。「学級通信も写真がふんだんに使われているので、カラー刷りの学級通信を生徒に渡したいのですが、レーザープリンターではコスト的に難しい」(工藤様)。レーザープリンターではコストの問題で生徒全員にカラーの学級通信を持たせることはできないため、低コストのジェルジェットプリンターでこれが実現できればとのこと。電子黒板と連動した教材をプリントするニーズもあり、教室にプリンターが欲しいという要望は他の学校でもありそうだ。また、生徒達のパソコンスキルがさらに上がれば、生徒のプリントに対する要望もますます高まるだろう。
「今後電子黒板の活用が広まると、各教室にパソコンを置きたいという要望も出てくるでしょう。そうなるとプリンターを入れたいという要望も出てくることが予想されます」と教育委員会の藤田様。ジェルジェットプリンターの価格と性能ならば、このような増加するプリントニーズに対応が可能になるかもしれないとのこと。


上越市立城西中学校
教諭 工藤 寛之様

お客様の声

「封筒印刷など、教育員会でもジェルジェットを活用しています」

上越市教育委員会 学校教育課 指導主事 藤田賢一郎様

教育委員会ではレーザープリンターとジェルジェットプリンターを並べて併用していますが、ジェルジェットで重宝しているのが封筒の印刷です。教育委員会では企業や文科省へ文書を出すために封筒を印刷することも多く、レーザープリンターでは難しい封筒印刷にジェルジェットプリンターが活躍しています。封筒や指導要録、通知表、入学者名簿を長尺用紙にプリントするなど、教育関係では多量・多用なプリントニーズがあるので、ジェルジェットプリンターの活用範囲も広いのではないでしょうか。
用紙コストを削減するためにほとんどが両面印刷されることから、両面印刷での紙詰まりがほとんどないジェルジェットプリンターを好んで使う人も徐々に増えています。

お客様プロフィール

上越市教育委員会学校教育課

  • 業務内容: 上越市の学校教育及び学校管理に関する事項の指導や助言
  • 職員数: 32名(臨時職員含む)
  • 所在地:新潟県上越市下門前593番地
  • URL:http://www.jecomite.jorne.ed.jp
  • 導入機器・サービス:IPSiO GX 5000、IPSiO GX 7000

本ページに掲載されている情報は、2010年5月11日現在のものです。

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