社内実践事例紹介の様子
2026年1月、リコージャパン北海道支社は札幌市が実施する「札幌SDGs先進企業認証制度」において「札幌SDGs先進企業」として認証されました。本制度は、社会課題の解決と企業成長を両立するロールモデルの創出を目的とし、第三者による審査を経て基準を満たした企業を認証する札幌市の取り組みです。
これまでリコージャパン北海道支社は、2024年9月に札幌市が実施する「札幌SDGs企業登録制度」に登録していました。この制度は、2026年6月現在600社が登録されておりますが、リコージャパンの事業活動をより広く周知する目的で「札幌SDGs先進企業」の認証取得にチャレンジいたしました。2026年6月現在、18社が「札幌SDGs先進企業」として認証されており、リコージャパンは「本業を通じた中小企業のDX・働き方改革の推進」「環境負荷を低減するビジネスモデルの構築」「自社におけるESG経営の実践と地域へのオープンな共有」といった点についてご評価をいただきました。
認証企業は名刺に「認証制度」の上記マークを使用することができ、ブランドイメージ向上にもつながっている。マークに使用されているすずらんは札幌市の花。注1
社会課題の解決と企業成長の両立を後押しする「札幌SDGs先進企業認証制度」は、顧客の課題解決や価値共創に向け「事業とSDGs/ESGの同軸化」を推進するリコージャパンの姿勢とも合致しています。
一方で、SDGsの目標達成は社会課題の解決の糸口であると同時に、企業価値の向上にもつながる重要な取り組みですが、多くの企業にとっては社会的責任としての側面が重要視され、ビジネスの視点では十分に捉えられていないのが現状です。
そのような全国の企業にとってリコージャパンの取り組みがヒントとなるよう、「事業とSDGs/ESGの同軸化」を実践する場である「ViCreA札幌」を紹介したところ、高い関心を寄せていただきました。また、リコージャパンで日々実践しているAI活用やDX推進は多くの企業に共通する課題であることから、全国の政令指定都市から中小企業支援業務に関わる職員が集まる場において、これらの取り組みを紹介してほしいとのご要望をいただき、リコージャパン北海道支社 札幌北事業所にて実践事例紹介セミナーが実施されました。
当日は全国から40名の職員が参加。リコージャパン 北海道支社の高谷さんが講師を務め、「SDGs」「AIによる業務効率化」「オフィス環境」の3つのテーマでリコージャパンにおける実践事例の紹介を行ないました。全国各地の政令指定都市の担当者が、リコージャパンの価値共創空間である「ViCreA」に一堂に会するのは初めての機会であり、当社の実践を地域の枠を越えて共有する、非常に意義深い場となりました。
まずは、「札幌SDGs先進企業認証制度」でも重要な視点となっている「社会課題の解決と企業価値の向上の同時実現」についてご紹介しました。
リコージャパンでは「事業とSDGs/ESGの同軸化」を掲げ、事業を通じた社会課題の解決と企業価値の向上の同時実現を目指しています。社員の日々の活動は、「製品・サービスを通じてお客様と進めるSDGsへの貢献」と「自社+パートナーと取り組むSDGsへの貢献」の2つのアプローチで捉えられており、これらの活動の成果を測る指標として、業績目標である財務目標と社会への貢献度を表すサステナビリティ目標を設定し、両者の達成を目指した経営活動を進めています。
北海道支社独自の事例として紹介したのが、複合機梱包用の段ボールのアップサイクルの取り組みです。役目を終えた段ボールを地域の子どもたちに配布し、遊び場として活用いただくこの取り組みは、資源循環や環境保全の面だけでなく、コミュニティとの共生を通じて新たな接点の創出にもつながっており、まさに「事業とSDGs/ESGの同軸化」を体現する取り組みとなっています。
このような事業活動については、ステークホルダーに対して積極的に伝えていくことが重要であり、サステナビリティレポート等を活用した情報発信の重要性をご説明いたしました。北海道支社では「SDGsコミュニケーションブック」を作成し、社内外への情報発信や理解促進に活用しています。
「AIによる業務効率化」は時事に即したテーマでもあり、多くの職員の方が熱心に聞かれていました。
リコージャパンでは業務効率化および生産性の向上を図るため、「RICOH デジタルバディ」という生成AIソリューションを使用しており、請求書処理や営業部門の問い合わせ対応などに広く活用しています。一方で、AIの活用においてはデジタルデータの整備・蓄積が必要となるほか、情報漏洩を未然に防ぎ、安全かつ適正に使用するためのルールの策定といった環境づくりが必須である旨をご説明いたしました。
最後に札幌北事業所のオフィス環境をご紹介。
「オフィス内でも多様な働き方をしたい」という社員の思いから生まれた新たなワークスペースは、ABW(Activity Based Working)の考え方をベースに、業務に最適な時間・場所を自律的に選択できる環境を整備しています。生産性の向上とコミュニケーションの確保の両立を目指し、実践事例で培ったアイデアや創意工夫を反映した「はたらくよろこび」を感じるオフィスとなっています。
座学の後は実際にオフィス内をご見学いただき、多様な働き方に対応したワークスペースや、ペーパーレスやフリーアドレスなどの実践を通じて得られた気づきなどについてもご紹介いたしました。参加者の皆様からも日々の業務における課題やお困りごとなどが共有され、活発な意見交換が行なわれるなど、「事業とSDGs/ESGの同軸化」に向けたヒントを持ち帰っていただく機会となりました。
道産の木材を使用した「来客エリア」
Outlookと連携した「会議室予約システム」。
参加者からは「効率的な予約ができる」と好評だった。
ご参加いただいた札幌市様からは
「SDGs経営の裾野を広げていくためには、行政の支援だけではなく、リコージャパン様のようなリーディング企業の実践事例が、とても大きな力になると感じています。」
「現場で試行錯誤しながら培われた生のノウハウを地域に共有していただくことで、SDGs経営の輪が市内の企業へ広がり、持続可能で活力ある札幌の未来へとつながっていくことを心から期待しています。」
とのご意見をいただきました。
これからもリコージャパンは、事業を通じた社会課題の解決と企業価値の向上の同時実現を目指し、地域社会のロールモデルとなれるよう「事業とSDGs/ESGの同軸化」を推進するとともに、持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。
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