2026.03.30
創業約100年、現在では鉄道輸送や倉庫業に加えて、農業事業にも進出されている大牟田運送様。大牟田運送様では、運送会社の概念を超えて挑戦と成長を重ねていく中で、次の100年に向けたDXを加速させるツールとして、RICOH Collaboration Boardを活用いただいています。
本社では、配車システムを従来のモニターに変えてRICOH Collaboration Boardに表示。お客様のご要望や天候によって変動する配送状況を、ドライバー自身がタッチ操作で手軽に引き出せる仕組みを構築されています。一方、2拠点に分かれている自社倉庫では、紙で運用していた作業指示書をRICOH Collaboration Boardで共有する仕組みに変更。1拠点に集まらなくても、それぞれの拠点から作業指示書を確認し、画面上で手書きのサインまで完了することが可能に。作業状況を見える化し、最適な人員配置や荷物の保管場所の再調整もよりスムーズに行える仕組みを運用されています。
本社でも倉庫でも幅広くお使いいただき、業務効率化や移動時間のロス軽減、ペーパーレス化の促進につなげられています。
配車システムを表示するだけでなく、画面上から操作や書き込みができる。
単体でクラウド上の情報を手軽に表示できる。
操作が分かりやすい。
昭和2年の創業時より約100年にわたり地域とともに歩み、運送会社の概念を超えた事業分野にも参入されている大牟田運送様。大牟田運送様の概要について、取締役 通運事業部長 松尾様に伺いました。
松尾様「当社は、歴史ある化学工業地帯の発展とともに事業を拡大してきました。現在は、鉄道輸送、定温倉庫を有する倉庫業、トラック輸送/構内物流を事業の柱に、自然エネルギー事業も手掛けています。
そして、2025年には、地域の耕作放棄地の問題を鑑み新たに農業事業に参入しました。運送会社が農業というと唐突に思われるかもしれないですが、原点となっているのは、100年変わることのない地域への思いです。新しい地域支援として、また、本業を支え経営の安定を担う事業として、大きく育てていくことを目指しています。」
大牟田運送様には、他にもユニークな取り組みや特長があります。
松尾様「例えば、子育て世代の従業員の発案で、子供たちの部活動や遠征等に利用料無料で活用いただけるマイクロバスを『地域応援バス』として運営しています。
それから、離職率が非常に低いという点も当社の特長です。風通しの良い組織文化やDX等により、皆さんに長く働いていただける基盤があることを誇りに思っています。」
大牟田運送様では、これからの100年も成長し続けるために全社的なDXに取り組まれています。RICOH Collaboration Board導入の背景について、管理部 課長 髙橋様に伺いました。
髙橋様「当社では、鉄道会社のシステムとも連携させた配車システムを独自に開発し運用しています。従来は、配車システムの画面をモニターに表示していましたが、この方法では、せっかくシステム内に最新情報があっても、ドライバーは閲覧するのみで欲しい情報を引き出すことはできません。もう一歩進んだDXが必要になっていました。」
倉庫からもDXの要望が挙がっていたと髙橋様がお話しを続けます。
髙橋様「自社倉庫は2拠点に分かれています。情報共有のため、毎朝1拠点に集まり朝礼を実施し、紙の作業指示書にサインをした後、それぞれの職場に移動する業務フローとなっていました。安全かつ正確な作業のため、全員での朝礼とサインは不可欠である一方、どうしても移動に時間を取られてしまいます。朝礼を効率化したいという声が現場から挙がっていました。」
RICOH Collaboration Boardを採用いただいた決め手を教えてください。
髙橋様「Windows OSが採用されているため、単体でクラウド上の情報を表示でき、画面上から操作したり手書きができることです。リコージャパンの展示会で実物を体験した際、これなら本社でも倉庫でも思い描いていたようなDXが実現できると思い、導入を決定しました。」
大牟田運送様では、本社、定温倉庫センター、有明沿岸物流センター、横須倉庫係に計4台のRICOH Collaboration Boardを導入されています。
本社での活用方法とその効果について、通運事業部 通運課 係長 大道様に伺いました。
大道様「配車システムの画面を、従来のモニターに変えてRICOH Collaboration Boardに表示することで、管理者だけでなくドライバーも、画面上からタッチ操作で各種情報を引き出せるようにしています。
管理者に最新の状況を問い合わせなくても、各ドライバーが自ら情報にアクセスできるので、明日のスケジュールや仲間の状況を確認の上、いち早く次の配送に向けた準備ができるようになりました。」
管理者側としても、大きな効果を実感していると大道様はおっしゃいます。
大道様「以前は、ドライバーからの問い合わせも多く、業務を中断して対応することもあったのですが、今は、配車システムを更新しておけば適宜見てもらえるので、物理的な業務負荷の削減はもちろん、精神的なプレッシャーも軽減されました。ワンタッチで画面を切り替えたり、アイコンのコピー&ドラッグもできて操作性も良いです。」
配車システムをRICOH Collaboration Boardに表示
タッチ操作で必要な情報を引き出すことが可能
社内外の打ち合わせでも活用いただいています。
大道様「RICOH Collaboration BoardはMiracast®に対応しており、専用アプリ不要でPCの画面を投影できるので使い勝手が良いです。社内外の打ち合わせのほか、クラウド上の教育動画を投影し臨場感のある研修にも活用しています。」
倉庫業務では、どのようにRICOH Collaboration Boardを活用されているのでしょうか。通運事業部 定温倉庫課 副課長 堤様にお話を伺いました。
堤様「当社は、全国的にも数の少ない定温倉庫を保有しており、化学物質や危険物も安全に輸送・保管できる体制を整えています。この定温倉庫がある定温倉庫センターと有明沿岸物流センターの2拠点間の情報共有に、RICOH Collaboration Boardを活用しています。
従来は、紙で運用していた作業指示書を、RICOH Collaboration Board Cloudにアップし、RICOH Collaboration Boardで共有する仕組みに変更しました。その結果、それぞれの拠点から作業指示書を確認できるようになり、手書きのサインも画面上で完了できるため、従来の朝礼のように1拠点に集まる必要はなく、移動時間のロスが軽減されています。手書きでサインした画面はそのまま保存できるので、保管資料のペーパーレス化も実現できました。」
RICOH Collaboration Boardの大画面を見ながら指差呼称
作業指示書に手書きでサイン
朝礼以外でも効果が生まれていると通運事業部 定温倉庫課 主任 小川様がお話しを続けます。
小川様「作業の進捗状況を、2拠点の双方からクラウド上の作業指示書に書き込み見える化したことで、お互いの状況をより正確に把握できるようになりました。
電話でやり取りする際も、状況が見える化されていると話がしやすく、最適な人員配置や荷物の保管場所の再調整をよりスムーズに行えます。また、拠点を移動して作業をする際も、画面に書き込まれた最新情報を見ておくことで、移動後に改めて状況を確認する手間が短縮できます。
現在、さらなるDXに向けて倉庫管理システムを開発中です。このシステムもRICOH Collaboration Boardに表示し、両拠点の連携をさらに強化したいと思っています。」
作業指示書に変更点を書き込んで他拠点と共有
共有画面イメージ
RICOH Collaboration Boardの導入により、DXを加速させていく大牟田運送様。松尾様は、DXの価値は業務効率化に留まらないとおっしゃいます。
松尾様「大切なのは、DXで業務を効率化し、それにより生まれた余力で、どんなことができるかだと思います。新しい事業の立ち上げも、DXで本業をしっかりと安定させた上で、余力があるからこそ挑戦できるものです。
RICOH Collaboration Boardは、本社でも倉庫でも様々な形で業務を効率化してくれます。引き続き幅広く活用し、さらなるDX、新しい挑戦の機会につなげていくことを目指しています。」
| お客様名称 |
大牟田運送株式会社様
|
|---|---|
| URL | 大牟田運送株式会社 |
| 所在地 | 福岡県大牟田市不知火町一丁目無番地駅構内 |
| 事業概要 | 昭和2年の創業時より有明沿岸地区の貨物輸送を担い、約100年にわたり地域の化学工業地帯の発展とともに事業を拡大。現在は、鉄道輸送、倉庫業、トラック輸送/構内物流を事業の柱に、自然エネルギー事業や農業事業にも進出している。倉庫業においては、全国的にも数が少ない定温倉庫を備え、化学物質や危険物も安全に輸送・保管できる体制を整備。次の100年に向けて全社的なDXを推進している。 |
| 職員数 | 約114名(2025年4月現在) |
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