音声グループコミュニケーション活用例~福祉・介護~

福祉・介護施設といった一刻一秒を争う業種では、そこで働くスタッフ同士のコミュニケーションの質は非常に重要です。施設内の離れた場所で、いかにスタッフ同士が密に、そしてスムーズに情報共有できるかを追求することは必要不可欠といえます。
そこで今回は、スタッフ同士の連携に有用な「音声グループコミュニケーション」を福祉・介護施設で利用する際の活用法や活用例をご紹介します。

音声グループコミュニケーションとは

音声グループコミュニケーションとは、スマートフォンやタブレットにインストールすることで、 4G、5G、Wi-Fiなどのインターネット通信を利用して音声、映像、位置情報を共有できる、業務用チームコミュニケーションアプリです。

従来の無線やPHSの代替として注目されており、すでに介護施設でも施設内のコミュニケーションアプリとして活用されています。

グループ内に音声を一斉送信できる機能や、映像会話のライブキャスト機能、MAP上で指定した範囲内のメンバーと会話できる機能、テキストを音声に変換する機能など、福祉・介護施設内で必要なコミュニケーションを円滑にする機能が豊富です。

福祉・介護施設における活用法

それでは、福祉・介護施設ではどのような活用ができるのか、確認していきましょう。

入居者等の施設内の居場所を常に共有する

福祉・介護施設内では、入居者や利用者が自由に移動できることが多く、施設内における所在地の把握は必要不可欠です。音声グループコミュニケーションなら、常にスタッフ間で音声によって情報共有ができ、離れているスタッフとの連携もスムーズに行えます。
ハンズフリーで一度に全員に音声発信ができるので、相手が作業中でも通話ができます。電話の伝達ミスやタイムロスなどの無駄の削減にもつながります。

緊急時の対応も迅速に可能

入居者に緊急のことが起きた場合に、従来は手が空いているスタッフへのヘルプ要請のために1人ずつ無線やPHSで声かけするなどの手間がありました。その点、一斉発信のできる音声グループコミュニケーションなら迅速にヘルプ要請等が可能となります。

災害時のBCP対策として

音声グループコミュニケーションはインターネット通信を利用するため、災害時に火事が起き、回線が燃えてしまったという場合でも、利用を継続することができます。

翻訳機能で外国人スタッフとの対話もスムーズに

福祉・介護施設では、外国人スタッフを雇用し、教育するケースもあります。音声グループコミュニケーションには翻訳機能がついているものもあり、自分の話した内容が相手の言語に合わせて翻訳され、音声と文字で届くため、外国人スタッフとのコミュニケーションもスムーズに行えます。

自動録音でいつでも聞き返せる

話した内容は自動録音されることから、いつでも聞き返せる上に、話した内容はテキスト化もされるため、備忘録や議事録にもなります。

介護施設における活用例

続いて、実際に音声グループコミュニケーションをうまく活用している介護施設の事例をご紹介します。

導入前の課題

特別養護老人ホームやデイサービスを提供する、ある福祉施設は、従来まではPHSと無線機を活用していました。無線機は入居者や利用者の居場所をスタッフ同士で情報共有するために利用していましたが、大きく持ち歩きにくい欠点から、主にPHSを利用していたため、情報共有に時間がかかっていました。
また消防署の指導により、災害時の配線燃焼へのリスク対策もして、PHSに代わる製品の導入検討も必要でした。

音声グループコミュニケーション導入後

そこで、PHSと無線機に変わる施設内のコミュニケーションツールとして音声グループコミュニケーションを導入しました。結果、入居者や利用者の施設内の所在地を常にスタッフ間で音声にて共有するようになり、入居者等の急変時においても、迅速な対応も可能になりました。

またボタンを押すだけで一斉発信できる利便性から、若手から50代のスタッフまで年齢問わず簡単に利用できることにより、コミュニケーション数が従来より増えたといいます。その分、対面の必要性が減ったことから、対面会議などの際には、その会議の質がかえって上がったという効果も生みました。

また、災害時にも支障なく利用できることから、BCP対策にも役立っており、防災訓練にも活用しているそうです。

この事例は、音声グループコミュニケーションを活用することで福祉・介護施設内のスタッフ同士の情報共有課題を改善し、さらにBCP対策にも役立てている好事例といえます。

まとめ

音声グループコミュニケーションは、福祉・介護施設のスタッフ間のコミュニケーションに最適なツールです。
使う人を選ばないシンプルな操作性も、一般的に働くスタッフの年齢層が高いといわれる介護施設に適しているといえます。
PHSや無線の代替ツールとしてもよく導入されていることから、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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