LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)は、電子機器においてさまざまな機能を実現するために欠かせない重要な部品です。LSI開発は複雑な回路設計を要するため、正しい開発のやり方が分からないと効率的に開発できないだけでなく、意図通りに動かないことも多く、解析や再設計に手戻りが発生してしまいます。また、効率的な開発を自社で行うには、さまざまなEDA(Electronic Design Automation)ツールをどう使いこなすかも重要です。
そこでリコーでは、LSIの仕様決定から設計、検証、実装、実機評価まで、適用するツールも含めた開発全体の工程で必要な環境を構築し、効率化を実現しています。
リコーはこれまで、複合機のほか、カメラや車載機器、医療機器など、さまざまな商品で使われるLSIの自社設計・開発を通して、独自のノウハウを蓄積してきました。また、LSI開発のサポート体制が整っており、社内のLSIの設計者への開発環境の提供や人材の育成を行っています。これらのノウハウは、業種問わず、さまざまなLSIの開発に展開可能です。
困り事 | 実践効果 |
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LSIが意図通りに動作せず、原因究明と対策に手戻りが発生してしまう。 | 仕様設計から設計・評価まで、LSI開発全体の最適な開発環境を構築できる。 |
ノウハウが無い状態でのLSIの開発では、以下のような困り事が多く、問題が発生した際の原因究明と対策に手戻りが発生してしまいます。
リコーは、これまでさまざまな商品のLSIの開発全体を自社で行っており、LSIの検証に独自の技術とノウハウがあります。以下のような環境を自社で整えることで、LSI開発全体の効率化を実現しています。
開発全体の約6割と言われる検証工程では、リコーが業界トップクラスの実績がある検証手法や新しい手法などの最適な組み合わせで、品質向上や工数削減の両立を実現しています。また、各種EDAツールを使いこなすには、どのような課題や用途に適しているか、ツール間による連携の効果などを理解することが必須です。リコーでは長年、主要なEDAツールを活用して蓄積したノウハウでツールチェーンを形成しており、効率的な設計フローを構築しています。
これらのノウハウは、業種を問わず、現在LSIの開発にお困りの方や、新規でLSIの開発を計画している方などに展開可能です。
製造業の現場での困り事をお伺いし、課題解決につながるご提案をいたします。
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