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情報の電子化にデジタルサイネージを活用した物流拠点での活用術

物流現場では情報伝達の課題があります。その課題を解決するために様々な方法が取り入れられる中、情報を電子化し、デジタルサイネージを導入することで、課題を解決している現場もあります。

今回は情報の電子化にデジタルサイネージを活用した物流拠点での活用術をご紹介します。

物流現場における情報伝達の課題とは

多くの物流現場では、本部と従業員のコミュニケーションの課題を抱えています。よくある課題をご紹介します。

  • ・PCを持たない従業員へタイムリーに情報伝達ができない。
  • ・勤務時間が多様化し、現場での連絡事項が朝礼だけでは全メンバーに伝えきれない。
  • ・情報の伝達が上長の予定に左右され、安定的に伝達ができない。
  • ・短期アルバイト従事者への教育などにおいて、教える人によって内容・品質にばらつきが出てしまう。
  • ・新型コロナウイルスや異常気象等の情報共有をタイムリーに実施したい。
  • ・交通事故・作業事故等労働災害の防止啓発をしたい。

画像:物流現場における情報伝達の課題とは

物流現場の情報伝達にデジタルサイネージを活用した事例

これらの課題などの対策は、さまざまな方法が考えられますが、その中の一つにデジタルサイネージの導入があります。

デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどの映像表示装置を設置して情報を発信するシステムです。ポスターなどと比べて静止画だけでなく動的なコンテンツも掲示できるほか、遠隔操作でリアルタイムにコンテンツを入れ替えることも可能です。

ここで、デジタルサイネージを導入した、あるロジスティクスセンターにおける事例をご紹介します。

●導入前の課題

本部から現場の従業員へ情報伝達がスムーズでなく、特にPCを持たない従業員との社内コミュニケーションが希薄な状況でした。また短期アルバイトなどスポットで来る人員への教育・対応負荷を低減する必要性もありました。

●導入場所とコンテンツ

従業員全員への情報周知のために、デジタルサイネージを倉庫、休憩室、食堂、エントランスに設置し、重要な情報をデジタルサイネージで全拠点の従業員に発信しました。
また従業員教育においては、人が行っていた作業説明を、デジタルサイネージを使った動画視聴に変更しました。

●導入後の効果

結果、現場のコミュニケーションの活性化を実現。PCを持たない従業員にも円滑な情報伝達や、社長の朝礼の挨拶を遠隔拠点に配信できるようになり、タイムリーな情報提供が可能となりました。本部からの伝達事項のほか、取り扱い商品の情報も配信することで、従業員の仕事へのモチベーションも向上されています。

また社員が行う従業員教育のツールとして、デジタルサイネージで動画を流すことで、説明業務の負荷が軽減しました。

デジタルサイネージ導入後の効果

デジタルサイネージを導入した物流現場では、他にもさまざまな効果が生まれています。

  • ・部門をまたいだ情報伝達がスムーズになった。
  • ・文書通達のペーパーレス化が進んだ。
  • ・災害時の情報発信、スケジュール表示としても活用できている。
  • ・荷物の積載方法においても動画で発信することにより、誰でもがより理解しやすくなった。
  • ・ドライバーの顔写真入りの紹介画像を配信することで、センター内のコミュニケーション活性化につながった。
  • ・受付ブースで来客時のウェルカムボードとして活用したり、CMを常時プロジェクターで投影することにより来客者に良い印象をもたらしたりできるようになった。

まとめ

デジタルサイネージは、物流現場における情報伝達のコミュニケーション課題を全面的に解決に向かわせることができます。すでに複数の現場でデジタルサイネージ導入の成果が現れています。もし物流現場においてデジタルサイネージの導入をご検討されている場合には、ぜひ、リコーにご相談ください。

画像:まとめ

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