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お客様導入事例 株式会社サーモアドベンチャー 様

高性能サーモグラフィカメラで、建物の健康状態を見える化。
建物を傷つけることなく内部の状態や性能を的確に診断し、
最適な修繕方法やリノベーション計画をご提案されています。

株式会社サーモアドベンチャー様は、サーモグラフィ技術に特化した建物診断を行われています。
ビジネスの中核を担うサーモグラフィカメラは、世界屈指の技術力を誇るFLIR T640(ハイエンドモデル)。
建物内部の温度分布を外から計測することで、建物を傷つけることなく内部の状態を的確に分析。
トラブルの原因特定からリノベーション計画の提案、入居前診断まで、幅広く活用されています。
建物の健康状態をサーモグラフィ画像で見える化した、お客様にも分かりやすいアプローチに、高い信頼と評価が寄せられています。

画像:どんな現場でも使いやすい人間工学に基づいた設計
どんな現場でも使いやすい人間工学に基づいた設計

画像:わずかな温度変化も的確に計測
わずかな温度変化も的確に計測

課題と効果

【導入前の課題】

  • 雨漏りなど、肉眼では原因特定が難しいケースがあった。
  • 建物にダメージを与えることなく、建物の状態を診断できる方法を探していた。
  • お客様に安心してお任せいただけるリノベーション計画を提案したかった。

【導入後の効果】

  • 建物診断の精度が向上。トラブルの原因特定にかかる時間が削減された。
  • 外からでも高精細なサーモグラフィ画像を撮影できるため、建物を傷つけずに診断できるようになった。
  • 建物性能を数値化することで、信頼性の高いリノベーション計画を提案できるようになった。

選定のポイント

  • 世界トップシェアを誇るFLIR Systems社の製品は建築業界で高く評価されている。
  • 豊富なラインナップの中から、事業に最適なサーモグラフィカメラを選定できた。
  • 多様な事業に活用できる技術力、操作性を備えていた。

導入の背景

建物にもお客様にも余計な負担をかけることなく、
建物の健康状態を見える化する方法を探していました。

なぜサーモグラフィカメラを用いた建物診断に特化した会社を起業されたのでしょうか。サーモアドベンチャー 代表取締役 高橋義則様に、会社設立の背景を伺いました。

「長年リフォーム事業や住宅の建築・販売の仕事に携わる中で、建物内部を直接見られないことに、もどかしさを感じていました。内部を確認するために壁を剥がせば建物に大きなダメージを与えてしまいますし、お客様のストレスにもなります。建物を傷つけずに効率よく建物診断を行う方法を探していた時に、可能性を感じたのがサーモグラフィカメラです。

雨漏りや外壁劣化があれば、ある条件下で必ず温度変化が生じます。ですから、建物の外から建物内部の温度分布が撮影できる高性能なサーモグラフィカメラを活用して、快適で健康な暮らしの提案、持続可能な建物づくりにつなげていきたいと考えました。」

ビジネスの中核を担うサーモグラフィカメラとして、高橋様が選ばれたのはFLIR T640です。FLIR Systems社は、豊富な実績と高度な技術力から高く評価されており世界トップシェアを誇ります。リコージャパンでは、リーズナブルなタイプから、プロフェッショナル仕様の高性能モデルまで幅広いラインナップのFLIR Systems社製品を取り扱っており、お客様の使用目的やご要望に合わせた提案を行っています。

FLIR Systems社の中でもハイエンドモデルのFLIR T640を選ばれた高橋様。その理由をお聞きしました。

「FLIR Systems社製品は建築業界でも高く評価されていますので、最初からFLIR Systems社と決めていました。ただ、製品の種類が多く価格帯も広いので、最適なモデルを自分で選定するのは難しかったですね。そこで、外壁診断を含む幅広い事業を行いたいと相談したところ、ご提案いただいたのがFLIR T640でした。高額な商品ですので少し迷いましたが、豊富なご経験から、リーズナブルなモデルでは想定している事業に対応できないこと、事業に適していなければ買い換えのリスクがあることを、丁寧にご説明いただいたことが、大きな決め手になりました。最終的には、2種類のデモ機を比較できたのも良かったですね。実際に触ってみて、FLIR T640なら思い描いているような多角的な展開ができると確信し、導入を決定しました。」

画像:株式会社サーモアドベンチャー 代表取締役 高橋 義則 様株式会社サーモアドベンチャー
代表取締役
高橋 義則 様

導入の効果

サーモグラフィ画像から、建物内部の状態を分析。
雨漏りをはじめ、肉眼では困難なトラブルの発見・原因特定に活用しています。

サーモアドベンチャー様の建物診断は、FLIR T640で現場を撮影するところから始まります。具体的にどのように活用されているのか、例を挙げてご説明いただきました。

「建物診断で特に難しいのが雨漏りです。実際に雨漏りしている場所が水の侵入口とは限らず、水の通り道がどうなっているのか、外から見ただけでは見当をつけるのも難しいです。
当社の雨漏り調査では、FLIR T640で天井全体の撮影を行います。そうすることで低温部分が可視化され、原因の予測が立てられます。予測に基づいて再撮影やサーモグラフィ画像の分析を重ね、具体的な原因や場所を特定。長く雨漏りに悩まされているお客様からご相談を受け、FLIR T640で根気よく調査を続けた結果、ついに水の侵入口を発見できた、というケースもありました。

FLIR T640 を使うことで、肉眼だけの診断よりも原因特定にかかる時間を削減でき、建物への負担も最小限に抑えられます。何よりも、お客様の不安をいち早く取り除き、安心で快適な暮らしを早く取り戻していただけるのが嬉しいですね。」

画像:天井全体を撮影したサーモグラフィ画像。青い部分が雨漏りをしている個所。
天井全体を撮影したサーモグラフィ画像。青い部分が雨漏りをしている個所。

画像:温度レンジやカラーパレットを変更することで、雨漏りしている個所をより鮮明に表示できる。
温度レンジやカラーパレットを変更することで、雨漏りしている個所をより鮮明に表示できる。

高精細なサーモグラフィ画像と建物性能の数値化が、お客様の安心感や信頼につながり、
リノベーションに加え、新築物件にもニーズが広がっています。

環境配慮や健康意識の高まりを受け、リノベーション分野では特にサーモグラフィカメラのニーズが高まっています。引き続き高橋様にお話しを伺いました。

「人にも環境にもやさしい未来を見据えたリノベーションを行う上で、最初の一歩であり重要な鍵となるのが、現在の建物の状態を正しく把握することです。FLIR T640は離れた場所からでも高精細なサーモグラフィ画像を撮影できるので、ビルを外から撮影し外壁全体を診断することも可能。まずは全体を撮影し見当をつけてから至近距離で再撮影すれば、劣化した箇所をピンポイントで絞り込めます。」

サーモアドベンチャー様では、FLIR T640と専用システムを組み合わせた断熱性能を数値化するサービスも展開されています。この数値に基づいたリノベーション計画は内容の分かりやすさもあり、高い信頼を集めています。

「お客様の大切なお住まいですから、責任を持ったリノベーション提案を行い、お客様に安心してお任せいただきたいのです。そのために行っているのが、サーモグラフィ画像を元にした建物性能の数値化です。FLIR T640 で撮影した画像を専用システムに取り込み壁の断熱性能(熱貫流率 U値)を数値化。そこからリノベーション前後のシミュレーションにより、光熱費の変化や建物性能の向上を数値で算出します。お客様の個々のケースに応じた精度の高いリノベーションを提案できますし、提案の根拠を具体的な数値で掲示することが、お客様の信頼や安心感につながっています。」

画像:FLIR T640は、建物を外から撮影し外壁全体の劣化診断を行うことも可能。(赤く表示された部分が外壁浮きが疑われる箇所)
FLIR T640は、建物を外から撮影し外壁全体の劣化診断を行うことも可能。
(赤く表示された部分が外壁浮きが疑われる箇所)

画像:断熱材が欠損していると、そこだけ温度変化が大きく表示される。
断熱材が欠損していると、そこだけ温度変化が大きく表示される。

サーモアドベンチャー様のお客様層は、リフォーム会社、建築会社、工務店、防水塗料メーカーから、建物のオーナー様まで多岐に渡ります。既存の建物に留まらず、新築物件の入居前診断にもニーズが広がっているそうです。

「新築物件の診断は壁を塞ぐ前に行います。そうすれば、万が一問題があったときにも建物にダメージを与えたり余計な費用を重ねることなく、すぐに修繕が可能です。安心して新しい住まいでの暮らしをスタートしていただけます。」

最後に今後の展開について伺いました。

「FLIR T640を使う中で、さらに幅広い環境・空間に対しても、健康や快適をお届けできる可能性を感じています。これからもFLIR T640とともにいろいろな分野へ挑戦していきたいですね。」

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お客様プロフィールと導入製品

お客様情報

■お客様名称:株式会社サーモアドベンチャー 様

■URL:http://thermo-adventure.co.jp/

画像:株式会社サーモアドベンチャー

導入製品

■FLIR T640

※リコーWEBページの商品ラインナップのコーナーは一部の機種を抜粋して掲載しております。T640を含めまして、各機種の詳細につきましてはリコージャパンにお問い合わせください。


  • 本ページに掲載されている情報は、2019年8月現在のものです。
  • FLIRは、FLIR Systems, Inc.またはその関連会社の日本または他の国における商標です。
  • 本ページ記載の会社名および製品名は、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。
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