この現象は、PCとプリンター間でパラレルポートの動作モードを決定する際に、うまく動作が合致していない(電気信号のタイミングが違う、同じ"パラレル"でも仕様が異なる)可能性が考えられます。
Windows 2000やXP以降のOSを搭載している比較的最近のPCの場合、パラレル・インターフェースの規格は「IEEE1284準拠ECP」が標準となっています。一方、古い557xプリンターのパラレル・インターフェース規格はIEEE1284の"互換モード"か、IBM独自の"コンバージド"です。
そのため、プリンターのインターフェースモードが「コンバージド」になっていると、このような問題が発生する可能性があります。よって、インターフェースモード設定を「スタンダード」に設定して、印刷をお試し下さい。
古い機種ではインターフェースモードの設定項目自体が存在しない機種もあり、その場合、インターフェースモードは「コンバージド」対応のみとなります。
回避策としては、PC本体のBIOS設定で、パラレルポートのインターフェースモードをコンバージドと比較的に相性のいい「標準」、またはIEEE1284の互換モードに準ずるモードに設定を変更して、印刷をお試しください。
もし、PCのBIOS設定に「標準」、「IEEE1284の互換モードに準ずるモード」がない場合や、設定を変更しても改善されない場合は、「スタンダード」に対応した現行の557xモデルへの置換えをご検討下さい。