オフィス内で一人の集中作業やビデオ会議などを行える個室ブースは、リモートワークなどの多様な働き方が推奨されている中、業務内容に応じて働く場所を選んで生産性を上げる必要がある中で、注目されています。
今回は、オフィスの個室ブースの概要や設置される背景、メリットやポイントをご紹介します。ぜひご検討ください。
オフィスの個室ブースとは、オフィス内で1人や2人から4人が集中して作業ができるように設けられた、電話ボックスのように完全に個室になっているタイプもあれば、パーティションで区切られているだけの簡易的なものもあります。
個室ブースを設置する目的は、集中して作業やミーティングが行えるようにするためです。近年はフリーアドレスなどのオープンなスペースで業務の内容に応じて、自らスペースを確保して作業するケースが増えていますが、そのようなときに周囲の雑音や視界に入る景色などが原因で集中しづらいこともあります。
またWeb会議や少人数のミーティングでは内容、周囲に聞こえないように行いたい、機密情報を扱うケースもあります。そのようなときに個室ブースは役立ちます。
個室ブースは大きく3種類に分けられます。
また個室ブースには次のような機能があります。
これらの必要な機能のある個室ブースをオフィスに設置して活用している企業は多くあります。
個室ブースをオフィスに導入することのメリットをご紹介します。
個室ブースを設置しておけば、従業員は1人で集中して作業したいシーンがあったときに、ブースを選択利用することで、より集中して作業を行うことができます。効率化は、結果的に従業員の生産性向上につながります。
個室ブースではWeb会議を行うことができます。閉鎖された空間で集中でき、遮音性もあれば、周囲に音が漏れることなく、機密性を保って実施することができます。
その結果、社内の業務効率化だけでなく、社外とのコミュニケーションの活性化にもつながります。
個室ブースを設置すれば、近年進むリモートワークの一つのスペースとしての利用も可能です。自宅では作業はできてもWeb会議となると機密情報を取り扱うこともあり、なかなか実施がむずかしいこともあります。そのようなときにオフィスに出社し、個室ブースを利用して、Web会議を心おきなく行うといったことも可能です。その結果、多様な働き方の推進にもつながるでしょう。
個室ブースで集中して、生産性の高い作業が行えると、従業員自身のモチベーションが向上するでしょう。また多様な働き方を実現できる会社に対して良い印象を抱くと考えられます。その結果、従業員満足度の向上にもつながります。
個室ブースをオフィスに導入する際には、次のようなポイントを押さえて実施すると、効果が得られやすくなるでしょう。
個室ブースの種類は目的や環境にあったものを選びましょう。
クローズ型はプライバシーやセキュリティ性が高い一方で通気性が低く、高額になります。セミクローズ型は適度なプライバシー性があり利用には申し分がない一方、セキュリティは劣ります。オープン型は最も安価に済みますが遮音性とセキュリティ性に劣ります。
リモートワークを取り入れている場合、自宅からあらかじめオフィスの個室ブースを予約できる仕組みを作れば、出社後にブースが埋まっていて不便を感じることを防げます。
個室ブースの最大利用時間の制限や利用後の掃除など個室ブースの利用ルールを策定し、従業員に周知することで誰もが快適に利用でき、運用もスムーズに行えるでしょう。
個室ブースの設置には、消防法・建築基準法が関わることがあるため、違反しないよう注意が必要です。クローズ型は火災のリスクからスプリンクラーや感知器などの設置が必要になることがありますので、よく確認しましょう。
個室ブースは、新しい働き方を促進し、従業員のパフォーマンス向上や満足度の向上につながる有意義な設備です。ポイントを押さえて効果の出る個室ブース設置を進めましょう。
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