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お客様導入事例 河原紙器株式会社 様 地域教育への貢献からSDGsへの取り組みが本格化し、新たな企業価値を生んだ。

河原紙器株式会社様 SDGs つなぐプロジェクト

目次

  1. 概要
  2. リコージャパンによる支援と河原紙器株式会社様の取り組み
  3. SDGsへの取り組みの背景
  4. SDGsの推進
  5. SDGsの実践
  6. お客様プロフィール

概要

難リサイクル紙を学校へ届ける取り組みが、
地域社会とつながる活動に

愛知県に拠点を置く河原紙器株式会社様は、企画・設計から印刷・包装まで全工程をグループ内で完結する紙器パッケージの一貫生産メーカーです。環境配慮を徹底した製品を食品業界をはじめ幅広い分野へ供給するとともに、工場廃材を地元の学校や保育園へ無償提供する「つなぐプロジェクト」を通じて地域貢献にも取り組んでいます。同プロジェクトを推進する同社取締役の安藤和歌子様にお話を伺いました。

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リコージャパンによる支援と河原紙器株式会社様の取り組み

SDGsのワークショップを通じてSDGsへの取り組みを本格化

STEP1 現場で出る難リサイクル紙を地域の子どもたちへ

製造工程で生じた難リサイクル紙を、産業廃棄物にせずに市内の保育園や学校へ提供。廃棄ゼロへの意識から地域貢献へ。

STEP2 SDGsの視点を自社活動に取り入れる

リコージャパン愛知支社で開催するSDGs勉強会に参加。ワークショップでの体験をもとに社内浸透と社内交流も兼ねた自社イベントを実施。

STEP3 環境経営を柱とした新たなアクションへ

パッケージ製造を通じた社会貢献の取り組みを経営方針へ。LED化や再生可能エネルギーの導入などを推進。

SDGsへの取り組みの背景

学校や保育園に難リサイクル紙を贈る“つなぐプロジェクト”

河原紙器株式会社様は、有名食品メーカーをはじめ、特殊加工や医療用など高度な要望にも応える技術を持つパッケージメーカーです。同社では、リサイクルが難しいメタル紙や余剰段ボールを春日井市内の小中学校や保育園に寄贈する“つなぐプロジェクト”を展開しています。その原点は、同社取締役の安藤和歌子様が、工場で出た金銀のメタル紙が廃棄されていることを知り、子どもの工作に使ったことでした。
メタル紙は、高級パッケージや販促ツールに使用される特殊紙で、アルミ箔ラミネートや金属粒子塗工など特殊加工がされています。このような特殊紙はリサイクル工程に適さず、費用をかけて産廃処理されていました。こうした背景から、安藤様は保育園へメタル紙を贈る活動を個人的に始めました。しかし学校関係者が同社を見学した際に、新たな転機が訪れます。
「事前質問票に社会貢献の項目があり、十分にお答えできるか疑問でしたが、社内に保育園の運動会で使われたメタル紙の作品がありました。これらをご紹介すると、多くの先生から『捨てているならうちの学校にも欲しい』という声をいただきました」
教育現場の事情を知った安藤様は、会社としてメタル紙を市内の学校に贈れないかと社長に相談したところ、予算に苦しむ学校の状況を深く理解してもらい、会社の活動として取り組みが始まりました。

河原紙器株式会社
取締役

安藤 和歌子 様

産業廃棄物をアップサイクル

企業活動としてメタル紙を学校に贈るために、市の教育委員会に足を運んだ安藤様ですが、廃材寄付の前例がなく、学校への寄附はお金や購入物しかなかったため、交渉開始から3か月後にようやく許可が下ります。初回希望校は市内53校中38校にものぼります。当初の想定を上回ったため、年2回に分けてメタル紙の全校配布を完了したのが同社の初年度の活動となりました。その後は社内の各部門からの提案で、クラフトテープやトイレットペーパーなどの芯、カラー段ボールなども集まり、累計で数トンにおよぶ寄贈につながりました。
同社の多くの社員の賛同により“つなぐプロジェクト”の輪は広がり、学校や保育園からも喜びの声が届き、地域や取引先からも評価されるようになりました。同社ホームページでは、これらの子どもたちの作品や、先生方が考案した教育現場での利用例、さまざまな型紙なども紹介されています。
一般的な“リサイクル”では、再生工程でエネルギーが消費され、その品質は再生前よりも低下します。しかし、産業廃棄物が減り、子どもたちの作品に生まれ変わって教育現場で活用されるアップサイクルへの大きな変化につながったのです。

  • 廃棄予定のものを、別のものへと生まれ変わらせる「創造的再利用」のことです。
後述の内容を表した画像

メタル紙を保存して春日井市内の教育機関に配布

SDGsの推進

SDGs社内浸透への取り組み

“つなぐプロジェクト”が本格化した頃、活動とSDGsの考え方が合うことから安藤様はSDGsの社内推進を意識しました。リコージャパン愛知支社の担当者に社内浸透を相談したところ、リコージャパンでは全国各支社でSDGsの勉強会やイベントを開催しており、安藤様は担当者が紹介した愛知支社の勉強会に参加しました。
最初は一般的な研修会と考えていた安藤様ですが、段ボールにアイデアを書き込むグループワークや、カーボンニュートラルゲームを体験しました。カーボンニュートラルゲームはシミュレーション型のカードゲームで、参加者が業種や組織に分かれ、他チームと交渉してカーボンニュートラルを目指しながら社会全体のCO2排出量の変化を体験します。
「カーボンニュートラルゲームは、これまでにないSDGsゲームで、交流しやすく達成感のある、よく考えられたゲームだと思います」と、社内浸透に役立つと考えた安藤様は自社開催も企画しました。
「受け身の勉強会よりも自社に合うと思い、カーボンニュートラルゲームの自社イベントを開催しました。全社の親睦や交流も兼ねて地方の社員も呼んで開催しましたが、次の開催希望も出てくるなど大変好評でした」

  • 株式会社プロジェクトデザインのカードゲーム「2050カーボンニュートラル」です。
後述の内容を表した画像2

リコージャパンの公認ファシリテーターがカーボンニュートラルゲームを実施

SDGsの実践

自社のESG強化を本格展開

同社ではSDGsの社内浸透を進めると同時に、リコージャパンの提案をもとに実践を進めています。
「事務棟については全館のLED化を推進しました。再生可能エネルギーについては、電力契約の見直しを行い対応することにしました。また、環境センサーを設置して工場の空調を適切な状態になるよう管理しています。紙は繊細で、温度や湿度に影響されることもあり、人と紙の共存を図り始めたところです」
「リコージャパンにはさまざまな要望への丁寧なヒアリングや対応、詳しい情報や教育の提供など予想を上回る提案をもらえて、とても助けてもらっています」と話す安藤様。「私たちも、ものづくりの会社である以上、SDGsへの貢献なしでは成り立たないと考えています。困ったことがあれば寄り添ってもらえることにとても感謝しています」

後述の内容を表した画像3

(画像左)LED(画像右)環境センサー
脱炭素と快適な職場づくりに配慮した取り組みを推進

お客様プロフィール

企業情報

会社名
別ウィンドウで開く 河原紙器株式会社 様
本社所在地 愛知県春日井市岩野町4208番地
設立 1914年3月
従業員数 204名(2025年12月現在)
事業内容 一般紙器、印刷紙器、紙工機械類製造販売、段ボール、自動包装用紙器製造販売

100年超の実績を持ち、紙器パッケージの企画から製造までを手がける自社一貫生産メーカーとして、食品業界をはじめ幅広い分野に製品を供給している。再生紙を80%以上使用するなど、脱プラスチック時代に求められる持続可能なパッケージづくりに真摯に向き合っている。

SDGs推進を支援するリコージャパンの取り組み

  • カードゲーム「2050カーボンニュートラル」の実施については、各部門・支社で異なるため、詳細は、担当者までお問い合わせください。
  • 本ページに掲載されている情報は、2026年4月現在のものです。

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