チャージユニットにより感光ドラムの表面全体に均一に帯電させる工程。
チャージの種類
+チャージ: セレンドラム(最大印字数:約2,000Kページ)
-チャージ: OPC(Organic Photoconductor)ドラム(最大印字数:約100Kページ)
コロナ放電
オゾンO3の発生により異臭がするため防臭フィルターを付ける。
レーザービームやLED(Light Emitting Diode)で、印刷データのパターンを帯電した感光ドラムに照射し電気的潜在画像(逆像の不可視画像)を感光ドラム表面に形成する工程。
電気的潜在画像
光の照射された部分の電荷がグランドに落ち、見かけ上非画像部分と逆の電荷が発生したようになる。この部分にトナーが付着することになる。
ディベロッパーユニットで、トナーを攪拌しながら感光ドラム表面に形成された潜在画像に付着させる(逆像の可視画像が感光ドラム上に形成される)工程。
トナーの種類
+チャージタイプ:+チャージ型感光ドラム(セレン)用
-チャージタイプ:-チャージ型感光ドラム(OPC)用
極性の違ったトナーを使用すると、トナーが機械内部に飛散し放電火花が出る可能性がある。
ディベロッパーについて
トナーの乗った感光ドラム表面のそばを用紙が通過するとき、用紙の裏からチャージャーで逆電荷をかけることにより感光ドラム上のトナーを用紙に転写する(正像)工程。
トナーの転写効率
用紙上に転写されるトナーは約85%で、残りは感光ドラム上に残留トナーとして残る。
用紙上に転写したトナーを用紙に定着(または融着)する工程。
定着の種類
用紙に転写しきれなかった感光ドラム上の残留トナーを除去し、次ページの印刷の準備をする工程。
残留電荷除去
残留トナー除去
トナー
カーボン及びプラスチック等の微粉を交ぜ合わせた黒色の微粒粉でインクに相当するもので、熱融着タイプとフラッシュ定着タイプの2種類がある。
ディベロッパー
銅鉄製のビーズに特殊なコーティングをしたもので、トナーと混ぜ合わせて用い、トナーの微粉状を保ちながら送る役割りをする。
フューザー・オイル
熱融着ローラに塗り用紙のローラからの剥離をスムーズに行うオイル。
オイラー・ベルト
ヒューザー・オイルを均一に塗布するベルト。高速タイプに多い。
フィルター
熱融着ローラ部分の排熱で、トナー/デベの外部への排出を防ぐ。
クリーニング・ブラシ
余分なトナー/デベを除去しドラムをたえずクリーンに保つ。
感光ドラム
ビームを受ける像をつくるドラム。3831用ドラムは有機光半導体(O.P.C)で安価で廃棄が容易。(不燃物)