掲載日:2025年12月19日
リコージャパン株式会社
日頃は弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
2024年12月に発売しました「RICOH Interactive Whiteboard A6510/A7510」には、ホワイトボードやスクリーンショットで保存したデータが一定期間経過後、削除される機能が搭載されています。
こちらマニュアルなどに設定の記載がないため、仕様の詳細と今後の変更と対応について以下にご案内差し上げますので、内容をご確認ください。
セキュリティの関係で本機種は、あらかじめ設定しておいた期間経過後の電源投入時に、以下のフォルダ配下のファイルが全て消去される仕様になっております。
意図せず、ホワイトボードで保存したデータやスクリーンショット機能で保存したデータが消える可能性がありますので、ご注意ください。
ホワイトボード保存フォルダ(デフォルト)
スクリーンショット保存フォルダ
「⚙設定」 より システム > 管理者モード > セキュリティ > ホワイトボードとスクリーンショットのデータ削除頻度
管理者パスワードの入力が必要となります。
セッション毎(毎起動時)、7日、30日、60日、90日、180日、365日、設定しない(削除しない)の8段階
(※国内向けにつきましては、ファームV1.5は提供されておりません)
V1.4以前のバージョンからV1.6にバージョンアップしても、設定値は変更せずそれまでの設定値が維持されます。
そのため、V1.4以前のバージョンで設置された機体は、設定を変更していない場合はバージョンアップしても「30日」のままとなります。
設置時点のファームウェアがV1.6になっている、もしくは、V1.6にバージョンアップした後で工場出荷状態に初期化した場合は、「設定しない」が初期値として設定されています。
期間はファイルが保存されてからではなく、初回起動を起点とした定間隔となります。
30日が設定されていた場合、初回起動を起点として30日経過した際の電源投入が消去トリガーとなります。
(以降30日ごと、初回起動から通算で60日,90日,120日・・・と続く)
例えば、初回電源投入より29日目にデータを保存した場合、翌日電源投入すると30日経過となりデータが消去される形になります。
市場から様々な意見があり削除に関する仕様の見直しのため、削除する機能を無効化したファームウェアをリリースいたします。公開予定が決まり次第、改定追記いたします。
詳細仕様決定後、改めて機能仕様内容を周知いたします。
保存したデータを残したいお客様につきましては、ホワイトボードとスクリーンショットのデータ削除頻度を「設定しない」に変更してください。
内蔵ストレージの空き容量が少なくなると、動作が重くなったり、新しいデータ保存ができなくなったりします。
保存したデータが不要になった場合は、該当フォルダのファイルを手動で削除してください。
データ保存ができない場合、以下のようなメッセージが表示されます。
「ストレージ容量が不足しています。一部のシステム機能が動作しない可能性があります」
ファイル削除手順に関しましては、下記のテクニカルコールセンターまでお問合せください。
リコーテクニカルコールセンター 電話:0120-892-111 メール:こちら
受付時間9時~17時(月~金)(土日、祝日および弊社休業日を除く)