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5557, 557x, 558x シリーズのMetaFrame XP環境での動作状況に関して

1. 評価結果概要

問題点/懸案点等は確認されませんでした。(ただし、「2.注意事項」、「3.使用上の制限事項」、「4.Citrixユニバーサルプリンタ・ドライバーの使用について」を除きます。)

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2. 注意事項

MetaFrame環境での使用に関する注意事項は下記のとおりです。

(1)プリンター・ドライバー

プリンター・ドライバーは、「5. 動作確認機種およびドライバー」に記載されたバージョン以降のドライバーをご使用下さい。
クライアント側がWindows® 2000の場合、サーバー側/クライアント側ともに、同じバージョンのサービス・パックを適用し、同じバージョンのプリンター・ドライバーをご使用ください。
クライアント側がWindows XPの場合、サーバー側/クライアント側ともに、同じバージョンのプリンター・ドライバーをご使用ください。

(2) ドライバーのインストールについて

プラグアンドプレイでドライバーがインストールされると、導入済みの上記ドライバーが、Windowsに同梱されているドライバーで上書きされてしまう場合があります。この場合には、一旦プラグアンドプレイでインストールされた後、再度上記のドライバーをインストールして使用して下さい。

(3)自動作成されるクライアント・プリンターへのクライアント側設定の反映について

クライアント・プリンターの自動作成時、クライアント側のプリンター設定は一部の項目/値を除き、自動作成されるクライアント・プリンターに反映されません。反映される項目は以下のとおりです。
なお、Windows 2000/XPクライアントに関して、下記の項目は全て「印刷設定」の項目です。「プロパティ」の設定項目は反映されません。

ドライバー Windows2000/XPクライアント
設定項目 設定値
5577-W02
*4
(1)「レイアウト」-「印刷の向き」 縦/横
*1 (2)「用紙/品質」-「トレイの選択」-「給紙方法」 自動選択/単票/トラクター/トラクター(上下余白無し)/プリンター設定/プリンター設定(上下余白無し)
*2 (3)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「用紙サイズ」 A3/A3横/A4/A4横/A5/A5横/B4/B4横/B5/B5横/ Letter/Letter横/はがき/はがき横
(4)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「部数」 部数指定
(5)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「部単位」 チェックあり/チェックなし
5589-K20
(PAGES)
(1)「レイアウト」-「印刷の向き」 縦/横
*3 (2)「レイアウト」-「両面印刷」 なし/長辺を綴じる/短辺を綴じる
*1 (3)「用紙/品質」-「トレイの選択」- 「給紙方法」 自動選択/自動カセット選択/前面給紙トレイ/第1給紙カセット/第2給紙カセット/第3給紙カセット
*2 (4)「詳細設定」-「用紙/出力」 - 「用紙サイズ」 A3/A4/A5/B4/B5/Legal/Letter/はがき
(5)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「部数」 部数指定
(6)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「部単位」 チェックあり/チェックなし
(7)「詳細設定」-「グラフィックス」-「TrueTypeフォント」 ソフトフォントとしてダウンロード/デバイスフォントと代替
5589-L36
(Windows)
(1)「レイアウト」-「印刷の向き」 縦/横
*3 (2)「レイアウト」-「両面印刷」 なし/長辺を綴じる/短辺を綴じる
*1 (3)「用紙/品質」-「トレイの選択」- 「給紙方法」 自動選択/自動カセット選択/前面給紙トレイ/第1給紙カセット/第2給紙カセット/第3給紙カセット
*2 (4)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「用紙サイズ」 A3/A4/A5/B4/B5/Legal/Letter/はがき
(5)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「部数」 部数指定
(6)「詳細設定」-「用紙/出力」 -「部単位」 チェックあり/チェックなし
(7)「詳細設定」-「グラフィックス」-「印刷品質」 300x300 dpi/600x600 dpi
(8)「詳細設定」-「グラフィックス」-「TrueTypeフォント」 ソフトフォントとしてダウンロード/デバイスフォントと代替
ドライバー Windows98SE/Meクライアント
設定項目 設定値
5577-W02
*4
(1)「用紙」-「印刷の向き」 縦/横
*1 (2)「用紙」-「給紙方法」 単票/トラクター/トラクター(上下余白無し)/プリンター設定/プリンター設定(上下余白無し)
*2 (3)「用紙」-「用紙サイズ」 A3/A3横/A4/A4横/A5/A5横/B4/B4横/B5/B5横/ Letter/Letter横/はがき/はがき横
5589-K20
(PAGES)
(1)「用紙」-「印刷の向き」 縦/横
*1 (2)「用紙」-「給紙方法」 自動カセット選択/前面給紙トレイ/第1給紙カセット/第2給紙カセット/第3給紙カセット
*2 (3)「用紙」-「用紙サイズ」 A3/A4/A5/B4/B5/Legal/Letter/はがき
*3 (4)「詳細設定」-「用紙/出力」-「用紙サイズ」 なし/長辺で裏返す/短辺で裏返す
(5)「用紙」-「部数」 部数指定
5589-L36
(Windows)
(1)「用紙」-「印刷の向き」 縦/横
*2 (2)「用紙」-「用紙サイズ」 A3/A4/A5/B4/B5/Legal/Letter/はがき
*3 (3)「詳細設定」-「用紙/出力」-「用紙サイズ」 なし/長辺で裏返す/短辺で裏返す
(4)「用紙」-「部数」 部数指定
(5)グラフィックス」-「解像度」 300 dpi/600 dpi

MetaFrameの通常の動作では、自動作成されるクライアント・プリンターへの設定変更は保存され、次回ログオン時には復元されます。従って、上記の設定反映は最初のMetaFrameサーバーへのログオン時に有効です。ただし、Citrix管理コンソールの「プリンターの管理」ノードの「プロパティ」を選択し、「プリンター」タブで「ログオン時にプリンター設定を更新する」という項目をチェックしている場合、ログオンする度に、上記項目がクライアント側の設定により更新されます。それ以外の項目は前回ログオン時の状態が保持されます。
「ログオン時にプリンターの設定を更新する」を無効にした状態で、自動作成されるクライアント・プリンター側の設定を変更し、ご使用されることを推奨いたします。

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*1 給紙方法

1. 5589-L36専用モード・ドライバーにおける給紙方法の反映

5589-L36(Windows)では、クライアントがWindows 98SE/Meの場合、「用紙」-「給紙方法」の設定値は、反映されません。「自動カセット選択」(UI上/印刷上)で処理されます。

2. 「プロパティ」設定値と給紙方法の関係

5589-K20(PAGES)、5589-L36(Windows)において、自動作成されるクライアント・プリンター側に、Windows 2000/XPクライアント側の「用紙/品質」-「トレイの選択」-「給紙方法」の「第2給紙カセット」、「第3給紙カセット」を反映させる場合、あるいは、5589-K20(PAGES)において、自動作成されるクライアント・プリンター側に、Windows 98SE/Meクライアント側の「用紙」-「給紙方法」の「第2給紙カセット」、「第3給紙カセット」を反映させる場合、自動作成されるクライアン・トプリンターの
「プロパティ」-「インストール可能なオプション」-「第2給紙カセット」
「プロパティ」-「インストール可能なオプション」-「第3給紙カセット」 を「あり」に設定しておく必要があります。
設定されていない場合には「自動カセット選択」(UI上/印刷上)で処理されます。

3. 給紙方法と用紙サイズの関係

Windows 2000ドライバーには、給紙方法と用紙サイズの組み合わせに制約があり、印刷設定ではサポートされない組み合わせがありますが、自動作成されるクライアント・プリンターにはそれらの組み合わせが渡される場合があります。たとえば、クライアントがWindows 98SE/Meの場合、あるいはWindows 2000/XPで、Winodwsで標準的にサポートされていない用紙サイズを指定した場合です。その際には用紙サイズが優先されます。給紙方法はその用紙サイズをサポートする給紙方法で自動的に処理されます。
用紙サイズにより、下記の通り処理されます。
5589-K20(PAGES)、5589-L36(Windows)では、「自動カセット選択」で処理されます。
5577-W02では、「単票」、「トラクター」のいずれかで処理されます。

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*2 用紙サイズ

用紙サイズは、すべてのサイズが反映の対象になりますが、正しく反映されるのはWindowsで標準的にサポートされているサイズのみです。それ以外のサイズは、ユーザーが定義したフォームを含め、正しい用紙サイズに対応するとは限りません。

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*3 両面印刷

5589-K20(PAGES)、5589-L36(Windows)において、自動作成されるクライアント・プリンター側に、Windows 2000/XPクライアント側の「レイアウト」-「両面印刷」の「なし」、「長辺を綴じる」、「短辺を綴じる」を反映させる場合、あるいはWindows 98SE/Meクライアント側の「詳細オプション」-「両面印刷」の「なし」、「長辺で裏返す」、「短辺で裏返す」を反映させる場合、自動作成されるクライアント・プリンターの「プロパティ」-「インストール可能なオプション」-「両面印刷ユニット」を「あり」に設定しておく必要があります。
設定されていない場合には、片面印刷で処理されます。
なお、「プロパティ」の設定は反映されないので、「両面印刷」の設定は、サーバーへの初回ログオン時には有効となりません。

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*4 555xシリーズに関して

5557-H02、5557-G02に対しては、設定項目/設定値の名称が異なる場合がありますが、対応する項目名/項目値に読み替えてください。

(4)クライアントのネットワークプリンターの自動作成に関する注意事項

クライアントで作成したネットワークプリンターは、MetaFrameサーバーへのログオン時に自動作成されますが、自動作成されるクライアント・プリンターへの設定変更はセッション内でのみ有効です。
クライアントで作成したネットワークプリンターをご使用の場合には、MetaFrameサーバーにネットワークプリンターを作成、またはプリントサーバーをインポートして自動作成しご使用されることをお勧めします。
また、クライアントで作成したネットワークプリンターを「通常使うプリンター」に設定し、MetaFrameサーバーにログオンした場合、自動作成されるネットワークプリンターが「通常使うプリンター」に設定されない場合があります。この場合には、手動で設定してください。

(5)公開アプリケーションでのクライアント・プリンターの使用について

MetaFrameサーバーで、特定のアプリケーションのみ「公開アプリケーション」の指定で公開する場合、プリンターへの設定変更の保持はアプリケーションの処理によります。そのため、クライアント側プリンターの設定が、必ずしも自動作成されるクライアント・プリンターに反映されるとは限りません。また、自動作成されるクライアント・プリンターへの設定変更は通常は保持されません。必ず設定を確認のうえご使用ください。

  • Microsoft、Windows、およびWindowsのロゴは、米国ならびに他の国における Microsoft Corporationの商標。
  • 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。