2022.12.23
目次
有限会社原口電設様は、佐賀県の公共施設の電気設備工事をはじめ、佐賀県及び近県でビルや住宅の電気・空調・換気扇設備等の各種工事やメンテナンスの多数の実績があります。同社では、入札対応や施工管理の効率化のためにRICOHスクラムパッケージを一括導入され、多くの書類業務の改善に着手されました。
地方自治体の公共調達でデジタル化が推進され、建設各社にも対応が迫られています。
有限会社原口電設
専務取締役の原口勉様は、建設業のデジタル化について、「一部の書類はメールに代わり、印鑑も不要になりました。しかし、完全な電子化はもう少し先という状況です。まだ紙の書類のほうが多いため、いまは準備期間と考えています」と話されます。
RICOHスクラムパッケージの一括導入は、「今後の経営の安定を考え、公共工事の受注増を狙い積算ソフトを検討しました。リコージャパンに導入の相談をしたのがきっかけです。
検討を進めて、いずれは導入が必要と考えていたシステムを導入すると補助金の効果が大きくなるとわかり、一括導入に至りました」
導入の結果、積算や施工計画書の作成、写真整理の各作業時間は、従来の半分以下の短縮になり、大幅な業務の効率化を実現されました。
有限会社 原口電設
専務取締役
原口 勉 様
同社では、これまで紙媒体の資料を参考に手作業で積算しており、「積算ソフトの導入は、むしろ遅れをとっていました」と原口様。「工事の受注にあたり、積算して役所の予定価格を見つけ出すのが第一ですが、自分が積み上げた金額が合っているのか、いないのかを積算ソフトで確認できるのが便利です」
導入後は、約1週間かかっていた積算作業が約3日に効率化され、落札への手応えを感じられています。
原口様は、負担が大きな業務として、写真の分類や管理を挙げられます。
「現場で写真を撮り、会社に戻ってから1枚ずつ選んで整理する作業が、一番大変でした。フィルムの時代は現像や物理的な保管が必要でしたし、画像がデータ化されてからも数日ごとの画像整理が必要です。現場によって画像の数は数千枚になり、振り分け作業の負担は小さくありません」
写真管理ソフトの導入後は、画像が自動で振り分けされて一元管理できるので、徹夜になることもあった作業から解放されました。
建設業では安全管理業務の重要性も増して、これまで以上の安全への配慮が必要です。
「以前の建築工事は一括発注だったため、弊社は下請けの立場でしたが、分離発注以降は設備工事の元請会社として一層の安全管理が必要になりました。システム導入後は、安全資料も効率よく作成できています」
積算の課題解決から始まったデジタル化の推進は、補助金の有効活用が導入コスト圧縮の大きなポイントになりました。
企業情報
会社名
有限会社 原口電設 様
所在地
佐賀県佐賀市田代2-8-45
設立
1973年4月
従業員数
9名(2022年10月現在)
事業内容
公共施設・ビル・住宅等の電気設備工事全般
導入ソリューション
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