リコーは調達・生産・販売・物流などの限定された範囲のSCMではなく、全部門・全プロセスを包含した全部門参加型の活動により、全社で構造改革を行っています。
リコーのSCM構造改革は、顧客満足と利益(キャッシュ)創出の同時実現のために、グローバルな業務プロセス改革と統合された情報システムの融合を目指しています。
リコーでは需給調整においてプロセスやシステムが複雑に絡み合っており、データのつなぎ合わせ無しには意思決定を行うことができなくなっていました。また、システムも老朽化していたため刷新に取り組むこととなりました。
刷新においては業務プロセス及びシステム連携を可視化し、あるべき姿を作成のうえ新システムを導入しました。
現在は導入を完了し、課題である意思決定スピードを上げるためのデータ整備やプロセス構築を進めています。
リコーではデジタルサービスカンパニーへの変革を進めています。
一方で、描いていた未来が想定より早く到来し、変革のスピードがさらに加速しています。私たちはエンタープライズアーキテクチャー(EA)のフレームワークを用いたリコー流EA戦略を制定し各極と合意のうえ、事業、経営、企業プラットフォームと連携させたグローバルで最適なアーキテクチャーを実現し、ビジネスの変革に素早く対応できるIT環境を実現するため、ガバナンスを効かせながら、活動を推進しています。
社内実践に関するお問い合わせは、リコージャパン営業担当者にご相談ください。