2018.06.01
昭和33年の創業以来、様々な事業を通じて、苫小牧港と地域社会の発展に貢献されてきた、苫小牧港開発株式会社様。フェリーターミナル事業においては、24時間、365日、安全第一かつ、止めない、遅らせないフェリーの運航を実現するため、乗降客のスムーズなご案内から、正確かつスピーディーな荷積み・荷下ろしのサポートまで、ターミナル運営にともなう業務全般を担われています。
現在、苫小牧西港フェリーターミナルには、3社4航路が就航しており、年間の利用者数は70万人以上。新造船ラッシュを背景に、フェリーの旅は改めて注目を集めており、ご高齢のグル―プや小さなお子様連れのファミリーなど、利用者層が広がっています。
苫小牧港開発株式会社様は、その全ての方に的確な情報をお届けしていくため、デジタルサイネージを導入されました。海を臨む待合ロビーなどから、多様な情報を配信。平時の快適な環境づくりと、有事の安全な誘導を、デジタルサイネージで促進されています。
総合案内所に寄せられる問い合わせ内容を分析したところ、ポスターの掲示だけでは、お客様に情報が伝わっていないことが分かった。
以前のデジタルサイネージは、操作に手間がかかり、情報更新が滞りがちだった。
訴求力の高い情報発信が可能になった。
たくさんの情報を、タイムリーに配信できるようになった。
割り込み配信機能により、緊急時に的確な避難を誘導できる体制が強化された。
コンテンツの作成から配信、管理まで、非常に簡単な操作性。
ニュースや天気予報など、お客様のニーズが高いデイリーコンテンツが充実。
訴求力の高い広告媒体としての有用性。
ターミナル内のご案内や観光情報は、ポスターを中心に行っていました。1つのターミナルとしては日本最多の3社4航路が就航していますので、お伝えしたい情報も多く、壁がすぐにポスターでいっぱいになってしまうことが課題となっていました。
また、総合案内所への問い合わせが非常に多かったため、お客様の質問内容を分析したところ、ポスターでご案内している内容についても、たくさんのお問い合わせがあり、お客様には伝わっていないことが分かりました。発信したい情報量に対して、紙媒体だけでは、対応しきれない部分があったのだと思います。
何よりもコンテンツの作成や配信が、非常に簡単な点です。商品の説明を受けて、これなら幅広い情報を、タイムリーに配信できると、全員の意見が一致しました。
待合ロビーでは、1時間ほどお過ごしになるお客様もいらっしゃるため、ニュースなど、気軽に見られるコンテンツが、予め用意されていることもポイントになりました。道外からのお客様も多い中で、特に天気予報はニーズが高い情報ですので、自動的に最新の情報が配信される仕組みは、とても助かります。
待合ロビーは、一面ガラス張りで、海を望む心地よい空間となっています。紙媒体をたくさん貼ると、どうしても雑然とした印象を与えてしまうところ、デジタルサイネージは、ディスプレイ1台のスペースから、たくさんの情報を配信できるところがいいですね。3台のディスプレイを、既存の柱に設置することで、視界いっぱいに広がる眺望も快適な空間も維持したまま、フェリーのPR映像をはじめ、多様な情報を配信しています。
これから乗船するフェリーの映像を目にすると、楽しみな気持ちがますます膨らむと思いますし、新造船ラッシュで、魅力的なフェリーが続々と登場していますので、クリアな動画でその内部をご覧いただき、フェリーの魅力をさらに知ってもらえたらと思っています。
フェリー会社様より随時、最新の情報や動画を支給いただき、適宜編集して活用しています。
会社の活動紹介などはPowerPoint®を使って社内で作成しています。マニュアルがとても分かりやすいのが良いですね。そのおかげもあって、今では担当者だけではなく、企画営業課のメンバー全員が、基本的な操作をマスターしています。
一番実感している効果は、タイムリーな情報配信が可能になった点です。以前使っていたデジタルサイネージは、更新に数時間から半日かかっていましたが、リコーのデジタルサイネージは、本当に操作が簡単なので助かっています。紙媒体を印刷する機会も減りましたし、業務効率が向上しています。
割り込み配信機能により、緊急時に即時、的確なご案内ができるようになったことも、大きな効果といえるでしょう。津波注意報や津波警報が発表された時に備え、割り込み配信用のコンテンツを予め作成。有事の際には、すぐに配信できるようにし、館内の皆様を安全に誘導する体制を強化しています。
デジタルサイネージならではの高い訴求力を活かした、広告媒体としての活用に向けて、準備を進めています。デジタルサイネージには動きがあり、自然と視線が集まりますので、効果的な広告発信の場としても、フェリーターミナルの価値向上を図っていけたらと思っています。現在、本格運用に向けて、地元銘菓の広告を配信しており、このような形で、苫小牧ならではの味覚、お土産情報などを発信していきたいですね。
今後は、フェリーを利用される方だけではなく、地域の方に向けた情報発信も検討中です。例えば、本社の多目的ホールは、地域のイベントも開催されますので、そこから暮らしに役立つ情報や、近隣のイベント情報を発信するなど、地域交流や地域活性を実現するツールとしても、活用していけたら、と考えています。
お客様名称 |
苫小牧港開発株式会社 |
---|---|
住所 | 北海道苫小牧市入船町1丁目2番34号 |
URL | 苫小牧西港フェリーターミナルの詳細はこちら |
デジタルサイネージの特長や活用目的、実際に導入されたお客様の声などをわかりやすくまとめた“デジタルサイネージ まるわかりガイド”をご用意いたしました。
ぜひご一読ください!
デジタルサイネージとは
コンテンツ配信の3つのパターン
4つの活用法
業種・業態別活用例
リコーのデジタルサイネージのご紹介
(特長、導入に必要なもの、コンテンツ配信の流れ、機能紹介)
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