お使い頂いている環境にて、トラクターを切り替えて出力する方法は以下のようになります。
PCOMMのプリンター・セッションのPDT/PDFファイルをカストマイズして、2つのプリンターセッションで切り替えを行います。
プリンター・セッションを2つ、それぞれ専用のPDT/PDFファイルをカストマイズして、フロントトラクター用プリンター・セッション、リアトラクター用プリンター・セッションを作成し、使い分けることでトラクターの切り替えを行います。iSeries上では別々のプリンターとして認識され、フロントトラクター専用の印刷装置記述とリアトラクター専用の印刷装置記述の2つの印刷装置記述が必要です。つまり、iSeries上は2つの印刷装置、PCOMM上の2つのプリンター・セッション、実際のプリンターは1台で運用することになります。
なお、使用するトラクター切り替えコマンドは、
を使用いたします。
上記にて記述した方法の具体的な手順は以下のとおりとなります。
なお、フロントトラクター、リアトラクターを切り替えてお使い頂く際は、直前のトラクターから印刷された用紙は、切り取って頂く事が前提となります。
例えば、フロントトラクターからの印刷を行い、次にリアトラクターからの印刷を行うと、先ず、フロントトラクターからの印刷物が巻き戻され、その後、リアトラクターの用紙が給紙されます。その際、フロントトラクターからの印刷物が1ページ~2ページと少ない場合は、完全に巻き戻す事ができますが、何ページもの印刷物になると、完全に巻き戻しきれずに「メッセージ:102ヨウシテンケン ヨウシヲキッテクダサイ」が表示されてしまいます。
従って、直前のトラクターからの印刷物は切り取って頂いた後、別のトラクターからの印刷を行ってください。