
全国各地の電気工事を請け負うA-TECH株式会社様。佐賀県武雄市の本社では取引先に提出する請負業務に関する人員の工事資格などのリスト作成や、請求業務、外注先への支払い業務を行っています。建設業界の例にもれず、同社でも取引先との書類のやり取りはファクスが多く、扱いなれた紙書類で業務を進めていました。
ところが、2019年8月、豪雨により近くを流れる六角川が氾濫して、水害が発生。同社も床上浸水の被害を受けます。同社ご担当者様は「30年ぶりの水害で正直驚きました。会社も床上まで浸水し、複合機や書類なども水に浸かる被害を受けました」と語ります。
テープで記された2019年(下)と2021年(上)の浸水高さ。2021年は事務机の下まで浸水した。
同社ではスキャンデータの保存用としてNASを利用しており、幸いNAS内のデータは取り出すことができましたが、水に浸かった書類は廃棄せざるを得なくなりました。その状況を踏まえ、リコージャパンの佐賀支社ではBCP対策として、複合機のスキャンデータをクラウドストレージのBoxに保存できるRICOH カンタンストレージ活用 for Box(以下、カンタンストレージ活用)、受信ファクスをBoxに直接保存できるRICOH カンタンファクス仕分け for Cloud(以下、カンタンファクス仕分け)を提案しました。
当初、同社内ではクラウドにデータを保存することを不安視していました。「インターネットにデータを保存すると、情報が漏れたり、消えてしまうのではないかと考えていました。しかし、リコージャパンの営業担当者が何度も丁寧に説明してくださり、安全で、また災害があってもデータは守られるということを理解できました」とご担当者様は語ります。
最終的にカンタンストレージ活用とカンタンファクス仕分けを導入し、NASに保存していたスキャンデータはもちろんのこと、日々受信するファクスもすべてBoxに格納する形に仕事のスタイルを変えました。「紙書類をスキャンする手間は増えたのですが、複合機からスキャンするだけでできますし、書類が安全に保存されると考えたら、安心感があってあまり気にならなくなりました」(ご担当者様)。
同社はカンタンストレージ活用/カンタンファクス仕分けの導入から2年も経っていない2021年8月に、再び水害の被害を受けます。 「前回は床上10cmぐらいだったのですが、このときは床上60cmぐらいまで水位が上がりました。3段の棚に入れていた書類は2段目までが水没し、複合機なども水に浸かりました。しかし、今回は前回と違い、書類は全て(Boxに)アップロードしてあったので、水没した書類は処分することをすぐに決断できました。リコージャパンのサポートもあって、PCや複合機も手早く手配してもらい、短期間で仕事を再開することができました」(ご担当者様)。
水害に備え、書類棚の下2段は重要なものを置かないようにしている
現在、3名のご担当者様で事務業務を行っている同社。まだ紙を使ったほうが仕事をしやすいこともあり、ペーパーレスとまでは行っていませんが、「いくらか紙を使う量は減ったと思います」と語ります。 リコージャパンの営業担当者についてご担当者様は「本当に(カンタンストレージ活用/カンタンファクス仕分けを)勧めていただいてよかったです。まさかこんな短い間隔でまた水害に遭うとは考えていませんでしたが、導入していて本当に良かったと思います」。別のご担当者様も「マメに連絡をくださり、困っていることがないかとか、わからないことがないかなど、懇切丁寧にしてくださいます。ぜひこれからも同じようにしていただきたいと思います」と語ってくださいました。
A-TECH株式会社
商業施設やマンション、学校などの照明器具の取付から、各種プラントなどの計装工事における管工事など、あらゆる電気工事を請け負うA-TECH株式会社。その活動範囲は、佐賀県を中心に全国各地まで広がっています。
■ 本社所在地:佐賀県武雄市北方町大崎1067
■ 設立:2008年2月
■ 事業内容:各種電気工事・管工事
※掲載されている製品名、社名などは、各社の商号、商標および登録商標です。
※本ページに掲載されている情報は、2022年3月現在のものです。
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