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株式会社 KDC様

お客様事例紹介

請求書などのプリント事業。その厳しい要求を満たすシステムとして選ばれたInfoPrint 5000。

InfoPrint 5000
作業が倍のスピードではかどるようになり、
プロセスの改善などに時間を割くことが
可能に。

帳票印刷のトータルソリューションを提供する株式会社KDC 様は、フルカラー・バリアブル・データ・プリントの分野でもとりわけ厳しい条件が課せられる請求書のプリントにおいて、業界をリードする存在。
このたび導入されたInfoPrint 5000フルカラー・プリンティング・システムが、事業成長の推進力として貢献しています。

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カラー印刷のクオリティを満たし、同時にスピード化を実現

西山 一弘 様
DPM(データプリント・
メーリング) 事業部長
西山 一弘 様

1970 年の設立以来、情報処理サービス、ソフト開発・運用などを中心に事業を展開してきた株式会社KDC 様。情報・通信大手企業からのユーザー向け請求書のプリント・発送代行など、重要業務の受託をはじめとし、多くのクライアント様から、アウトソーサーとして高い評価を受けています。

KDC 様では請求書などのドキュメント印刷に、従来からフルカラー・プリンターを活用してきました。カラープリントの品質には満足していたものの、スピード面での事業拡張性に課題を感じていたといいます。業務を統括するDPM(データプリント・メーリング)事業部の西山事業部長は、「当社が受託している業務には、スピードが要求されます。カラープリントの品質を満たしながら、我々が求めるスピードを達成するシステムを探していました」と語ります。「思い描いていたとおりのプリンティング・システムであるInfoPrint 5000 に出会った時期が、ちょうど我々の投資タイミングと合致したのです。最終的には、用紙走行スピード最大64m/ 分の仕様を、最大128 m/ 分にアップグレードできる点がInfoPrint5000 採用の決め手となりました」(西山事業部長)

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InfoPrint 5000をわずか2カ月で導入

桝井 保志 様
DPM(データプリント・
メーリング) 事業部 部長
桝井 保志 様

KDC 様がInfoPrint 5000 フルカラー・プリンティング・システムを導入したのは、2008 年11 月末。翌年2 月に稼働させることを目標に、わずか2 カ月ほどでの導入スケジュールが組まれました。既存のフルカラー・プリンターをバックアップ機として併用することが決まっており、新システムの導入にあたっても、オペレーターの任意で新旧どちらのシステムでもプリント処理が可能になる環境が求められました。「こうした条件での導入というのは、いざ蓋を開けてみると難しい面もありました。また、年末年始の2 カ月で新たなシステムを作るというのは、無謀とも言えるスケジュールだったと思います。そんな中、遅延無く導入できたのは素晴らしいことでしたし、リコープロダクションプリントソリューションズ・ジャパン(以下RPPS-J)の対応力に非常に満足しています」(DPM 事業部 桝井部長)

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バーコードのプリントを中心に3週間の厳しいテストを実施

新システムの本格稼働に先立ち、3 週間ほど費やして徹底的なテストが行われました。「従来機と比較したプリント品質、インクの吸収・乾燥、圧着ハガキの精度など、さまざまな側面から検証しました。特に神経をつかったのがGS1-128(旧称UCC/EAN128)という規格のバーコード・プリントの精度について。これは、解像度が300dpi 以上ないとプリントできないものなのですが、RPPS-Jには1,000 パターンもの読み取りテストを実施してもらいました。請求書にプリントするバーコードは、コンビニなどでの料金収納代行サービスで使われる情報なので、万一読み取り不良などがあれば、ユーザー様がその場で支払いできないといった事態になりかねません。バーコードのプリントについては、とりわけ慎重にテストを重ねました」(桝井部長)

また、西山事業部長は次のように述べています。「顧客データの管理を徹底することと同様、バーコードについても、いかなるミスも許されません。料金収納代行のための請求書は、バーコード・プリントが正確であること。これが条件です。クライアントにとっては、ユーザー様からの料金回収が1 日遅れただけで、運用益が大きく異なってくるわけですから。セールスプロモーションツールなどの印刷と、帳票のプリントの大きな違いはそこにあると考えています」

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トランス・プロモ* も見据え、一歩先のプリント市場へ

田村 寛彰 様
DPM(データプリント・
メーリング) 事業部 生産部門
田村 寛彰 様

本格的な運用がスタートして数カ月、すでに大きなメリットが生まれています。「InfoPrint 5000 は操作しやすく、作業効率が格段に向上しました。またRIP 処理もスピードアップしています。従来なら1 日かけていた作業を半日で終え、ISO対策や作業工程の見直しなどに時間を割くことができるようになりました」(田村氏)。「作業の効率化にしても時間短縮にしても、我々が当初もくろんだとおりの成果が出ており、クライアントのご要望にお応えするための処理時間を担保できるようになったことも大きな収穫です」(西山事業部長)

InfoPrint 5000 を活用した今後の事業展開について、生産部門の田村氏は「運用だけでなく保守やメンテナンスも自社内で対応し、トラブル対応時間を極力減らす努力をすることで、お客様サービスを向上させたい」と考えています。そうした基盤の上に、「トランス・プロモなどの可能性を見据えた新たなビジネスを開発していきたい」(桝井部長)、「我々の印刷技術の充実に向けては、市場の成熟期にきちんとタイミングが合うように日ごろから準備していますが、アウトソーサーである我々には市場そのものを開拓して駆り立てるパワーは多くないので、RPPS-Jとのコラボレーションにはその点も期待しています」(西山事業部長)と、InfoPrint 5000 およびRPPS-Jとともに歩む将来の展望をお話いただきました。

  • *トランス・プロモ:請求書などの帳票に個々のお客様に合ったテキスト・画像などの情報や広告を入れ、企業と顧客との有効・効果的なOne to One コミュニケーションのツールとして活用する手法。

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お客様のご紹介

株式会社KDC

お客様名: 株式会社KDC
事業内容: 情報処理及び情報提供サービス、
ソフトウェアの開発・設計・作成・保守など
従業員数: 197 名(平成21 年4 月1 日)
設立: 1970 年(昭和45 年)4 月15 日