社内のファイル共有環境を一新するために、社内サーバーの内容について把握したいと考えている方もいるのではないでしょうか。コストや管理負担の大きさ、セキュリティ対策の難しさなど、社内サーバーの運用にはさまざまな悩みがつきものです。
そこで本記事では、社内サーバーの基本事項からクラウド化のメリット・デメリット、費用項目まで、社内サーバーに関する重要なポイントを詳しく解説します。自社に最適なサーバー運用方法が見えてくる内容となっているため、ぜひ参考にしてください。
目次
社内サーバー(オンプレミス型サーバー)とは、企業が自社の建物内にサーバーマシンとネットワーク環境を設置して運用するシステムのことです。社内で管理するため、セキュリティ面での柔軟な対応やニーズの変化に合わせたカスタマイズ性の高さが特徴です。
一方で、初期投資や運用・管理コストが高くつく点、サーバー構築に数カ月から半年以上の時間がかかるなどのデメリットもあります。また、専門知識を持つ人材が必要になるため、人材確保や教育のコストも発生します。
社内サーバーを導入する際は、メリットとデメリットを十分に検討し、自社のニーズに合ったシステムの選択が重要です。セキュリティや柔軟性を重視する場合は社内サーバーが適していますが、コストや管理の手間をおさえたい場合は、クラウドサービスの利用も検討する価値があります。
社内サーバーを導入する際は、以下9つのポイントを考慮する必要があります。
| 比較ポイント | 詳細内容 |
|---|---|
| サーバーの用途 |
|
| サーバーの筐体 |
|
| オペレーティングシステム(OS) |
|
| ハードウェアスペック | CPU、メモリ、ストレージなどのスペックは、必要な処理能力や将来の拡張性を考慮して選択する |
| セキュリティ機能 | ファイアウォールの設置やアクセス制御の実装など、機能の充実度を比較する |
| コスト |
|
| 導入期間 | 社内サーバーは導入に時間がかかる傾向がある(数ヶ月〜半年以上)ため、業務への影響に鑑みたスケジュールを設計する |
| 拡張性と柔軟性 | 将来的な機能の拡張性やニーズの変化に対応できる柔軟性を比較する |
| クラウド型サーバーとの比較 | クラウド型サーバーとのメリット・デメリットをもとに、長期的に自社に適しているのはどちらなのかを比較する |
これらの比較ポイントを総合的に評価し、自社のニーズに合った社内サーバーを選択することが重要です。また、導入後も、運用・管理体制の整備や適切なセキュリティ対策により、安定したシステム運用を実現できます。
近年、企業におけるクラウドサービスの利用が増加しています。総務省発表の「通信利用動向調査」令和5年度データによると、企業のクラウドサービス利用割合は77.7%(対前年比+5.5%)と右肩上がりの傾向を示しています。
そのなかでも、ファイルの共有や保管用途は68.8%と最多の状況であり、利用する理由も「場所や機器を選ばないから」が49.5%と最多となっています。本データからは、コロナ禍を契機としたリモートワークへの対応状況も伺えます。
クラウド型のファイル共有サービスについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
内部リンク:クラウド ファイル共有(公開後設定)
クラウド化を検討する際は、メリットとデメリットを十分に理解することが重要です。以下では、クラウド型サーバーの主なメリットとデメリットについて詳しく解説します。
クラウド型サーバーの主なメリットは以下の通りです。
| メリット | 詳細内容 |
|---|---|
| 導入の速さ | 従来の物理サーバーと比べて、導入スピードが速い(最短で即日) |
| コスト削減 |
|
| スケーラビリティ |
|
| 管理負担の軽減 |
|
| 災害対策 |
|
一方で、以下のデメリットに鑑みて、導入を検討する必要があります。
| デメリット | 詳細内容 |
|---|---|
| セキュリティリスク |
|
| データ管理の制限 |
|
| 長期的なコスト |
|
| カスタマイズの制限 |
|
クラウド化のメリットとデメリットを理解し、自社の業務特性やニーズに合わせて、適切な判断を下すことが重要です。セキュリティ対策やデータ管理方針を明確にし、長期的なコストを見据えたうえで、クラウドサービスを選択することをおすすめします。
クラウド化に必要な費用項目は、主に以下の4つに分けられます。
クラウド化の費用は、サービスの内容や利用規模によって大きく異なります。自社のニーズに合わせて、適切なサービスを選択し、長期的な視点でコストを比較検討することが重要です。
また、クラウドサービスを利用することで、オンプレミス環境での機器調達や保守管理にかかる費用を削減できる可能性があります。トータルコストを考慮し、自社に最適なクラウド化の方法を選択しましょう。
社内サーバーのクラウド化を検討する際は、RICOH Driveがおすすめです。RICOH Driveは、社内・社外のファイル共有が安全かつ簡単です。直感的に使えるユーザー機能と充実した管理者機能により、導入後すぐに誰でも使いこなせます。
セキュリティ面でも、RICOH Driveは安心して利用できる環境を整えています。豊富なセキュリティ機能に加え、国内保管のストレージと24時間365日の監視体制により、大切なデータを守ります。また、全プラン総ストレージ容量が無制限※のため、ファイル容量を気にする心配がありません。
※月間のアップロード容量上限があります。
RICOH Driveでは、1ヶ月無料のトライアルを実施しています。実際の業務で使用してみることで、その便利さと効果を実感できます。さらに、RICOH Driveに関する詳細な情報をRICOH Drive活用ガイドでまとめています。ぜひ、以下のリンクからダウンロードして魅力を確認してください。
社内サーバーは、自社での管理によるメリットがある一方、コストや管理負担が大きいという課題があります。一方、クラウドサービスは導入の速さ、コスト削減、スケーラビリティなどのメリットがあり、特にファイル共有や保管の用途では利用が進んでいます。
社内サーバーのクラウド化を検討する際は、RICOH Driveが安全性・利便性・コストパフォーマンスに優れた選択肢の1つです。まずは、1ヶ月無料のトライアルを利用して、クラウド型サーバーの使い勝手を体験してみてはいかがでしょうか。
各サービスの記載内容は2024年11月時点の内容です。最新情報は公式ページにてご確認ください。