従業員エンゲージメントとは、従業員の企業に対する信頼や、自発的な貢献意欲などを指します。企業理念や指針に対する理解度や共感度が高く、企業に対する帰属意識や行動意欲などが高い場合、従業員エンゲージメントが高いといえます。
従業員エンゲージメントが高い従業員は、仕事に対する意欲や生産性が高いといわれています。また、やる気やモチベーションが高いと、職場の雰囲気も良くなり、従業員同士のコミュニケーションも活発になることが期待できるほか、離職率の低下にもつながります。
近年、従業員エンゲージメントが注目されている背景として、「人的資本経営」が叫ばれるようになったことがあります。人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方を指します。人的資本経営において、従業員の能力を引き出し、1人ひとりのエンゲージメントを向上させる取り組みを行うことの重要性が高まっています。
従業員エンゲージメントを高める施策には、さまざまなものがあります。主な施策を見ていきましょう。
企業理念やビジョンを明確に示し、社内に浸透させることで、会社に対する従業員の理解や信頼感を得ることが重要です。
公平かつ適切な人事評価が実施されることで、企業に対する従業員の信頼感も高まります。納得性・透明性のある人事評価制度の導入、見直しを行い、従業員へも広く周知すべきといえます。
レクリエーションイベントの開催や従業員同士のチャットツールの導入など、社内コミュニケーションやイベントの機会を数多く設けることは有効です。社内の交流や情報共有が活発になることで、従業員エンゲージメント向上につながります。
仕事と生活の調和を意味するワークライフバランスを推進することで、従業員の仕事とプライベートのバランスが取れ、心身ともに安定します。「従業員を大切にする会社」だと従業員が実感することは、従業員エンゲージメント向上にもつながります。
従業員の持っている能力やスキル、キャリアを踏まえた適切な人材配置は、従業員が「組織や上司は自分を良く理解してくれている」と実感でき、意欲や生産性の向上に大きくつながります。
上記でご紹介した施策を行うに当たっては、社内にさまざまな情報を周知する必要があります。その手段の1つとして、デジタルサイネージを活用できます。
デジタルサイネージとは、駅や店舗、施設、オフィスなどに、ディスプレイやプロジェクターなどの映像表示装置を設置して情報を発信するシステムです。社内に設置して使用する例も数多くあります。
従業員エンゲージメント向上のために表示する情報の例として、次のことが挙げられます。
企業理念やビジョン、社長メッセージなどをサイネージで繰り返し放映することで、従業員への情報浸透を図れます。
社内のレクリエーション活動や従業員表彰などの情報をサイネージで発信することで、従業員同士のコミュニケーション機会を創出できます。
研修にまつわる案内をサイネージで伝えることで、情報を広く周知し、従業員の興味関心を高めることができます。
実際にデジタルサイネージを活用することで、従業員エンゲージメント向上に寄与している事例をご紹介します。
本田技研工業熊本製作所様では、生産拠点の休憩所へデジタルサイネージを設置しており、さまざまな情報を発信しています。
新型コロナウイルス感染症の流行を背景に集合型の式典やイベント開催、社内の密な交流が困難となった中、業務上の情報共有はもちろん、従業員同士の交流が希薄化してしまうことに課題を感じていました。
同製作所では野球部・オートバイ部といったレクリエーション活動が盛んで、それぞれの試合予定や速報をデジタルサイネージで配信しています。動画だと選手の表情を伝えることができ、同じ工場で働く仲間の顔や名前が流れると盛況を呈するとのことで、アンケートでもコンテンツをきっかけに交流が深まっているという声が寄せられました。
デジタルサイネージの特長や活用目的、実際に導入されたお客様の声などをわかりやすくまとめた“デジタルサイネージ まるわかりガイド”をご用意いたしました。
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