お客様導入事例　株式会社エムズコーポレーション 様 スタイリッシュで開放的な空間デザインにより、社員のモチベーションが大幅にアップ

エムズコーポレーション様は、開発試作に特化したメーカーとして、あらゆる業界の様々な試作モデルを手掛けられています。事業拡大に伴い本社社屋を新築移転。木目を基調としたスタイリッシュなデザインと壁を取り払った開放感のあるレイアウトにより、今まで以上に社員が誇りをもって楽しく働けるオフィスを実現されています。
執務エリアには、集中ブースやカウンター席、ビッグテーブルなど様々なコーナーを配置し自由に選べるワークスタイルを導入。さらに、「MsCAFE」としてワンフロアを贅沢に使った空間を設け、リフレッシュスペースとしてはもちろん、お客様との打ち合わせや地域の方を招いたイベント会場としても活用が見込まれます。洗練されたカフェのようなオフィスで社員がイキイキと働く魅力的な企業としてお客様企業や就職活動中の学生にとどまらず地域の皆様からも注目を集めています。

左：2階 執務エリア
右：3階 MsCAFE

エムズコーポレーション様は、新製品の開発に不可欠な試作モデルに特化したメーカーとして、自動車やバイク、電化製品、さらに雑貨やインテリアまで、あらゆる業界の様々な試作モデルを手掛けられています。幅広い企業から高く評価されている理由について、代表取締役 田坪勝様に伺いました。

株式会社エムズコーポレーション

代表取締役
田坪 勝 様

「お客様のどんなご要望にも応えられるよう最新のマシンを備え、金属だけではなく樹脂、ゴム、スポンジなど多様な素材に対応しています。お客様からは充実した設備も評価いただいておりますが、当社の一番の強みは社員たちですね。ありがたいことに当社にはモノづくりに熱意をもった人財が集まっており、全員が一丸となってお客様のご要望と向き合っていくことで、高精度な試作モデルをスピーディーに納品することを実現しています。
お客様の要望に応えながら事業を拡大していく中で、以前のオフィスでは手狭になってきましたので、本社を新築移転することにしました。」

本社を新築するにあたって田坪様が一番意識されたのは、社員の皆様が今まで以上にコミュニケーションを取りながら楽しく働けるよう、オープンで自由な空間にすることでした。

「整然とデスクが並ぶ無機質なオフィスではなく、自然と会話が弾むようなあたたかみが欲しかったんです。魅力的なオフィスをつくり、就職活動中の学生にPRしたいという気持ちもありました。新社屋への思いは膨らんでいく一方、具体的なレイアウトに落とし込んでいこうと思うと、従来のオフィスのイメージに引っ張られてしまって、なかなか難しかったですね。そこで、オフィスの固定概念を超えていくような提案が欲しいと、リコーさんに相談しました。」

リコーの提案・実行力はいかがだったでしょうか。

「私たちの想像をはるかに超える発想をお持ちで、提案書をひと目見て感動しました。本当にこんなことが実現可能なのか疑問に思ったほどです。特に3階の空間は完成イメージのパースそのままで変更を加えることなく実現していただきました。

実際の施工にあたっては、リコーさんに建設会社をはじめ複数の業者さんとの調整までお任せできたので大変助かりました。プロジェクト全体を一つのチームとして進められたという面でも、リコーさんにお願いして良かったです。」

2022年2月、1階：工場、2階：執務エリア、3階：リフレッシュルーム（MsCAFE）から成るエムズコーポレーション様の新社屋が完成しました。
足を踏み入れてまず感じられるのは木のぬくもりです。社屋全体を木目調のデザインでまとめ、随所に鮮やかなグリーンを配することで、社内の隅々までリラックスした雰囲気に。ブラックのパーティションに大型のガラス、カラフルな椅子で空間にメリハリを出し、高級感やモダンな印象も演出しています。

「新社屋が完成した時、本当に良い社屋ができたと思わず涙が出ました。
新社屋に移転してから社員がとても楽しそうなんです。オフィスの壁をできる限り無くしたことで社員の心もオープンになり、社員同士の仲がさらに良くなったように感じています。」

左：2階 廊下 黒と木目を基調にしたホテルのような落ち着いた設え
右：2階 社長室 重厚感とカジュアル感を融合させたこだわりの空間

新社屋2階は、フリーアドレスの執務エリアとなっています。 取締役 硲克樹様にポイントを伺いました。

株式会社エムズコーポレーション

取締役
硲 克樹 様

「社員が気持ちを切り替えながら仕事ができるように、集中ブース、ソファ、カウンターなど様々なコーナーを用意し、業務や用途に合わせて自由に使い分けられるようにしています。
什器一つひとつにもこだわりました。デスクは天然木仕上げのものを中心に選び、椅子は木の風合いを引き立てる色や素材にしています。実際に使うシーンを思い浮かべながら、手触りや座り心地も確かめた上で、各コーナーに最適なものを導入しています。」

左：集中ブース
右：ソファ席 打ち合わせスペース

左：カウンター席
右： CAD室（製造部門）

ミーティングブースと、1階と2階に設置したリコー インタラクティブ ホワイトボード（IWB）はどのように活用されていますか？

「さっと集まってさっと解散できるミーティングブースは、打ち合わせがしやすいと、特に若手社員に好評です。IWBは、小さな製品や細かい図面を大きく表示できるのがいいですね。それぞれのフロアでも使っていますが、1階と2階のIWBをつないで両フロアのリアルタイムな情報共有にも活用しています。
試作モデルはスピードが非常に重要で、1階の工場のスタッフも2階のスタッフも、各製品が今どの工程で納期はいつなのか常に把握しておく必要があります。そこで、各製品の状況をIWBに常時表示して1階と2階の双方からチェックし厳密な納品管理に役立てています。」

左：IWBに直接アイディアを書き込みながらミーティング
右：工場は従来の雰囲気を残しながらも、新オフィスとうまく融合している

新社屋でもっともユニークなのが3階の「MsCAFE」です。ワンフロアを贅沢に使った「MsCAFE」はデザインも居心地の良さもスタイリッシュなカフェそのもの。社員用のリフレッシュルームとしてはもちろん、来客打ち合わせやイベント会場としても活用されています。

左：3階廊下 硲様デザインのロゴサインが一際目を惹く
右：活用の幅が大きく広がるマルチディスプレイ

「MsCAFE」をどのように使われているか、またお客様や学生からの反響についてもお伺いました。

「日々の打ち合わせや来客スペースとしても使いますし、マルチディスプレイについては、音楽を流したり他の拠点と結んで朝礼をしたり、スポーツ観戦や映画を上映することも。アイディア次第でまだ色々な使い方がありそうです。
先日はランチイベントとして、地域のお店のシェフを招いて、スパイスカレーやビーガンプレートを社員みんなで楽しみました。今後は、地域の皆様にも参加いただけるイベントを企画中です。
社員の家族や地域の皆様とのつながりも大切にしていきたいので、イベントを通じて当社に親しみを感じたり、将来ここで働きたいなという気持ちになってもらえたら嬉しいですね。」

「以前はこちらからお客様の方へ出向くことが多かったのですが、『MsCAFE』で打ち合わせがしたいとご来社いただくお客様が10倍くらい増えている印象です。
また、採用活動でも早速効果が生まれており、来年4月入社予定の学生の中には志望動機はこれといってないがとにかくここで働きたいと答えた人もいたほどです。まさに狙い通りですね。」

改めてプロジェクト全体を通しての感想、そして今後の展開について田坪様より聞かせいただきました。

「新型コロナ感染症が広まり始めた段階で計画がスタートし打ち合わせもままならない中、リコーさんをはじめ多くの方々にご尽力いただきました。本当に熱心にこちらの要望を聞いていただき、そして想像以上のものを作っていただだいたことに感謝しています。

東京事業所や東海事業所の社員からも、大阪が羨ましい！次はうちの事業所を！と楽しみにする声が聞こえてきています。もちろん他拠点のリニューアルも順次進め、社員にとってもお客様にとっても地域の皆様にとってもさらに魅力的な企業となるべく前進を続けていきます。」