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ハドルスペースとは?メリットから目的別の例、課題別設置ポイントまで解説!

少人数かつ短時間で行うミーティングに最適なハドルスペースは、近年の新しいワークスタイルに最適なオフィスに備えるスペースの一つです。これからオフィスにハドルスペースを設けたいという方も多いのではないでしょうか。

今回は、ハドルスペースとは何か、その役割や会議室との違い、注目されている背景、目的別設置例、活用できる機器、ハドルスペース導入の際に生じる課題別の成功ポイントをご紹介します。

ハドルスペースとは?

ハドルスペースの概要と役割、注目される背景をご紹介します。

ハドルスペースとは?

ハドルスペースの「ハドル」とは、英語の「Huddle」から来ています。スポーツのアメリカンフットボールでは、状況によって40秒と25秒のプレークロックが設定され、その間にハドル(作戦確認)が行われることがあります。ハドルは選手間の慣習的な作戦確認であり、この短い作戦確認の間に選手たちが円陣を組んで行う姿を目にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。

これがビジネスに取り入れられるようになり、ハドルミーティングとして一般化しています。ビジネスにおいては、25秒間とは限りませんが、10~20分や1時間以内といった短い時間での手軽なミーティングを指しています。そのハドルミーティングを行う場所のことをハドルスペースといいます。

なぜハドルスペースが注目を集めるようになったのかといえば、近年会議やミーティングの効率化が求められるようになったためと言われています。その背景は後ほど詳細にご紹介します。

ハドルスペースの役割

オフィス内におけるハドルスペースの役割は、必要なときにいつでもすぐにミーティングが始められる環境を提供することにあります。

多くの企業が抱える会議室が常に満室で予約が取れないという慢性的な会議室不足を解消するだけでなく、わざわざ会議室を押さえるまでもない数分程度のちょっとした打ち合わせや、立ち話の延長線上での情報共有に最適です。

また、業務中に生じた疑問をその場ですぐにチームメンバーとすり合わせたり、思いついたアイデアを即座にブレインストーミングしたりできるため、業務効率や意思決定のスピードを劇的に向上させるという重要な役割も担っています。

ハドルスペースと従来の会議室との違い

ハドルスペースは、従来の会議室とは一線を画しています。主に次の点で異なります。

ハドルスペース 会議室
主な環境 オープンスペース 個室
機密性 低い 高い
人数 6人以下の少人数向け 広さに応じて少人数から大人数まで対応
平均利用時間 10~30分 1時間前後
予約 不要 必要なことがある
家具 ハイテーブル・スツール、ローテーブル・ソファ、カフェカウンターなど 長机、丸テーブル、コの字型机、ミーティングチェアなど

※企業ごとの運用によってハドルスペースを予約制にする場合があります。

ハドルスペースは、従来の会議室と比べて、機密性が低く、オープンスペースを用いて確保されることが一般的です。また、6人以下の少人数が気軽に集まり、数十分の話し合いを行うのが一般的です。

オープンスペースは、オフィス内に設けるスペースの一つで、壁などを設けず、開放的な空間で従業員のリフレッシュや従業員同士の交流などが可能なスペースです。

一方で、会議室は完全に個室であることが多く、比較的、機密性が高いと言えます。また会議時間は1時間前後で規模に応じて人数は問いません。会議室の予約システムを採用している企業も多くあります。

ハドルスペースは会議室と比較して、誰もがすぐに利用できる利便性の高さが特長です。

ハドルスペースが注目される背景

ハドルスペースが注目される背景として、次の点が挙げられます。

働き方改革や効率化のニーズの高まり

近年は働き方改革により長時間労働をできるだけ少なくし、限られた時間の中で効率的に働く必要が出てきています。そのようななかで、従来のように会議室を予約した上で、長時間会議を行うといったスタイルは、非効率な面が目立ってきていました。少人数のチームがさっとすぐに話し合いを行うことができるスペースは会議を効率的に行うのに役立ちます。

ハイブリッドワークの浸透

近年はリモートワークとオフィス出社のワークスタイルを併用する企業が増えています。コロナ禍で一気にリモートワークが浸透しましたが、オフィス回帰が進み、両方のスタイルを取り入れることが現在、効率的と考えられているケースが多くあります。

そのようななか、フリーアドレスなどの固定席を設けず、オフィススペースを必要な人員が効率よく利用するといった使い方が浸透しています。ハドルスペースは、空いたスペースを効率的に利用してミーティングを行うスペースとして、新しいワークスタイルとの親和性が高いといえます。

また、リモートワークの従業員が常に存在することから、社内コミュニケーションの希薄化が同時に問題視されています。そこでより気軽に従業員同士の話し合いを促進する環境を設けることで、気軽な雑談から業務の打ち合わせまで幅広い用途で利用が進み、社内コミュニケーションの活性化につながります。

会議時間が長い問題の解決策として

海外の企業と比較して日本企業の会議時間の長さを問題視したニュースを耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。
この問題を解決するために、ファシリテーションや参加人数、会議時間等で調整されてきましたが、他に「場所を変える」という方法もあります。その一つがハドルスペースです。

ハドルスペースで会議を行えば、必ず会議が効率化するとは限りませんが、より気軽に短い時間で、少人数で集まれる環境を設けることで、従来の日本の会議の非効率さの問題を解決する要素の一つとなる可能性があることから、注目を集めています。

ハドルスペースの導入メリット

ハドルスペースを導入するメリットをご紹介します。

会議室予約の待ち時間の削減

会議室の予約システムを用いている場合、予約が埋まってしまっているケースでは、待たなければならないというデメリットが生じます。ハドルスペースであればオープンスペースのため、予約は不要で、行いたいときにすぐに話し合いを進められます。

オフィス内コミュニケーションの活性化

ハドルスペースは、思い立ったときにすぐに打ち合わせができるのが特長です。そのため、社内コミュニケーションはより活性化しやすくなるでしょう。
ハイブリッドワークの浸透によって社内コミュニケーションが減少する中、オフィス内で気軽に対話が生まれる環境を整えられる点は、意思決定のスピード向上やチーム間連携の強化につながる大きなメリットといえます。例えば、廊下での雑談からそのまま打ち合わせへと移行しやすい点も、ハドルスペースならではの特長です。

省スペース・会議室設置のコスト削減

ハドルスペースを設けることは、一般的に会議室を新たに設けるよりもコストを抑えられます。またオフィスの有効活用にもつながります。大掛かりなミーティングスペースを設けるよりも、ハドルスペースなら、簡易テーブルやソファなどを設ければすぐに環境を作ることができます。その意味で環境作りもコストと手間が省ける点がメリットといえます。

小規模オフィスにも導入しやすい

小規模オフィスでは会議室の設置が難しく、ミーティングスペースを設けるにしても、スペースが限られてしまいます。ハドルスペースであれば、間仕切りやドアを設置する必要はなく、執務スペースの一角に、テーブルやスツール、ソファなどを設置するスペースがあれば導入できます。

Web会議にも利用可能

機密性が求められないWeb会議であれば、ハドルスペースでも実施することができます。Web会議に必要な設備さえ導入すれば、リモートからの参加者を交えたミーティングを手軽に実施できます。

ハドルスペースの目的別設置例

ハドルスペースの目的別に設置例をご紹介します。

働き方改革

ハドルスペースを働き方改革の一環として設置する場合、より効率化や短時間でのミーティングを想定した設置が求められます。執務スペースの一角など、素早く集まれるエリアに設置するのが良いでしょう。使用時間の制限をルールとして設けることも有効です。

またハドルミーティングを行うハドルスペースは、スタンディングデスクを配置し、立ちながら会議できる環境作りにより、さらに効率化が可能です。ただし、長時間の立位が負担になる従業員が参加する際には、スツールを用意するなどして負担にならない環境作りも必要といえるでしょう。

ワークスタイル変革

リモートワーク中の従業員との遠隔ミーティングを含むミーティングスペースを確保する目的で設置する場合は、効率的にWeb会議が行えるシステムの導入・設置が求められます。

リコージャパンでは、「RICOH Smart Huddle」というコンセプトのもと、オフィスとワークスタイルのデザイン・設計をご支援しており、その取り組みの一環としてさまざまな提案例をご案内しています。
そのなかでは、可動式の縦型ディスプレイにリモート先の人を等身大で映す仕組みをご提案しています。また360度カメラを設置し、リモート先からも好きなところが見られる仕組みは、1人だけリモートで打ち合わせに参加したときに生じる情報格差を解消するスタイルとしておすすめです。

  • *
    Huddle Meetings:必要な時に短時間で行う会議スタイル。

会議の変革

従来の会議スタイルを見直し、改革する目的であれば、より素早く効率的な会議に変えるために、スタンディングデスクを設置するのも有効です。立ちスタイルの会議は、脳を活性化し、発言も活発になりやすいといわれています。また短時間で行うことを想定しているため、よりスピーディーかつ効率的に会議を進められます。

時には、ある程度プライバシー性を高めながら会議をしたいこともあるでしょう。その場合には、ファミレス風の背もたれの高い座席を設置したり、可動式パーティションで視界を遮ったりすることも有効です。

健康経営・エンゲージメント向上

近年は人材を財産ととらえる潮流がありますが、従業員の健康を戦略的に向上させ生産性を上げる健康経営の一環としてハドルスペースを設けることもあります。

リフレッシュも兼ねた交流を促したい場合には、休憩時間も含めたカフェ風のカウンターを導入し、気軽な会話が生み出される仕組みを作るのも良いでしょう。

従業員の心身のリフレッシュが進み、働きやすい環境となることで、従業員満足度やエンゲージメント向上が期待できます。

個人面談の場所の確保

近年は、在宅勤務や多拠点で働くなど、従業員がバラバラの場所で仕事をすることが多く、上司と部下との面談の機会が減ってしまいがちです。加えてプライベートな環境下で話し合いを行うスペースが限られており、わざわざ会議室を借りるにしても大掛かりになりすぎる課題があります。

その場合に、吸音パネルを用いた半個室タイプのブースや、周囲の視線を遮るハイバックソファをハドルスペースとして設けることで、オープンスペース特有の気軽さを保ちつつ、圧迫感を与えずにプライバシーに配慮した面談環境を作ることができます。

ハドルスペースに活用できる機器

ハドルスペースには、さまざまな機器を活用できます。

ホワイトボード・電子黒板

ハドルスペースに、ホワイトボードや電子黒板を導入すれば、ミーティングをより効率化できます。電子黒板として利用できるリコーのインタラクティブホワイトボードなら、新時代の働き方につながります。

「RICOH Collaboration Board」は、資料を投影したり、AIカメラによる高品質なWeb会議を実施したり、板書した内容をリモートや関係各者に共有したりすることができるので、社内外のコラボレーションを促進します。

ディスプレイ・プロジェクター

ディスプレイやプロジェクターを用いれば、会議中に資料を投影したり、プレゼンテーションを行うこともできます。

ポータブルモニター

タッチディスプレイを備えたポータブルモニターは、会議に参加したメンバー間で、PCの画面を共有できます。またタッチペンを用いて書き込みを行うことで、アイデア共有やスムーズな進行による共創を促進します。

また会議の議事録作成アプリを導入すれば、ハドルミーティングの議事録作成を効率化できます。

リコーが提供する文字起こしアプリ「toruno(トルノ)」なら、会議を「文字起こし+録音+画面キャプチャ」で記録し、会議の振り返りや共有、議事録作成の下地に利用できます。

Web会議システム・カメラ・マイク・スピーカー

Web会議を効率的に行うためのシステムやカメラ、マイク、スピーカーも有効です。マイクやスピーカーは音声をクリアに届けられるため、会議をスムーズに進められます。

【課題別】ハドルスペース導入の成功ポイント

ハドルスペースを導入する際には、成功につなげるために、ポイントを押さえて進めたいものです。よくある課題別に、成功のポイントをご紹介します。

会議室の予約が取りづらい

日頃から会議室の予約が取りづらいという声が社内で挙がっている場合、執務スペースにハドルスペースを導入することで、気軽な会議環境を整えることができます。
待ち時間がなく、スピーディーに会議を始められる場所として有効です。

コミュニケーションスペースが少ない

個々の業務に集中する従業員が多い執務スペースにおいては、ちょっとした話し合いがしにくいという課題が生じることがあります。その場合はハドルスペースを、執務スペースとは異なる場所に設置することで、気軽なコミュニケーションを生み出します。

例えば、社内にカフェ風の空間を設置し、リフレッシュや休憩のほか、気軽なミーティングも行えるようカウンターを設けるのが一案です。

機密も守りながらハドルミーティングを行いたい

ハドルミーティングの良いところは、すぐに気軽にミーティングを始められる点にありますが、そのミーティングの内容に機密情報を含む場合は、セキュリティ面で不安があります。この場合には、ブース型にしたり、パーティションを活用したりすることが解決策となります。

ファミレスタイプのボックス席なら、吸音素材を使用して構築できるため、オープンでありながら比較的、機密を担保できます。

まとめ

ハドルスペースは、今の時代のワークスタイルや、効率化や生産性向上が求められる課題に合ったハドルミーティングを実現する環境です。

オフィスにハドルスペースを導入する場合には、目的や課題に応じて様々な作り方が可能です。ハドルスペースの作り方に迷いが生じた際には、ぜひリコージャパンにお声掛けください。

リコージャパンでは多様化する経営環境に合わせ、デジタルサービスとワークプレイスを組み合わせた「RICOH Smart Huddle」のコンセプトのもと、働き方のリニューアルをサポートし、お客様をご支援いたします。

“新しい働き方”をお客様と一緒に考えながら、オフィス移転やリニューアルを、計画から理想の働き方が実行されるまで、ワンストップでご支援いたします。

ハドルスペースの導入についてもご支援可能です。弊社の実践事例もご紹介できますので、「RICOH Smart Huddle」の詳細は、以下よりご覧ください。

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