お客様導入事例　株式会社やまびこ 様 パソコンを持たない工場の従業員へ、デジタルサイネージで最新情報を配信

小型屋外作業機械・農業用管理機械・一般産業用機械の3分野において多様な製品の開発・製造を手掛けられている株式会社やまびこ様。高品質な製品は国内外で高く評価されており、世界90カ国以上に販売ネットワークを広げ、グローバルに事業を展開されています。
やまびこ様では、パソコンを持たない工場の従業員へタイムリーに情報を届けていくため、デジタルサイネージを活用されています。青梅（本社）、横須賀、広島、盛岡の生産拠点に合計35台を導入。本社に業務負荷が集中しないよう各事業所にもアクセス権限を付与し、本社からの一括配信はもちろん、事業所独自のコンテンツも柔軟に展開できるようにしています。
デジタルサイネージを使って、工場内の大型ディスプレイから多様なコンテンツを展開することで、パソコンが手元にない現場の従業員も手軽に最新情報へアクセスできる環境を構築。無事故記録日数やヒヤリハット事例に加えて、ニュース・天気予報・星占いなども多数展開し、今まで以上に安全性が高く、働きやすい職場づくりを実現されています。

・パソコンを持たない工場の従業員にタイムリーに情報を届けたかった。

・全社共通の情報も各事業所オリジナルの情報も、柔軟に配信したかった。

・全国のデジタルサイネージを、業務負荷をかけずに運用できる方法を探していた。

・デジタルサイネージにより、パソコンが手元にない現場の従業員も、工場内のディスプレイを通じて手軽に最新情報へアクセスできるようになった。

・本社から一括配信するだけでなく、各事業所も独自のコンテンツを事業所内で自由に展開できる。

・デジタルサイネージ専任者を立てる必要がなく、業務の合間に手軽に運用できる。

・ニュース、天気予報など無料のデイリーコンテンツが充実している。

・本社と各事業所で分担運用ができるため、本社に業務負荷が集中しない。

・サポート体制が充実しており、スムーズに導入できる。

株式会社やまびこ

管理本部 総務部
総務課長
櫻 賢二 様

やまびこは、青梅（本社）・横須賀・広島・盛岡に生産拠点を持っています。デジタルサイネージに興味をもったのは、この生産拠点で働く従業員たちにもっと多くの情報を届けたいという考えからです。
工場の従業員は、パソコンが常に手元にあるデスクワークの従業員のように頻繁にメールやイントラネットをチェックできるわけではありません。その点、デジタルサイネージなら、工場内に大型ディスプレイを設置することで、現場の従業員へ最新情報を届けられるのではないか、と。そこで、横須賀事業所で独自の仕組みを構築しデジタルサイネージを運用しはじめたところ、この取り組みが社内で評判となり、他の生産拠点にも導入することになりました。ただ、従来の仕組みは横須賀事業所1拠点内での使用を想定したものだったので、他の事業所へこのまま展開するのは困難です。全国で運用するにあたっては、今まで以上に管理がしやすく情報更新も簡単なツールを改めて検討する必要がありました。

最初に注目したのは無料のコンテンツです。リコーのデジタルサイネージは、ニュース、星占い、天気予報などちょっとした息抜きになる情報が豊富にあり、自動的に更新されるのがいいですね。
そして、導入の決め手となったのが、本社と各事業所で分担運用ができる点です。本社で全て管理するのではなく、各事業所にもアクセス権限を付与でき、各業所内の運用は各事業所に任せられるところに大きなメリットを感じました。

青梅（本社）に5台、横須賀に15台、広島に5台、盛岡に10台、合計35台を導入し、工場内のほか、事務所、食堂、休憩スペースなど従業員が多く通る場所にディスプレイを設置しています。

事務所

工場内

食堂

休憩スペース入口

台数は多いですが、本社と各事業所で分担運用をしているので管理が大変ということはないです。デジタルサイネージ専任者を立てなくても、問題なく運用できています。
スムーズに分担運用する上で欠かせないのが、複数のコンテンツをまとめて管理できる「コンテンツパック機能」です。全社共通のコンテンツパックと各事業所それぞれのコンテンツパックを作成し、本社で管理するのは、基本的には全社共通のコンテンツパックのみ。全社的な情報は本社から一括配信する一方、各事業所内の運用は各事業所に任せています。ですから、本社に業務負荷が集中することはないですし、各事業所も独自のコンテンツを柔軟に配信することができています。

コンテンツパック機能のイメージ

コンテンツに統一感を持たせるため、共通のフォーマットを使用

事業所内オリジナルのコンテンツは、左上に事業所名を記載

業種別のテンプレートも活用しています。テンプレートを使うと、ゼロから作るよりも簡単に効果的なコンテンツが作成できるので助かっています。

株式会社やまびこ

生産本部 横須賀事業所
管理課 庶務環境係
楢原 高行 様

工場において最も重要なのが安全です。リコーが提供している無事故記録表のコンテンツは、日付と日数が自動的に更新され、正確に日数をカウントできるのがいいですね。安全第一を徹底していくため、全事業所で活用しています。
ヒヤリハット報告フォーマットも、安全意識を高める施策の一つです。以前は紙でヒヤリハット事例を報告してもらっていたのですが、もっと手軽に報告してもらえるよう報告フォーマットをWeb上に作成、そのURLをQRコードにしてデジタルサイネージで配信しています。また、従業員の皆さんに自社の事業や製品に対する関心を高めてもらうために、営業情報（海外の市場情報など）についてもコンテンツとして配信しています。

無事故記録表

新型コロナウイルス感染症の連絡フォームとヒヤリハット報告フォーム（QRコード）

デジタルサイネージを使って、工場内の大型ディスプレイから多様なコンテンツをタイムリーに展開できるようになったことで、パソコンが手元にない現場の従業員にも、最新情報をいち早く届けられるようになりました。
コンテンツに動きがあるので、多くの従業員が業務の合間に自然と見てくれているようです。安全意識が向上し、ヒヤリハット事例への改善案が以前よりも多く寄せられるようになりました。天気予報やニュースも好評で、配信コンテンツをきっかけに会話が生まれるなどコミュニケーションの活性化につながっています。

配信する情報量、鮮度は向上している一方、情報更新に伴う業務負荷は大きく軽減されています。コンテンツごとに配信日や時間などを細かく設定できるのがポイントです。手が空いている時に配信スケジュールを組んでおけば更新直前に急いで作業する必要はなく、効率的に運用できています。
出勤時間にはノー残業デーの呼びかけ、就業時間は安全意識向上に関するコンテンツを中心に展開、昼休みの食堂ではニュース、星占いなどデイリーコンテンツを多めに配信するなど、時間、場所に合わせて最適な情報を手軽に配信できるようになりました。

さらに、緊急時は事前に組んだスケジュールに関わらず割り込み配信できるのも便利な機能ですね。悪天候による交通機関の乱れ、帰宅指示など、緊急時用のフォーマットを作成しいつでも配信できるようにしています。

社長の年始の挨拶やCMなど動画の配信を計画しているところです。ほかにも、当日の作業予定や納期など業務に直結する情報を配信していくことを検討中です。さらに、ロビーにデジタルサイネージを置きお客様に向けて当社製品を案内すれば、広告効果も期待できそうです。リコーのデジタルサイネージは自由度が高く様々な使い方ができるので、今後も幅広く活用していきたいと思っています。

写真右：株式会社やまびこ　管理本部　総務部　総務課長　櫻 賢二 様
写真左：株式会社やまびこ　生産本部　横須賀事業所 　管理課　庶務環境係　楢原 高行 様