お客様導入事例 リコージャパン株式会社 晴海トリトン事業所(社内実践事例) RICOH Smart Huddleをリコージャパン社内で実践 自由に選べるワークスタイルとFace to Faceの一体感を、リアルでもリモートでも

目次

  1. 概要
  2. 課題と効果
  3. 事業所リニューアルの背景
  4. 事業所リニューアルの効果
  5. 企業プロフィール

概要

リコージャパンは、RICOH Smart Huddleというコンセプトで「次の“はたらく”のあたりまえを創る」というメッセージを掲げ、ワークプレイスデザインを行ってきたノウハウ、そしてリコーが持つ様々なデジタル領域での強みを活かし、これからの時代に求められるワークプレイスの新たな価値をご提案しています。

このコンセプトを実装したエリアが晴海トリトン事業所に誕生しました。居心地の良いソファーが置かれたコーナーや、グリーンに囲まれたミーティングスペース。リアル・リモート・ハイブリッド、どんな形でもスムーズに打ち合わせができ、リモート先とも一体感をもって仕事ができるなど様々なワークスタイルを導入。従来のオフィスから雰囲気だけではなく社員の働き方にも変化が生まれています。

リモートワークが定着した今だからこそ、出社したくなるオフィス、人と人が自由につながりあえる方法を追求し、次の働き方の創造へ。リコージャパンが実践する新しいワークスタイルをご紹介します。

課題と効果

事業所リニューアル前の課題

  • 社員同士のコミュニケーションを活性化したい。

  • 会議室不足を解消したい。

  • 大規模な会議やハイブリッドセミナーの準備にかかる時間を短縮したい。

事業所リニューアル後の効果

  • リアルでもリモートでも社員同士が柔軟につながりあえるようになり、チーム力や生産性向上につながっている。

  • レイアウトを工夫し複数のミーティングエリアを新設することで、会議場所が確保しやすくなり、リモート会議の音漏れも軽減されている。

  • 大型会議室にMicrosoft Teams Roomsおよび専用のカメラ、マイク、スピーカーを実装。大規模な会議やハイブリッドセミナーを手軽に開催できるようになり、会議の質も向上している。

事業所リニューアルの背景

仲間と柔軟につながりながら、好きな場所で自由に働ける新しいワークスタイルを目指しています

晴海トリトン事業所では、RICOH Smart Huddleをコンセプトにリニューアルを行い新しいワークスタイルを実践しています。RICOH Smart Huddleというコンセプトはどのように生まれたのでしょうか。スマートハドル企画室 柳瀬に話を聞きました。

リコージャパン株式会社 デジタルサービス企画本部
スマートコミュニケーション企画センター
スマートハドル企画室 事業戦略グループ
柳瀬 美幸

柳瀬「新型コロナウイルス感染症をきっかけに、想像を超える速さで社会の価値観や働き方が多様化していきました。こうした中、リコージャパンだからこそ生み出せる価値を改めて追求し、次の時代の働き方を創造するコンセプトとして立ち上げたのがRICOH Smart Huddleです。RICOH Smart Huddleで目指すのは、働く『場所』の改革に留まりません。ワークプレイスデザインに、好きな場所で自由に働けるノウハウやインフラストラクチャー、コミュニケーションを促進するICT機器など、リコージャパンが長年培ってきた様々なデジタルサービスを掛け合わせることで、新しい時代の『ワークスタイル』を創造していくことを目指しています。」

スマートハドル企画室の平田は、RICOH Smart Huddleにはリコージャパンの強みが凝縮されていると話を続けます。

  • ※インフラストラクチャー︓
    基盤・基本的施設・インフラのこと

リコージャパン株式会社 デジタルサービス企画本部
スマートコミュニケーション企画センター
スマートハドル企画室
スマートハドル営業・PMグループ
平田 佳之

平田「リコージャパンの強みは、オフィスの設計・デザインから、ICT機器の選定、施工、運用まで、ワンストップで提案できることです。これは、リコージャパンがワークプレイスデザインとデジタルサービスの両方に精通していることに加え、社内実践を行っているからこそ提供できる価値だと考えています。

リコージャパンでは、単に製品を販売するのではなく、多種多様な製品やサービスについて社内実践を繰り返し、そこから得られたノウハウとともにお客様にご提案することを大切にしています。RICOH Smart Huddleにおいても、どんな空間をつくり、どんなシステムをどう組み合わせるのがベストなのか、自分たち自身の経験を通じて見極めるため、晴海トリトン事業所のリニューアルにあたり、RICOH Smart Huddleを実践することになりました。」

リモートワークが定着し、ハイブリッドミーティングも急増
リアル・リモートそれぞれの良さを最大限に活かせる環境を作りたいと考えました

晴海トリトン事業所のリニューアルを統括したのは、ICT事業センター 事業統括室の矢島です。矢島にリニューアル前の課題を聞きました。

リコージャパン株式会社 デジタルサービス企画本部 ICT事業センター
事業統括室 計画グループ
矢島 淳也

矢島「晴海トリトン事業所へ移転してから時間が経ち機材の老朽化が見られたことに加え、コロナを機にリモートワークが定着したことで、多様な働き方に対応できる環境へリニューアルする必要がありました。

特に課題となっていたのは、ハイブリッドミーティングの急増による会議室不足です。長テーブルをパーテーションで区切り簡易ミーティングルームとしていたのですが、ミーティングの声がどうしても周りに漏れてしまい、周囲の社員は仕事に集中できない等の問題が生じていました。本当はオフィスに戻ってみんなと一緒に仕事がしたい。でも、出社しても会議室は足りないし思うような働き方ができない……。そんな思いから出社を躊躇する社員もいたようです。そこで、リモートならではの利便性は保ちながら、Face to Faceだからこそ育まれる社員同士のつながりや、生産性の高いコミュニケーションを取り戻していくために、スマートハドル企画室と連携しリニューアルを進めていきました。」

事業所リニューアルの効果

リアルでもリモートでもディスカッションが弾む環境を構築
「出社して良かった!」と思ってもらえる工夫も盛り込んでいます

晴海トリトン事業所の42階を、RICOH Smart Huddleをコンセプトにリニューアル。リアル・リモート・ハイブリッド、どの形でもスムーズに打ち合わせができる複数のミーティングスペースを新設したほか、ソロリモート席も充実しています。

柳瀬「Web会議を円滑に行える環境の整備はもちろんですが、リモートワークが定着した今、リアルだからこその価値を実感できるように、グリーンやアロマで心地よい空間を演出したり、他のチームの熱量や雰囲気を感じられるように壁を設けない等の工夫も盛り込みました。RICOH Smart Huddleエリアを利用した社員からは、リラックスできる、意思疎通がしやすい、一体感が生まれた、といった声が届いています。」

囲まれた形状により一体感がアップ。Face to Faceならではの密なディスカッションを促進。

Web会議用のデバイスが実装されており、リモート先と臨場感のある打ち合わせをすぐに開始できる。

フリーアドレスでも席の事前予約が可能。QRコードを読み込んで予約・利用。

複合機の近くに雑誌やテーブルを配置し、偶発的な⼈、モノ、情報の出会いを創出。

RICOH Smart Huddleエリア

課題だった会議室不足については、41階にミーティングルームを新設することで改善につなげています。

矢島「既存の執務スペースに、B工事不要なパネルを活用したミーティングルームを構築しました。声の向きを統一したり、パネルを使って個室にすることで、以前のパーティションだけで区切っていた簡易ミーティングルームと比較して、声・音対策が改善されているという感想が社員から寄せられています。社員の満足度をさらに高めていくため、アンケート結果も活用しながら引き続き改善を進めていく予定です。」

  • ※B工事:
    テナントの専有部分ではあるものの、建物全体に影響を及ぼす工事
41階に新設したミーティングルーム

最適なデバイスの実装により、リアル・リモートを問わず満足度の高いWeb会議やウェビナーを開催できるようになりました

大会議室BlueOceanも、RICOH Smart Huddleをコンセプトに一新しました。Web会議システムを常設することで、カメラやマイクが起動しない、音声がハウリングするといったトラブルを回避。Web会議前の準備時間が短縮されています。

また、自動追尾カメラや指向性マイクスピーカーをはじめ各種デバイスを組み合わせることで、使用用途や参加人数に合わせて最適な空間にアレンジすることも可能になりました。Web会議やウェビナーの品質が高まり、リアル・リモートを問わず、参加者の満足度向上につながっています。

Microsoft Teams Roomsおよび専用のカメラ・マイク・スピーカー、プロジェクター等を実装。

プロジェクターでリモート参加者の様子を大きく投影し一体感を演出。

自動追尾カメラ。自動的に話者を検知し、臨場感のある映像を配信。

各種デバイスの操作システムをワゴンに集約。最適な空間を手軽に構築することが可能。

平田「BlueOceanには、会場の参加者にもリモートの参加者にも、より充実した体験を提供するための様々な工夫が実装されています。例えば、3台のプロジェクターを使い分け、2台では資料を、もう1台ではリモート参加者の様子を大きく投影することで、資料の見やすさはそのままに、リモート参加者との一体感を演出できます。一方、リモート参加者に対しては、自動追尾カメラと会場全体を映し出すカメラを組み合わせ、臨場感のある映像を配信。どこから会議に参加しても、リアルに近い体験ができるようにしています。

BlueOceanはお客様からの関心も高く、BlueOceanのシステム構成をそのまま導入したいとご要望をいただくこともあります。」

RICOH Smart Huddleをさらに進化させ、お客様企業に新しい価値を提案していくことを目指しています

晴海トリトン事業所のリニューアルは、これで完成したわけでありません。晴海トリトン事業所では、より良いワークプレイス、新しい働き方の創造を目指して、日々新しい挑戦が展開されています。

矢島「リコージャパンでは、新しい価値の創造を目指して常に社内実践を行っているので、今回のリニューアルにおいても『これで完成』とは考えていません。限られた予算・スペースを最大限に活かし、一定の効果を生むことはできましたが、まだファーストステップです。引き続き社員の声を聞きながら改善を重ね、RICOH Smart Huddleをさらに進化させていく予定です。

そして、社内実践の先には、お客様への提案があります。今回のリニューアルを皮切りに引き続き社内実践を重ね、そこから生み出される新しい価値、これからの時代に求められるワークプレイスや新しい働き方を、お客様企業へご提案していけたらと思っています。」

ViCreA 晴海のご案内

晴海トリトン事業所は、お客様に社内実践事例を紹介するライブオフィス「ViCreA」となっています。RICOH Smart Huddleを実践する様子もご覧いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。

企業プロフィール

企業情報

名称

リコージャパン株式会社
晴海トリトン事業所

URL ViCreA 晴海
事業所所在地 東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランド トリトンスクエア X棟
事業内容

様々な業種におけるお客様の経営課題や業務課題の解決を支援する各種ソリューションの提供。

  • 複合機(MFP)やプリンターなどの画像機器や消耗品およびICT関連商品の販売と関連ソリューションの提供

  • サポート&サービス(画像機器やICT関連商品の保守、ネットワーク構築・保守、ICT運用業務代行)

  • システムインテグレーションおよびソフトウェア設計・開発

従業員数(全社) 18,161名(2024年4月1日現在)
  • 本ページに掲載されている情報は、2024年9月現在のものです。

無料資料ダウンロード

RICOH Smart Huddle スタイルブック

この一冊で、最新の7つのワークスタイルが分かり、お客様の課題を解決に導きます。

こんな方にオススメ!

  • 生産性が向上するオフィスにリニューアルしたいが、イメージが湧かない
  • 働く場所にとらわれず、コミュニケーションを円滑化したい
  • お客様の記憶に残るエントランスを演出したい など

掲載内容

  • RICOH Smart Huddleスタイル一覧
  • リコーが提案する7つのスタイル
  • 課題解決に導くラインナップ

ダウンロード

この事例を印刷用にダウンロードして ご利用いただけます。

お問い合わせ・お見積り

ソリューションに関するお問い合わせ・ご相談はこちら

PAGE TOP