「ESX74 アウトライン・フォント文字サイズ指定」というPAGESコマンドをPCOMMのPDTファイルに組み込むことにより、デフォルトより少し大きめのサイズを指定して印刷することができます。
IBM i(AS/400)からの印刷では、通常、プリンターの内蔵フォントを使用します。
InfoPrint 1000Jシリーズの内蔵フォントの標準サイズは、240DPIの場合「32ドット」に相当しますので、以下では、それよりも少し大きなサイズ「36ドット」相当の大きさをコマンドで指定した場合の手順をご案内します。
なお、このコマンドは文字の大きさが変わるだけで、文字のピッチが変わるわけではありません。あまり大きなサイズを指定すると、文字同士が重なってしまうことになりますので、ご注意ください。
参考までに、3種類の大きさを指定するコマンドを以下に記します。
◆全角32ドット/半角16ドット⇒1B 7E 74 00 05 01 00 C0 00 C0
◆全角36ドット/半角18ドット⇒1B 7E 74 00 05 01 00 D8 00 D8
◆全角40ドット/半角20ドット⇒1B 7E 74 00 05 01 00 F0 00 F0
手順(1):PCOMMプリンター・セッションのPDFファイル中の『BEGIN_MACROS』の下のほうに、下記2行を追加します。
/* フォント・サイズ設定 */
FNT EQU 1B 7E 74 00 05 01 00 D8 00 D8 /* 36ドット指定 */
手順(2):『Control Codes』の下の『START_JOB=』の中に、手順①で追加した『FNT』を以下のように追加します。
START_JOB=CDS INZ SEL FNT SA4 FA4 SRO P10 LL6
手順(3):PDT形式にコンパイルします。
手順(4):PCOMMプリンター・セッションのワークステーション・プロファイル(*.ws)の[PRINTERS]セクションの中に、『Use Default=Y』の1行を追加>保存>再起動します。WSファイルの記述方法詳細については、こちらをご参照ください。