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【5分でわかる】Excelファイルの共有方法を紹介!注意点から解除方法まで解説します

Excelファイルの共有方法とは

Excelのファイルを複数人で閲覧・編集したいけれど、共有方法がわからず悩んでいませんか。共有設定しても、機能が制限されたり、同時編集ができなかったりと、思うように動作しないケースもあるかもしれません。

本記事では、バージョンごとのExcelファイルの共有方法や注意点、トラブル解決法を紹介します。記事を読めば、Excelファイルの共有に関する悩みが解決し、効率的な共同作業が実現できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

目次

Excelファイルの共有方法

Excelのファイル共有は、複数人でファイルを閲覧・編集する際に便利な機能です。まずは、Microsoft 365・Excel 2019以降とExcel 2007〜2016の、バージョンごとの具体的な共有方法を紹介します。

Microsoft 365・Excel 2019以降の場合

Microsoft 365やExcel 2019以降では、以下の手順で共有関連のボタンをリボンに追加し、ファイルを共有します。

  1. Excelブックを開き、[ファイル]タブ→[オプション]または[その他]-[オプション]を選択
  2. [リボンのユーザー設定]→[メインタブ]から[校閲]-[保護]を選択
  3. 新規作成したグループを選択し、[名前の変更]でグループ名を設定
  4. コマンドの選択で[すべてのコマンド]を選択し、必要なコマンドを[追加]後、[OK]をクリック
  5. 共有するExcelブックを開き、[共有]タブ→[ブックの共有]ボタンをクリック
  6. [共有]ダイアログボックスで[共有]ボタンをクリックし、共有相手のメールアドレスを入力

Excel 2007〜2016の場合

Excel 2007〜2016では、以下の手順でファイル共有を設定します。ただし、事前に共有したいExcelブックをほかの閲覧・編集者もアクセスできる場所にアップロードしておく必要があります。

  1. 共有したいExcelブックを開き、[校閲]タブ→[ブックの共有]アイコンをクリック
  2. 「新しい共同編集機能ではなく、以前の共有ブック機能を使用します。」にチェックを入れ、[OK]をクリック
  3. 「ブックがいったん保存されます」のダイアログボックスが表示されたら、[OK]をクリック
  4. ブックの名前の欄の横に「共有」と表示されれば、共有設定は完了

以上の操作でExcelファイルが共有可能になります。自社のバージョンに該当する方法で進めてみてください。

ファイル共有の注意点

Excelのファイル共有は便利な機能ですが、機能の制限と同時編集ができないという2つの注意点があります。

機能が制限される

共有設定を有効にすると、以下の機能が制限されます。

  • マクロ
  • 名前の変更
  • 条件付き書式の追加
  • 表の作成または挿入
  • セル範囲(行全体や列全体は可)の挿入または削除
  • グラフやピボットグラフレポートの作成または変更
  • 図やその他のオブジェクトの挿入または変更
  • 描画ツールの使用
  • ハイパーリンクの挿入または変更
  • スレッド化されたコメントの追加

これらの機能を使用するためには、共有設定の解除が必要です。解除すれば、通常通りにすべての機能を利用できます。共有したい場合は、再設定を忘れないようにしましょう。

同時編集ができない

共有設定を有効にしても、同時編集はできません。自分以外のユーザーが編集中の場合「〇〇は現在編集中のためロックされています。変更はできません。」というメッセージが表示され、作業終了を待つ必要があります。

スムーズな運用のためには、以下のようなルールを設けて周知しておくとよいでしょう。

  • 自分が編集しているセルをハイライトする
  • 共有するファイルの範囲を限定する

ファイル共有を活用する際は、機能の制限や同時編集ができない注意点を理解したうえで、適切な運用の周知徹底が重要です。

Microsoft 365やExcel 2019以降なら「共同編集」が便利

Microsoft 365やExcel 2019以降では「共同編集」機能を利用することで、複数人での作業がより便利になります。

「共同編集」とは、OneDrive(マイクロソフト社のクラウドストレージサービス)などにアップしたExcelファイルを、ほかのユーザーと一緒に開いて作業できる機能です。

具体的なメリットと設定方法について解説します。

共同編集のメリット

共同編集の最大のメリットは、変更箇所が数秒で反映される点にあります。これにより、お互いの編集内容をほぼリアルタイムで確認しながら作業を進められます。また、リンクを共有するだけで、社外の人とも共同作業が可能です。

ただし、リンクを知っている人は誰でもデータを編集できるため、セキュリティ面での注意が必要です。利用ルールを周知し、適切な共有範囲の設定やパスワードの設定などで不正利用を防止しましょう。

共同編集の設定方法

共同編集の設定は、以下のとおりです。

  1. Excelの画面右上にある[共有]をクリック→メニューから[共有]を選択
  2. 登録済みのOneDriveが表示されるので、共有したいExcelデータのアップロード先を選択
  3. リンクの送信先を選択
  4. 共通のOneDriveを使用している場合:名前を入力
  5. 共通のOneDriveを使用していない場合:メールアドレスを入力
  6. [リンクのコピー]からURLをコピーして、メールやチャットで送付することも可能
  7. 宛先入力欄の右にある、えんぴつマークのメニューから共有を設定する
  8. 共有範囲の設定、リンクの有効期限の設定、パスワードの設定が可
  9. ユーザーを限定して作業したい場合は、リンクの共有範囲に特定のユーザーを指定

Microsoft 365やExcel 2019以降の共同編集機能を活用し、効率的に作業を進めましょう。

作業完了後にファイル共有を解除する方法

ファイル共有は便利な機能ですが、作業が完了したら速やかな解除がセキュリティ面では重要です。共有の必要性がなくなったにもかかわらず解除しないでいると、意図しない情報漏洩につながる可能性があります。

ファイル共有の解除は、以下のとおりです。

  1. 共有しているExcelブックを開く
  2. [校閲]のタブから[ブックの共有を解除]アイコンをクリック
  3. [ブックの共有を解除]のアイコンがない場合は、[ブックの共有]のアイコンをクリック
  4. 「ブックの共有」というダイアログボックスが表示される
  5. 「新しい共同編集機能ではなく、以前の共有ブック機能を使用します。」のチェックを外して、[OK]をクリック

ファイル共有は利便性とセキュリティのバランスが重要です。必要に応じて適切に設定し、作業完了後は速やかに解除しましょう。

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  • インターネット環境があれば、場所を問わずExcelの閲覧や共有が可能
  • アクセス権の設定により、社内外問わずExcelファイルを柔軟に共有可能
  • 必要に応じてストレージ容量を増やせるため、ビジネスの成長に合わせて拡張性が高い
  • すべてのデータがインターネット上に自動保存されるため、機器の故障やデータ破損のリスクが低い

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まとめ

Excelのファイル共有は、複数人での閲覧・編集に便利な機能ですが、バージョンによって方法が異なり、機能の制限や同時編集ができないという注意点があります。

Microsoft 365やExcel 2019以降では、共同編集機能を使えばリアルタイムでの作業が可能ですが、作業完了後は速やかに共有を解除し、セキュリティ面への配慮も必要です。

Excelファイルを安全かつスムーズに共有するなら、クラウドストレージサービス「RICOH Drive」がおすすめです。インターネット環境があれば、場所を問わずExcelの閲覧・共有が可能で、アクセス権の設定により柔軟な運用ができます。

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