デジタルサイネージの費用と費用削減方法

デジタルサイネージの導入をお考えの場合、社内でコストについて十分な検討が必要で、より多くの情報を収集したい方も多いのではないでしょうか。今回はクラウド型デジタルサイネージに必要な費用項目とともに、必要な機能を盛り込みつつうまく費用削減する方法をご紹介します。

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デジタルサイネージ導入時の費用

まず、デジタルサイネージ導入時に、どのような費用が発生するのか、その項目を見ていきましょう。今回はクラウド型のデジタルサイネージを導入する際にかかる費用を例に挙げてご紹介します。

表示装置(ディスプレイ)導入費用

いわゆるディスプレイのことです。主にモニター、プロジェクター、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)の3種類に分けられます。

モニター

プロジェクター

打ち合わせの時は電子黒板として利用し、未使用時には自動でサイネージに表示が切り替わる

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)

モニターは業務用ディスプレイ、マルチディスプレイ、タッチディスプレイ、高輝度ディスプレイ、屋外用ディスプレイ、LEDディスプレイなど、さまざまな種類があります。
プロジェクターは、画面に投影したり、夜間ガラス越しに屋外向けに投影したりするなどの方法でコンテンツを表示することができます。

インタラクティブホワイトボード(電子黒板)は、オフィスなどに導入すると便利なもので、いわゆる文字が書けるホワイトボードと、ディスプレイの1台2役をこなすものです。 ホワイトボードとして使用していないときは、サイネージが自動で表示される仕組みです。

STB(セットトップボックス)導入費用

STBとは、配信を受けるのに必要なコントローラーのことです。選ぶSTBによって費用が異なります。ネットワークを使用しないスタンドアロン型の場合、STBが不要になることもありますが、その場合にはUSBメモリーやSDカードなどの準備が必要です。

設置工事費用

装置の設置工事が必要な場合、費用がかかります。インターネット回線を使用するため、設置場所によって配線工事が必要になることもあります。

初期費用・手数料

サービス利用に当たり、登録手数料などの初期費用がかかるのが一般的です。
その他、クラウド型と同じネットワーク配信型でも、オンプレミス型の場合は、自社で専用サーバを用意する必要があるため、専用サーバの設置費用が発生します。

コスト削減しながら最適な表示装置を選ぶポイントとは

デジタルサイネージは、閲覧するユーザーにとってより多くの情報が得られ、利便性が高いというメリットがありますが、事業者側のマーケティング活用においてもメリットがあります。そのマーケティング活用におけるメリットを具体的にご紹介します。

屋内用か屋外用か

設置する場所が屋内か屋外かで表示装置も変わってきます。屋外用の表示装置の場合、直射日光による熱への対策、 防水・防塵対策などが施されています。

屋外用

屋内用

スタンド設置か、壁掛け/天吊り設置か

モニターはスタンド設置が多いですが、壁掛けや天吊りであれば人の通行を妨げないようにスマートに設置できます。

病院の待合室に壁掛け設置されているモニター

壁掛け設置

飲食店にスタンド設置されているモニター

スタンド設置

最適な表示装置を選ぶには、こうした表示装置の種類を全体的に把握した上で、自社のターゲットに最も効果的に情報発信できる、店舗レイアウトや顧客の視線を集めるための設置場所、種類、サイズに基づいて選択するのがポイントになります。

デジタルサイネージの運用コストも削減可能

デジタルサイネージにかかるコストには、導入後に発生する運用コストも検討する必要があります。
クラウド型デジタルサイネージの運用にかかるコストの種類を見ていきましょう。

クラウド使用料

クラウド型の場合、クラウド環境にコンテンツを置くため、サービス提供会社がお客様に代わってサーバー運用やセキュリティ対策、機能追加を行うため使用料が発生します。
オンプレミス型の場合は、専用サーバの設置コストと設置の手間が発生し、導入しにくさがありますが、クラウド型は使用料のみで手軽に導入できるメリットがあります

コンテンツ作成費

コンテンツを作成するための費用です。コンテンツは自社で作成・更新したほうがコストを抑えられると思われるかもしれませんが、実際はコンテンツ作成の運用まで代行してもらったほうがコストを抑えられるケースもあります。
例えば、自社ですべて作成を行っていた場合、担当者が変わるとコンテンツや配信運用の引継ぎが発生するため、そこで時間的コストや手間が発生します。ケースに応じて自作か代行依頼かを検討する必要があります。
また、コンテンツは無料テンプレートを利用や、ニュースや天気予報などのデイリーコンテンツを利用する方法もあります。一から作成しなくて済むことから、費用を抑えることも可能です。

機材の保守・メンテナンス費用

表示装置やSTBなどの機材の保守・メンテナンスにかかる費用も必要です。
オンプレミス型の場合はサーバーの保守費用も別途必要となります。

インターネット回線代、電気代など

その他、インターネット回線や電気代などのランニングコストがかかります。

導入から運用まで。リコーに任せるメリットとは

リコーでは、デジタルサイネージの導入から運用までワンストップでご対応しています。
特に次の2つのケースでメリットが大きくなります。

導入準備に必要なものが個別手配になり、手間がかかるケース

デジタルサイネージの導入には、先にお伝えしたディスプレイやSTBの導入・手配、回線の構築、設置工事、コンテンツ作成・配信などさまざまな項目が必要になってきます。これらをすべて個別手配する必要がある場合は工数がかかります。その点、リコーにお任せいただくことで、マルチベンダーとしての強みを生かし、すべて最適なものを手配することが可能ですので、工数の削減になります。

導入後に専任の担当者がいないケース

デジタルサイネージの導入後に、専任の担当者がいない場合、導入コストの割に使いこなせていないという状態になってしまう恐れがあります。確実に運用して成果を出していくためにも、リコーにお任せいただくことで、ワンストップでコンテンツ作成・配信運用まで請け負うことが可能です。

まとめ

クラウド型のデジタルサイネージの導入・運用にかかる費用の概要をご紹介してきました。コスト削減に重要なことは、いかに効率よく各装置の手配や工事、コンテンツ作成を自社のニーズに合わせて実施していくかどうかにあります。

リコーでは、お客様のニーズに合った表示装置の選定から、コンテンツ作成、配信運用まですべて請け負うことも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

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