お客様導入事例 扶桑工機株式会社 様 リコージャパンの実践事例を参考にSDGsへの取り組みを推進

扶桑工機株式会社経営企画部部長藤井幸司様の画像とFUSO SDGs宣言が記された画像

目次

  1. 概要
  2. リコージャパンによる支援と扶桑工機様の実践や成果
  3. SDGsへの取り組みの背景:ゼロからスタートして当たった最初の壁
  4. SDGsの取り組み:SDGsの実践活動を全社で開始
  5. 今後の展望:最終目標の『進化』まで実践は続く
  6. お客様プロフィール

概要

ゼロからスタートし、数年で地域有数のSDGs推進企業に

自動車部品の生産設備の設計・製作を行う扶桑工機株式会社様は、SDGs推進を始めて数年の間に、三重県内でも先進的な取り組みを行うSDGs推進事業者となりました。同社の責任者としてSDGs推進に取り組む経営企画部長の藤井幸司様に、リコージャパンの支援を受けた経緯について伺いました。リコージャパンは、社内で実践中のオフィス紹介やツール提供などを通して、お客様のSDGsやDXの推進を支援しています。

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リコージャパンによる支援と扶桑工機様の実践や成果

「何をすればよいのかわからない」から始まったSDGs推進

扶桑工機様は、SDGs推進にあたって「業務への落とし込み方がわからない」「社内の浸透が難しい」といった課題に直面しました。そこで、リコージャパンの支援を受けて、SDGsへの取り組みを推進されています。

リコージャパンによる支援

  • 「サステナビリティレポート」の提供
  • 社内実践オフィス「ViCreA」見学ツアー実施
  • 「RICOHサステナ見える化ツール」による支援
  • SDGs研究会、ワークショップ研修の開催
  • 働き方改革DXや環境対応製品の提供、など

扶桑工機様の実践や成果

  • 実践例を参考に、活動の方針や内容を整備
  • 「自分ごと化シート」で各自の取り組みを具体化
  • 社員が各自で目標を決めて、取り組みを実践
  • 推進役の座談会を設置し、課題解決を実施
  • SDGsに対する取り組みを社内外に発信、など

SDGsへの取り組みの背景

ゼロからスタートして当たった最初の壁

今では三重県内でSDGsへの先進的な貢献企業として知られている扶桑工機株式会社様ですが、取り組みのスタート当時から順調だったわけではありません。同社経営企画部長の藤井幸司様は、SDGsとカーボンニュートラルに取り組んでほしいという会社からの要請で、SDGs推進担当者に指名されました。しかし、「まったくゼロからのスタートで、企画部でやってくださいと言われたものの、何を実際にやればよいのか、まったくわかりませんでした」と、藤井様は当時を振り返ります。
SDGsを知るために、「本を読んでみたりネットで調べたりしましたが、SDGsの実体験ができておらず、従業員にSDGsを理解させて、浸透させる方法がわかりませんでした」と座学の限界を知り、藤井様は実践へのアプローチを考えあぐねていたそうです。

扶桑工機株式会社
経営企画部 部長
藤井 幸司 様

偶然の再会でリコージャパンの活動を知り、実践のヒントや参考に

藤井様がSDGsの推進に悩まれていた頃、以前の部署で知り合ったリコージャパンの営業担当者と偶然の再会がありました。そこで挨拶がてらにSDGsの話をしたところ、リコーの取り組みを解説したサステナビリティレポートの紹介や、リコージャパンのオフィスの実践などを紹介されました。リコージャパンでは、全国各地に働き方改革を実践する「ViCreA」というオフィスを展開して、お客様にご紹介しています。藤井様は、実際のオフィスでリコージャパンの社員が働きながらSDGsを実践する現場を見学して、はじめてSDGsを体感することができたそうです。
藤井様は、ViCreAについて、「活動経験やオフィス内の掲示物などを見て、大きなヒントになりました。我が社でもこのようなことができるのでは?という展開のアイデアの参考になり、大変助かりました」と、オフィス見学の感想を述べられます。SDGsにお悩み中の推進担当者へのアドバイスとして、ViCreAを見学してSDGsを体感することから始めるのが藤井様のお薦めで、同社の各部署の社員も見学されています。

SDGsの取り組み

SDGsの実践活動を全社で開始

SDGsには、2030年までに達成すべき17の目標と、各目標にひもづく169のターゲットがあります。同社がSDGsへの取り組みを始めるにあたり、これらの中から同社の方針や業務と合致する8つの目標と26のターゲットに絞り込み、行うべき活動を定めて、推進活動を開始しました。
扶桑工機様の各社員が行う取り組みは、独自の「自分ごと化シート」に記入してもらうことからスタートしています。「『自分ごと化シート』に取り組むことで、SDGsへの理解が始まります」と藤井様。各自が取り組みたい目標とターゲットを2つ選び、目標の番号を社員証に貼り、取り組みを宣言して活動しています。
また、社内で32のチームに分け、それぞれのチームでSDGsの実践を行っています。各チームのまとめ役は課長級で、推進で困っていることや実践での悩みを話し合える座談会も設け、課題解決を行いながら次の実行に移せる配慮も行っています。

後述の内容を表した画像1

「自分ごと化シート」でSDGsへの理解を深める

後述の内容を表した画像2

各自が目標のシールを社員証に貼って取り組む

リコージャパンによる推進支援
「実践のヒントやアドバイスをいただけて、本当に助かっています」

リコージャパンには「SDGsキーパーソン」制度に登録された730名の社員が全国にいて、社内のSDGsの浸透の推進と、お客様のSDGsやESGの推進支援をはじめ、お客様の働き方の変革に必要な製品の導入やDX化をサポートしています。扶桑工機様のSDGs推進でも、三重支社のSDGsキーパーソンと営業担当者が定期的に支援を続けています。
こうしたリコージャパンの実践事例の提供や支援活動について、藤井様は、「困った時はリコージャパンに相談しており、本当に助かっています。実践のヒントやアドバイスをいただいて、今の扶桑工機のSDGsの活動があります。本当に感謝しかありません」と、リコージャパンのSDGsキーパーソンと営業担当者へのお言葉もいただきました。

後述の内容を表した画像3

リコージャパン担当者に今後の推進も相談中

今後の展望

最終目標の『進化』まで実践は続く

扶桑工機様のSDGsの活動は、「理解→浸透→実行」という段階まで進んできました。しかし、藤井様は、「最終的に『進化』の段階まで実践できて、扶桑工機のSDGs宣言がさらに確実なものになり、みなさまから『扶桑工機がSDGsをやっている』と言っていただけるようになると思います」と、道半ばであることを強調され、全社でSDGsに取り組み続けていく決意をあらためて語りました。

後述の内容を表した画像4

2023年に三重県SDGs推進パートナーに登録

お客様プロフィール

企業情報

会社名
本社所在地 三重県桑名市大字増田500
創立 1953年6月
従業員数 350名(2024年4月現在)

三重県に本社と4工場、米国と中国に海外拠点を置く扶桑工機株式会社様は、オーダーメイドで自動車部品・電気電子部品の自動生産設備や金型の設計製作、3ミクロン以下の超高精度レベルの部品製作を行っている。主な取引先にデンソー、トヨタ自動車をはじめトヨタ関連企業、各種メーカーなどがある。

SDGs推進を支援するリコージャパンの取り組み

リコージャパン社内実践

私たちリコージャパンが実践してきたこと、チャレンジしていることを社内実践事例としてご紹介します。日々の改善・改革を通して、成功したことはもちろん、成功のポイントとそこに至るまでの苦労話も含めた生のノウハウをお客様にご提供しています

LiveOfficeのご案内「ViCreA」

「ViCreA」(Value innovation Creative Area)は、リコージャパンのワークスタイル変革へのチャレンジをお客様にご体感いただく空間です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

リコージャパンのサステナビリティ

「事業とSDGsの同軸化」という方針を掲げるリコージャパンのサステナビリティをご紹介します。

  • 本ページに掲載されている情報は、2024年10月現在のものです。

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