「作らずに創る」は、リコーが長年続けているものづくり革新の活動指針です。中でも「ものを作らず検証する」は、製品品質の向上や開発コスト削減・期間短縮だけではなく、「バーチャルで検証を行う」という点で、変化の多い時代に適した考え方です。
数ある設計検証の中でも、輸送品質については実機ありきの評価であり、「選択肢が少ない中での設計改善」、「実機試験の繰り返し」、「包装材の肥大化によるコストアップ」などの問題があることと思います。リコーでは、この輸送品質についても、ものを作らずに検証をしており、多くの実績を上げています。
これら実績の一例と、社内実践から得られたノウハウ(実機評価や設計ノウハウを含む)を、お客様にご提供することの概要について、ご紹介します。
リコーテクノロジーズ株式会社 プロダクト事業本部 CV開発室
水野 直樹