お客様をお待たせしない電話環境の導⼊と、社員のストレス解消で 攻めの経営思想へ邁進!
⽩川商店様は、福島県郡⼭市を拠点に、⾦属スクラップのリサイクルや産業廃棄物の適正処理の⼀翼を担う中間処理会社です。持続可能な社会の実現に向けて環境規制が⾼まり、中間処理会社に求められる役割が変化するなか、社員⼀⼈ひとりのパフォーマンス向上に向けて、社内のコミュニケーション基盤を再構築されました。この背景や効果について、代表取締役の橋本裕様にお話を伺いました。
社⻑と責任者はPHS内線電話と携帯電話の混在環境に、そして事務所社員は 電話取次業務にストレスを感じていた。
「資源リサイクルの中間処理企業のトップに求められる役割は、社会の変化とともに変えてゆく必要があると考えています。お客様を待つ姿勢から、⾃らがお客様の現場に⾏き、現場を知り、状況把握することが重要です。
現場を知っていると、社員からの報告や指⽰がスムーズに⾏えるうえ、お客様との会話も変わり、ビジネス全体への対応が積極的で幅広いものになります。⾃分⾃⾝が現場へ⾏く機会が増えたため、外出中でも仕事の効率化が図れる仕組みを作りたかったのです。」(橋本様)
①敷地内の遮蔽物によりコードレス電話機の電波が届かない。
「資源の受け取り業務では、現物確認担当者、計量担当者、事務所内の記録担当者との間で、計測結果などの共有にリアルタイムの通話⼿段が必要となります。また、加⼯済み処理資材の搬出⼯程でも、過積載防⽌のため、クレーンのオペレーターと事務所社員との通話が必須となります。どちらのケースでも社屋や資材などの遮蔽物により、コードレス電話機の電波が届かず、スムーズな作業の弊害となっていました。」(橋本様)
②作業責任者はコードレス電話機と携帯電話の2台を常に持ち、使い分けている。(端末管理・故障紛失リスク)
「私がお客様先から作業責任者に指⽰を出したい時も、事務所を通した『伝⾔ゲーム』に陥っていたケースもありました。この対策として責任者には携帯電話を渡しましたが、コードレス電話機と携帯電話の2台持ちの状態となり、電話対応が煩わしい上に端末管理がストレスになっていたことも確かです。」(橋本様)
③お客様をお待たせしたうえ、社員の⽣産性も低下。
「また、お客様から電話をいただいた時も、コードレス電話機が電波遮断でつながらず、広い敷地内を探し回るなど、お客様を⼤変お待たせすることになっていました。⼤切なお客様にご迷惑をおかけした上に、電話取り次ぎをする社員の業務中断による⽣産性の低下も発⽣していました。」(橋本様)
コストを抑え、効果的なソリューションを提案
「三英堂事務機とリコーからは、2パターンの提案がありました。ひとつは、アンテナ増設により敷地内どこでもコードレス電話機がつながるようにするシステムです。敷地内で細かく電波状況を測定し、必要なアンテナ数の割り出しをしてもらいました。しかし、隅々まで快適に通話できる環境にするには、かなり⾼額のシステムになることがわかりました。その結果を踏まえ、いただいたもう⼀つの提案は、携帯電話回線を利⽤するシステムです。携帯電話機を社内システムの内線としても使⽤して、使い勝⼿もよく、設備投資が抑えられる提案でした。当社の課題の解決につながる最適なシステムだと思い、導⼊を決定しました。」(橋本様)
シームレスなコミュニケーション環境を実現
⽩川商店様では、携帯電話回線を利⽤したビジネスホンシステムを導⼊したことで、お客様をお待たせしない環境が実現しました。また、電話がつながらないことや、責任者の端末2台持ちの不便さに対する社員のストレスも解消され、外出先からでも社内とスムーズなコミュニケーションが可能になりました。
「導⼊時は、携帯電話回線の利⽤ということで、通信コストの増加も気になりましたが、料⾦に⼤きな変化はありませんでした。電話やパソコンは、ビジネスの基盤となるインフラだと思います。会社がきちんと⼟台固めをしておかなくては、社員が業務遂⾏にどんなに良いパフォーマンスを発揮してくれても結果につながりません。今回は、そのためのいい基盤が作れたと思います。」(橋本様)
リコーは、今後もお客様のニーズに的確にお応えし、働き⽅改⾰と⽣産性の向上に貢献してまいります。
お客様情報
■ お客様会社名称:株式会社 ⽩川商店 様
■ 所在地:福島県郡⼭市⽥村町下⾏合字⽥ノ保下1番地の23
■ 設⽴:1951年7⽉
■ 事業内容:製鋼原料および⾮鉄⾦属の収集・加⼯処理・販売
産業廃棄物の収集運搬・中間処理
販売店情報