第8回 名古屋 スマート工場EXPO 出展レポート

2025/10/29(水)～31(金)に愛知県名古屋市のポートメッセ名古屋で開催されました「第8回 名古屋 スマート工場EXPO 」にリコージャパンとして出展しました。3⽇間で多くのお客様にご来場いただき、大盛況となりました。ご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

このページでは、①見える化、②自動化、③効率化の流れで展示内容をご紹介いたします。

リコージャパンでは、スマートファクトリー構想を通じて、トップ(経営層)、ミドル層、現場の各階層におけるデータ活用による価値向上を目指しています。各階層における『価値』に対し、『データ』がどのような繋がりをもたらすのかを考えてお客様にご提案しております。現場で収集されるデータは、単なる記録ではなく、業務の効率化や品質向上、コスト削減などの価値を生み出す重要な『資産』です。そして、その資産が現場の課題解決だけでなく、経営レベルでの意思決定や戦略にも活かされると考え、『部分最適』ではなく、『全体最適』を前提にご提案しております。

今回の「第8回 名古屋 スマート工場EXPO 」でもこの“Smart Factory”に基づきお客様の課題解決に向けたソリューションをご紹介しました。

製造DXを実現し、生産現場を効率化するためには、まず生産現場における様々なデータを見える化することが必要です。ボトルネックとなっている工程やモノの所在、仕掛品や完成品の在庫数などをリアルタイムで把握することで、ようやく打ち手が見えてきます。「RECO-View リコー現場見える化サービス」では、RFIDをはじめ様々なセンサー等のインプットからデータを蓄積し、見える化することで、業務の効率化や経営課題の解決を支援いたします。

本イベントではRFIDタグの表面に印刷できるプリンタを合わせて展示いたしました。入出庫や在庫、あるいは作業進捗の見える化に貢献します。

製造現場の作業には身体的な負荷の高い作業もあります。その一つがモノの運搬作業です。作業員の心身にストレスがかかるとともに、作業工程においてボトルネックになることもございます。それを自動化することは、作業員の負荷を減らして作業環境を改善し社員満足度を高めることや、工程間のシームレスな接続による作業の効率化につながります。

リコージャパンでは「RICOH AGV(無人搬送車)」をご提案しております。AGVの上にモノを置いたり、台車を牽引することで運搬作業を自動化いたします。走路を設定するには、黒色テープを床に貼っていただきます。画像センサーでテープを読み取って走行し、2本線にしたところで停止するなどの制御が可能です。展示会でもテープにより簡単に走路を敷設してデモンストレーションで走行させていました。磁気テープよりも安価に走路の新設、変更が可能ですので、ご興味のある方は是非お問い合わせください。

また、AMRのkachaka Proについても参考出展しました。AGVよりもやや安価となっており、お客様の課題に合わせてご提案いたします。