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お客様導入事例　ワコール流通株式会社様人と機械の協働環境の構築を実現するAGV（無人搬送車）活用事例物流における搬送自動化への挑戦

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2023.05.31

1.概要
2.取り組みの背景
3.背景・課題
4.AGVの活用について
5.今後の展望

概要

ワコール流通株式会社守山流通センターは滋賀県守山市に所在し、業務内容としては、ワコール製品の物流の管理および運用を行っています。具体的には国内外のワコール縫製工場より入荷される商品の検品、入庫から、在庫の補充、出荷指示に基づいたピッキングや必要に応じた加工を行い、全国のお客様へ出荷しています。女性下着メーカーのワコールから機能分化したワコールグループにおける物流専門会社です。

（再生時間 3:44）
※再生時に音声が流れるので音量にご注意ください。

取り組みの背景

これまでの課題

人とAGVの協働環境を目指しているが、通路幅に制約があり環境構築が困難。

工程間の運搬は人手作業で行っており、属人化された多量の肉体労働の変革が必要。

AGVの仕様変更が難しく、既存設備との連携構築が困難。

AGV導入による効果

コンパクトな設計や安全性に配慮されているので、人とAGVの協働環境を構築することが可能。

運搬作業をAGVに置き換えることにより、作業の効率化と作業負荷の軽減を実現。

運用に合わせた搬送部のカスタマイズにより、自社環境に合わせた柔軟な対応が可能。

背景・課題

AGV導入における背景・目指した姿

自社ECビジネスの成長強化と発送業務の効率化といったテーマのもと、独自のオムニチャネル戦略で進める、オンラインとオフラインとの連携融合に対応できる物流の一元体制を構築することが背景としてあり、自社ECビジネスの成長に貢献するほか、これまでのノウハウを活用し、さらなる生産性向上と省人化の実現に向けた取り組みを行う必要がありました。我々の目指した姿は、設備とリソースの有効活用です。すべてを自動化するわけではなく、人と機械の協働といった働きやすい職場環境、優しい職場環境を目指しました。

自動化推進の重要な要素

多様化するお客様の需要に応えるためには、最新のマテリアルハンドリング機器の導入による効率的な物流運営を実現するだけでなく、今後の小売環境の変化に機動的に対応できる体制を構築することが重要と考えました。また、属人化した多量の肉体労働を変革するためにも、搬送業務はじめ、自動化が必要と考えています。当社はサービスの特性上、労働集約型の業務形態であることは変わりません。そのような前提で、人手とマテハンの最適融合を手探りで図っています。

ワコール流通株式会社

代表取締役社長
堤幸信様

AGVの活用について

リコーAGVの魅力・共感ポイント

リコーでの物流社内実践事例として、サービスパーツセンターの紹介を受け、見学させていただいたところ、私たちの実現させたい搬送イメージと合致しました。提案書ベースだけでなく、実際の稼働現場を見学できたことで、より具体的に活用シーンをイメージすることができました。リコーのAGVは搬送能力が高く、導入コストにおいても他社と大きな差がありました。ビニールテープで走路構築ができるため、簡単に運用ができます。また、運用に合わせた搬送部のカスタマイズが可能なので、自社環境に合わせた柔軟な対応ができました。

ワコール流通株式会社

事業企画部
清水淳平様

実現できたこと

我々が目指していた同拠点でのBtoB,BtoC在庫の一元管理において、出荷前商品の搬送ルールが確立でき、人と機械の協働環境を構築することが実現できました。さらには、自社のECビジネスの成長と省人化に貢献することができ、今まで人が行っていた作業を省くことができました。搬送における作業負荷も軽減され、より効率的で高品質なサービスが提供できるようになりました。最初はAGVに慣れないこともあり、運用の確立に少し時間もかかりましたが、今では人とAGVが同じ環境で働くことが当たり前になりました。