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オンラインストレージを有料に切り替えて得られるメリットとは?比較ポイントやサービスを紹介

オンラインストレージを有料に切り替えて得られるメリットとは?比較ポイントやサービスを紹介

オンラインストレージの有料サービスを検討中の方のなかには、どのサービスを選べば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。適切なサービスを選択しないと、セキュリティリスクや業務効率の低下、予算の無駄遣いにつながる可能性があります。

そこで本記事では、有料サービスのメリットやデメリット、主要サービスの特徴や料金プランなどを詳しく解説します。コスト削減や業務効率の向上、データセキュリティの強化につながる情報を盛り込んでいるため、オンラインストレージを選ぶためのヒントとしてご覧ください。

目次

オンラインストレージの有料・無料の違い

オンラインストレージの有料サービスと無料サービスには、明確な違いがあります。まず、ストレージ容量に大きな差があります。無料サービスの多くは5〜15GB程度の容量が上限です。しかし、有料サービスでは数百GBから数TB以上の大容量を選択できます。

次に、セキュリティ面での違いが挙げられます。有料サービスでは、高度な暗号化やアクセス制御など、より強固なセキュリティ機能が提供されており、ビジネスシーンでも安心です。

また、機能面でも差があり、有料サービスではバージョン管理や高度な共有設定など、ビジネス用途に適した機能が充実しています。

さらに、有料サービスでは専門的なサポートが受けられ、問題発生時の対応も迅速です。これらの違いを踏まえ、自社のニーズや予算に合わせて適切なサービスを選択することが重要です。

有料サービスに切り替えて得られるメリット

オンラインストレージの有料サービスに切り替えると、ビジネスにとって大きなメリットがあります。3つの観点から、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

セキュリティの強化

有料サービスでは、無料サービスよりも高度なセキュリティ機能が提供されます。具体的な内容は以下のとおりです。

  • より強固な暗号化技術の採用
  • 詳細なアクセス権限の設定が可能
  • 多要素認証などの高度な認証システムの導入
  • サイバー攻撃に対する強化された防御機能
  • 定期的なセキュリティ監査やアップデート

セキュリティに強い機能により、企業内の機密情報や個人情報の保護が強化され、データ漏洩のリスクが大幅に低減されます。

機能の向上

有料サービスでは、無料サービスよりも多くの高度な機能が利用できます。代表的な機能は、以下の6つです。

  • 高度なファイル共有オプション(期限付きリンクの作成など)
  • リアルタイムの共同編集機能
  • バージョン管理システム
  • ワークフロー自動化ツール
  • 高度な検索機能
  • サードパーティアプリケーションとの連携

使い勝手に優れた機能により業務効率が向上し、チーム間のコラボレーションがスムーズになります。

ストレージ容量の増加

有料サービスでは、無料サービスにはないテラバイト単位の大容量ストレージが選択できます。さらに、容量に加えて以下のようなメリットも挙げられます。

  • 必要に応じて容量を柔軟に拡張可能
  • ファイルサイズの制限緩和や撤廃
  • 高速なデータ転送速度

大容量のストレージにより、大量のデータやサイズの大きいファイルの保存が可能です。また、ビジネスの成長に合わせて容量を変更できるため、無料サービスよりも柔軟性に優れています。

事前に確認しておくべき有料サービスならではのデメリット

オンラインストレージの有料サービスには多くのメリットがありますが、導入を検討する際にはデメリットも考慮する必要があります。

もっとも大きなデメリットは、継続的に費用がかかる点です。無料サービスとは異なり、毎月または毎年の利用料金が発生します。

たとえば、データ量が増えてストレージ容量を追加する際や、より高度なセキュリティ機能を利用する場合などにランニングコストは増えます。

そのため、有料サービスを導入する際は、現在の利用状況だけでなく、将来的な需要も見据えた中長期的な費用対効果の見極めが欠かせません。利用状況を定期的に把握し、必要に応じてプランを見直し、コストを最適化することが重要です。

なお、オンラインストレージそのもののメリットやデメリットについては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

有料サービスの比較ポイント

有料オンラインストレージサービスを選ぶ際には、以下の点を中心に比較しましょう。具体的な内容について詳しく解説します。

  • セキュリティ対策
  • 費用対効果
  • サポート体制

セキュリティ対策

有料オンラインストレージサービスは、無料サービスに比べて高度なセキュリティ対策を提供しています。主に以下の点で安心して利用できるかどうか、確認しましょう。

  • 暗号化: データの保存や転送時の暗号化により、外部からの不正アクセスを防ぐ。多くの有料サービスは、SSLを用いた強力な暗号化技術を採用している。
  • 多要素認証: ログイン時にパスワード以外にも、SMSや認証アプリを使った二要素認証を導入することで、アカウントのセキュリティを強化する。
  • アクセス制御: ユーザーごとに詳細なアクセス権限を設定でき、特定のファイルやフォルダへのアクセスを制限することが可能。
  • 監査ログ: アクセス履歴や操作履歴を記録し、不正なアクセスや操作を監視できる。

費用対効果

有料サービスは、初期費用や月額料金がかかりますが、その分多くのメリットがあります。以下の点について費用対効果がもっとも感じられるサービスを選びましょう。

  • ストレージ容量: サービスと提供されているプランによってストレージ容量はさまざま。同じ価格帯でも容量は異なるため、複数社での比較が重要。
  • コストパフォーマンス: 大容量ストレージや高度なセキュリティ機能、高速なデータ転送速度など、ビジネスニーズに応じた機能が充実している。標準装備の機能はサービスによるため、自社が求める機能が付帯しているサービスを選択する。
  • スケーラビリティ: ビジネスの成長に合わせて柔軟にプランを変更できるため、長期的な視点で見た場合に費用対効果が高いサービスを選択する。

サポート体制

多くの有料サービスは緊急時への対応体制を整えています。しかし、トラブルやサポートが必要な場合に迅速に対応してもらえるかは確認が必要です。なぜなら、サービスによって対応可能な範囲や時間帯が異なるためです。

目安としては、24時間265日監視体制が整っていることや、データ拠点を複数構えていることなどを確認しましょう。

オンラインストレージでおすすめの有料サービス6選

ビジネス向けオンラインストレージの有料サービスは豊富です。ここでは、特におすすめの6つのサービスをご紹介します。各サービスの特徴や料金プランを比較することで、自社のニーズに最適なサービスをみつけられるでしょう。

※2024年11月時点の情報です。最新情報は、各サービスの公式サイトでご確認ください。

RICOH Drive

容量は無制限で、プランごとに月間のアップロード容量が異なります。ビジネスシーンでも安心して利用できるセキュリティ機能を有しており、昨今話題になっているPPAP対策としても有効です。

具体的な料金は以下のとおりです。

  • RICOH Drive Starter:1,050円(消費税別)/1ユーザーID・月
  • RICOH Drive Standard:1,600円(消費税別)/1ユーザーID・月
  • RICOH Drive Pro:2,500円(消費税別)/1ユーザーID・月

Fileforce

組織や業務に合わせたフォルダ構成で、スムーズな情報共有が可能です。柔軟なアクセス権限設定が可能で、データの保存先、開発、運用をすべて日本国内に限定し、セキュリティを確保しています。

料金は以下2つのプランから選択できます。

(ユーザー数無制限プラン)

  • Unlimited-1: ¥55,000(消費税別)/月(1TB)
  • Unlimited-3: ¥98,000(消費税別)/月(3TB)
  • Unlimited-10: ¥198,000(消費税別)/月(10TB)
  • Unlimited-30: ¥330,000(消費税別)/月(30TB)

(ID課金プラン)

  • Small Business: ¥900(消費税別)/1ID/月(100GB/10ID)
  • Enterprise: ID数により最適な提案を実施

Box®

シンプルで使いやすいUIが特徴です。
具体的な料金は以下のとおりです。

  • Business:1,800円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Business Plus:3,000円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Enterprise:4,200円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Enterprise Plus:要問い合わせ

Dropbox Business

オンラインストレージが初めての方でも、ファイル共有が簡単な操作性の良さが特徴です。具体的な料金は以下のとおりです。

  • Business:1,800円(消費税別)(1ユーザーあたり、年間払いだと1,500円)
  • Business Plus:2,880円(消費税別)(1ユーザーあたり、年間払いだと2,400円)
  • Enterprise:要問い合わせ

OneDrive for Business

Microsoftを利用している場合、連携がスムーズです。具体的な料金は以下のとおりです。

  • OneDrive for Business:749円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Microsoft 365 Business Basic:899円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Microsoft 365 Business Standard:1,874円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Microsoft 365 Business Premium:3,298円(消費税別)(1ユーザーあたり)

Google Drive™

ファイル検索機能に優れているサービスです。各種Googleツールを利用する頻度の高い企業は、親和性に優れています。

具体的な料金は以下のとおりです。

  • Business Starter:680円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Business Standard:1,360円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Business Plus:2,040円(消費税別)(1ユーザーあたり)
  • Enterprise:要問い合わせ

有料サービス導入前にトライアルで使い勝手を確認

オンラインストレージの有料サービスを導入する際は、コストがかかるため、慎重に選択する必要があります。自社のニーズに合ったサービスを選ぶためには、実際に使ってみることが重要です。

無料トライアルでどこまでの機能が使えるか、どの程度の期間使えるかは異なります。具体的な確認ポイントは以下のとおりです。

  • ユーザーインターフェースの使いやすさ
  • ファイル共有の効率性
  • セキュリティ設定の柔軟性
  • 社内のほかのシステムとの連携がスムーズに行えるか

たとえば、RICOH Driveでは現在1ヶ月間の無料トライアルを実施しています。基本的な機能は利用できるため、社内での使い勝手について十分にテストいただけます。以下のページより申し込み可能なため、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

オンラインストレージの有料サービスは、セキュリティの強化、機能の向上、大容量ストレージの提供など、ビジネスに多くのメリットをもたらします。

ただし、継続的な費用や将来的なコスト増加にも注意が必要です。選択する際は、セキュリティ対策、費用対効果、機能性、サポート体制などを慎重に比較検討することが重要です。

まずは、無料トライアルを活用して、自社のニーズに最適なサービスを見極めることをおすすめします。

各サービスの記載内容は2024年11月時点の内容です。最新情報は公式ページにてご確認ください。

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