サイバー犯罪は時代とともに進化しています。現在のサイバー攻撃は高収益なビジネスとして確立しており、全世界のサイバー犯罪者が暗躍する時代になりました。
また、技術革新や様々な攻撃手法の普及により攻撃量が増大・複雑化。
従来の対策のみでは防御が困難になり、新たな検知・防御策が求められています。
国内外で激増するサイバー攻撃
日本国内で流通するマルウェアの量は1年間で496%増加しました。全世界的に同様の状況に陥っており、例えば、英国のサイバー犯罪数は全犯罪の過半数を超える状況と報告*されています。
*National Crime Agency, Cyber Crime Assessment 2016
サイバー犯罪の技術革新
近年、サイバー犯罪の技術革新が起き、自動攻撃ツールキットが登場しました。従来のセキュリティ技術のスキを突く高度なサイバー攻撃が、だれでも、いつでも、大量に低コストで実行できるようになっています。また、詐欺、買収、出入り業者への感染を通じた攻撃といった「ソーシャルエンジニアリング」の発達により、従業員のリテラシー向上だけでは防げないケースが拡大しています。