昼間でも画面が見やすいLEDビジョンを、ガラス張りの壁面に設置されています。
LEDビジョンの裏側の様子。透過性に優れているため自然光が差しこみ、室内の開放感が保たれています。
より良い社会の実現を見据え、人間・環境を重視した工学と建築学、ライフデザイン学を探求する東北工業大学様。1964年の開学以来、仙台から全国へ、特に東北地方へ、地域社会で先導的役割を果たす技術者、クリエイター、ビジネスパーソンなどを数多く送り出されています。
東北工業大学様では、専門性の高い工業大学にふさわしい、先進的でインパクトのある情報発信ツールとして、リコーのデジタルサイネージを活用されています。
ガラス張りのキャンパス壁面に、太陽光に負けない明るさをもつ約160インチの大型LEDビジョンを設置。周囲の景観と調和した外観の印象、自然光の差し込む内観の開放感はそのままに、ダイナミックな情報発信を実現されています。
配信コンテンツは、大学紹介の動画から、学生の作品、卒入学式のメッセージまで多岐に渡ります。学内はもちろん、地域の皆様にも大学の多様な取り組みをリアルタイムにお届けできるようになり、校内における情報交流の活性化や大学と地域の連携促進につながっています。
【導入前の課題】
【導入後の効果】
--デジタルサイネージの導入を検討された背景を教えてください。
学内外に向けた情報発信を強化するため、正門周辺に新しいツールを設置したいと考えていました。ツールに求めた条件は、太陽光が差し込む場所でも画面が見やすくインパクトがあり、更新が手軽であること。さらに本学は工業大学ですので、そのイメージに合う先進性、新鮮さも不可欠な要素でした。これらの条件を満たすツールを探している時に、リコーからLEDビジョンを使ったデジタルサイネージをご提案いただき、これは面白そうだと感じました。
--リコーの提案を採用いただいた決め手を教えてください。
デジタルサイネージと合わせて、最適な表示装置の選定から設置、運用方法まで、トータルなご提案をいただけたことです。
リコーのデジタルサイネージは、液晶でもLEDでも幅広い表示装置と互換性があり、本学の要望を伝えたところ、LEDビジョンをご提案いただきました。太陽光に負けない明るさで昼間も画面が見やすいことに加え、パネルに透過性があり、大画面のインパクトと空間の開放感を両立できることが、導入を決定したポイントです。
また、リコーのデジタルサイネージはインターネットを用いるため、システム構築が不要。その分コストが抑えられている点も決め手となりました。
--具体的な設置場所を教えてください。
八木山キャンパスの正門を入ってすぐ、大学敷地外からも見える1号館のガラス張りの壁面に、約160インチのLEDビジョンを設置しています。
キャンパス全体が開放感あふれる設計となっており、1号館エントランスは学生が自由に交流する「tohtech LOUNGE」となっています。大画面を設置するにあたり、建築デザインへの影響を心配したのですが、透過性に優れたLEDビジョンを用いたことで、周囲の景観と調和した外観の印象、自然光の差し込む内観の心地よさはそのままに、ダイナミックな情報発信ができるようになりました。
LEDならではの太陽光に負けない明るさにより、昼間も高い視認性が保たれています。
--配信しているコンテンツ例を教えてください。
大学内外に向けて、学校案内を始めとする多様な情報を効果的に発信されています。
学生が制作した動画作品を、大型ビジョンでダイナミックに紹介しています。
--卒入学式での活用について教えてください。
例年、卒入学式に配布する紙袋のデザインは学生から募っています。今年は採用が決まったデザインのモチーフを、デジタルサイネージのコンテンツとしても展開しました。
統一感のある演出で、卒業生や新1年生に向けてお祝いのメッセージを配信。LEDビジョンの前で、家族や友人と記念撮影を行う姿が見られました。
--日々の運営はどのように行われていますか? 使われた感想と合わせて教えてください。
入試広報課を中心に運営しており、オリジナルコンテンツの作成には、PowerPoint®を使用しています。
コンテンツの作成から、アップロード、番組表の管理まで、一連の操作が簡単なので助かっています。導入時にリコーから基本的な使い方を教えてもらい、当初は私が担当していたのですが、操作方法が分かりやすいので、現在は新卒の職員に任せています。
入試広報課だけではなく、他の課からも柔軟に情報発信ができるよう、各課のフォルダ、パスワードを用意し、適宜コンテンツのアップ、配信ができる体制を整えています。
--導入後の変化、効果を教えてください。
当初思い描いていたとおり、大学内外に向けてダイナミックな情報発信が図れるようになりました。紙の看板を屋外に設置する場合には、まず印刷してビニールで雨避けもつくる必要もありますが、クラウド型のデジタルサイネージなら、デスクから情報更新が可能。タイムリーな情報を手軽に発信できるようになりました。
デジタルサイネージならではのインパクトのあるアプローチは訴求力が高く、学生や教職員からは設置してすぐに「面白いものが導入された!」という反響がありました。学生からは、LEDビジョンの透明感や、配信したコンテンツについて問い合わせがあり、導入の効果を実感しています。
地域社会に対しては、これまで学内の広報に留まっていた本学の多様な取り組みを、広く発信できるようになりました。コンテンツを見てお問合せいただくこともあるので、デジタルサイネージの活用が、地域社会との連携促進につながっているように感じます。
--今後について教えてください。
入試広報課としては、卒入学式に留まらない大学行事での効果的な活用を検討しています。例えば秋の大学祭ではぜひ使ってみたいですね。
また、入試広報課以外の課でも積極的な活用を促進したり、学部の先生方にもご協力いただくなどして、さらなる情報発信の強化につなげていけたらと思っています。
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導入製品
■リコーデジタルサイネージクラウドサービスおよびRDS SH BOX 1台
■Avix社製 GLASS VISION (W3,520mm×H1,920mm約160インチ)
デジタルサイネージの特長や活用目的、実際に導入されたお客様の声などを
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実際に導入されたお客様のデジタルサイネージ活用方法や、
配信コンテンツ、導入効果についてまとめてご紹介しています。
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