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事例から学ぶオフィスエントランスの重要性

オフィスエントランスを見直して、来訪者を惹きつける魅力的なデザインにしたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
今回は、オフィスエントランスの役割と重要性、実際の刷新事例、目的別の工夫ポイント、最新トレンドを取り入れたオフィスエントランスデザイン、効果の出るデザインのポイント、オフィスエントランスの改修にかかる費用とコスト削減のポイント、失敗しないための業者選びとプロジェクト進行のコツ、オフィスエントランスリニューアル後の運用のポイントをご紹介します。

オフィスエントランスの役割と重要性

オフィスエントランスは、オフィスの顔となることから重要であり、多様な役割を持っています。まずはオフィスエントランスの役割と重要性を整理してみましょう。

オフィスエントランスの役割

受付

来訪者を受け付けるエントランスとしての基本の役割です。

サイン・ロゴの掲出

自社を象徴するサインやロゴマークを掲出し、自社のオフィスであることを示します。

企業のブランド戦略

ロゴマークの掲出や商品などの展示により、企業ブランド戦略に寄与します。コーポレートカラーの採用やおしゃれでかっこいいデザインにすることで、来訪者にインパクトや好印象なイメージを与えます。

オフィスエントランスの重要性

上記のようなオフィスエントランスの役割を考えると、企業の第一印象を決めるという点や、ブランドイメージを左右する点などから非常に重要といえます。

加えて、エントランスを通る従業員にとっては、モチベーションと帰属意識の向上につながり得ます。

社外に対してはもちろんのこと、社内向けにもオフィスエントランスは重要な存在といえます。

オフィスエントランスの改善事例

オフィスエントランスは、その重要性から多くの企業がオフィス移転やリニューアル時にこだわって構築し直すケースがよく見られます。

その中から、オフィスエントランスを改善した事例を2つご紹介します。

【目的】明るく好印象なエントランス

水インフラに基盤を置く「水コンサルタント」のリーディングカンパニーである株式会社日水コン様は、創立60年を機にオフィスリニューアルを行った際に、オフィスエントランスの刷新も行いました。

従来のエントランスは受付・応接エリアが暗く、経年劣化を感じさせる状態でした。そのため、来訪するお客様や採用の時期に来社する学生たちに対して、印象よく明るいエントランスで出迎えたいという思いがありました。

そこでエントランスに水インフラにちなんだデザインを施し、壁一面の窓からの採光を生かしたゾーニング*を採用した結果、見違えるくらい明るくなりました。来訪したお客様からは「別の会社に来たみたいだよ」との声も挙がったほどです。

  • *
    空間を区分する設計における作業のこと、オフィスのスペースを一定の基準に基づいて区分けする作業のこと。

【関連リンク】

【目的】眺望を活かした開放感のあるオフィス

臨床検査業界のトップランナーである保健科学研究所様は、オフィスリニューアルの際に、エントランスも刷新しました。

オフィスは横浜に立地していたことから、横浜ならではの眺望の良さを生かしたオフィスを目指していました。

オフィス全体と横浜港の眺望を見渡せるオープンで働きやすいオフィス環境を構築。エントランスからもその眺望を見渡せるオープンな印象を実現。来訪者に会社のオープンな姿勢を伝えることができています。

またエントランスには横浜港のイメージにつながる、テトラポッドや波の形をモチーフにしたソファーを配置し、開放感のある空間にしています。

【関連リンク】

目的別のオフィスエントランスの工夫ポイント

次に、オフィスエントランスの目的別の工夫ポイントをご紹介します。

来訪者への案内・おもてなし

来訪者へわかりやすく案内をしたり、歓迎ムードを演出しおもてなしをしたりすることを重視するエントランスの場合は、来客受付カウンターを設けて、来客記録を記載するスペースや受付電話の設置を通して、来客者を誘導します。
近年はデジタルサイネージで案内を表示するなどのテクノロジー導入により、さらに来訪者をスムーズに案内することが可能になっています。

企業のブランド戦略

企業のブランド戦略を目的とする場合は、エントランスには企業ロゴやコーポレートカラーの配色は欠かせません。さらに来訪者を迷わせないためにも明確なロゴなどの掲出は有効です。その結果、ブランドの印象を強めることが可能です。

従業員満足度アップ

エントランスは、従業員が出社するたびに通る場所でもあることから、従業員満足度向上のために利用するケースも少なくありません。
おしゃれなデザインやアート・インテリアを配置し、個性を演出することや、BGM・アロマの香りによる演出で来訪者と従業員の好感度を高めることも工夫のポイントです。

最新トレンドを取り入れたオフィスエントランスデザイン

オフィスエントランスデザインの最新トレンドを見ていきましょう。

ミーティングスペースにつながるエントランス

来訪者を迎え入れた後、話が盛り上がってきた段階ですぐにミーティングを始められ、会議室予約が不要なミーティングスペースをエントランス近くに作ります。近年は社内外のチームとコラボして仕事をすることも増えているため、このような作りは業務効率化や生産性向上につながります。

カフェ風デザインのエントランス

近年はオフィスの役割も変化しており、カフェ風のくつろげるオフィスを作る企業も出てきています。オフィス全体がカフェ風である場合、エントランスもそのようなリラックスムードを漂わせることが多いです。例えば、木目調でこれからリラックスできるカフェ空間に入るかのような温かみのあるデザインが典型例です。心地よい空間は企業のブランド戦略にも良い影響をもたらしてくれます。

エコ素材を取り入れたエントランス

国全体、そして各組織がSDGs(持続可能な開発目標)のゴール達成を目指していますが、地球環境に優しいエコ素材をエントランスに取り入れることは、SDGsのゴール達成につながり、社会貢献および企業イメージアップに寄与します。

効果が高まるオフィスエントランスデザインのポイント

オフィスエントランスの役割を果たし、効果が高まるオフィスエントランスデザインのポイントをご紹介します。

おもてなしの要素を取り入れる

来訪者を歓迎し、おもてなしをする要素を用意しておくと、来訪者は心地よく訪問ができます。ソファーの設置やBGM、香りなどを取り入れてリラックスできる空間づくりを心掛けましょう。

自社の魅力を伝え理解を促進

自社の商品の実物の展示やサービスの紹介動画などを通じて来訪者にアピールし、自社の魅力を感じてもらいましょう。来訪者をお待たせするときのおもてなしにもなります。

インタラクティブな体験提供

タッチして情報を引き出せるディスプレイを備えたデジタルサイネージを設置するのもおすすめです。来訪者にインタラクティブな体験価値の提供と能動的な情報引き出しを促します。

独自性のある空間表現によるブランド戦略

商品紹介と共に、コーポレートカラーやロゴを掲出し、自社ならではの空間表現を行うことで、社内外へのブランド戦略としての効果が期待できます。従業員に対しては誇りや自信、帰属意識の向上を促します。

セキュリティ設計

エントランスは外部との接点となるため、セキュリティの意識は欠かせません。無人の場合でも強固なセキュリティ体制を構築できるICカードや顔認証などの入退室管理システムや無人受付システムの導入を検討しましょう。

オフィスエントランスの改修にかかる費用とコスト削減のポイント

これからオフィスエントランスの改修を進める場合、費用が気になることもあるのではないでしょうか。エントランスは仕様や面積によって大きく費用が変わります。ここでは事例を通じて確認していきましょう。

オフィスエントランスの改修にかかる費用

オフィスエントランスの内装工事費用は、数十万から数百万円と幅があります。

目的や施したいデザイン、機能に応じて見積もっていきましょう。

コスト削減のポイント

エントランス改修だけでも大きなコストがかかることから、コスト削減も検討したいところです。コスト削減のポイントをご紹介します。

優先順位を決める
欲張って「あれも、これも」とさまざまな工夫を施したいところですが、すべてを実施してしまうとどうしてもコストが高くなってしまいます。優先順位を決めて最低限のことだけ実施することがコストを抑える秘訣です。

相見積もりと優良な業者選定
エントランスの設計・工事に関わる業者選びの際には、必ず複数社に相見積もりをとり、提案内容、施工実績共に自社にマッチするところを選びましょう。それが結果的にコスト削減につながります。

失敗しないための業者選びとプロジェクト進行のコツ

オフィスエントランス改修の際の業者選びのポイントと、スムーズなプロジェクト進行のコツをご紹介します。

業者選びのポイント

オフィスエントランスの実績が豊富
オフィスエントランスの設計や工事の実績が豊富な業者は大前提となります。

自社ブランドイメージに合う
必ず設計・施工実績を写真で確認し、自社のブランドイメージと合致するかを確認しましょう。施工後に「イメージと違う」とならないために重要な視点です。

デザインからツール選定、工事、プロジェクトマネジメントまで一括で請け負う
デザイン・設計と工事業者を分けて依頼することも多くありますが、中には、デザイン・設計からツール選定、工事、プロジェクトマネジメントまで一括で請け負っている業者もあります。プロジェクト全体を統括してくれることから、ビジネスの目的を達成しやすく、トータルのコストを抑えられる可能性があります。

例えば、リコーはプロジェクトマネジメントをご提供する一括請負スタイルとなります。オフィスエントランス改修の際にも、お気軽にお声がけください。

プロジェクト進行のコツ

プロジェクトは、次のポイントを押さえて進めていきましょう。

目的を明確にして優先順位を決める
まずはオフィスエントランス改修の目的を明確にしましょう。その上で、やりたいことを洗い出し、優先順位を決めて予算の範囲内で実施することで、目的達成につながるでしょう。

スケジュールに余裕を持たせる
スケジュールを組むときには、プロセスごとにある程度余裕を持たせることで安心して進行できます。

業者との密な連携
プロジェクトの最中には、業者と密な連携を取り、進捗や内容の情報共有を行いましょう。万が一トラブルが発生した際にも、早期に解決できます。
また、密な連携を取ることができる透明性の高い、信頼のおける業者選びも重要です。

オフィスエントランスリニューアル後の運用のポイント

オフィスエントランスを改修し、リニューアルした後の運用のポイントをご紹介します。

オフィスエントランスが新しくなった後は、従業員の声や来訪者の声をヒアリングして効果を測定しましょう。さらに、そのフィードバックを受けた改善を進めることも大切です。

オフィスエントランスが新しくなり、見栄えが良くなることが効果ではなく、改めてオフィスエントランス改修の目的に立ち戻り、その目的が達成されたかどうかに目を光らせましょう。

スムーズな運用のためには、あらかじめしっかりとオフィスエントランス改修の目的を設定しておくことがポイントです。

まとめ

オフィスエントランスは会社の顔であり、印象付けや企業のブランド戦略の要素もある重要な場所です。オフィス移転やリニューアルの際、周年などの機会に見直し、新たな価値を付加するのはいかがでしょうか。

リコージャパンでは多様化する経営環境に合わせ、デジタルサービスとワークプレイスを組み合わせた「RICOH Smart Huddle」のコンセプトのもと、働き方のリニューアルをサポートし、お客様のご支援をいたします。
”新しい働き方”をお客様と一緒に考えながら、オフィス移転やリニューアルを、計画から理想の働き方が実行されるまで、プロジェクトマネジメントの業務も含めワンストップでご支援いたします。
また、オフィスのエントランスをはじめ、全体のデザインやレイアウトを通じて、アウターブランディングのご支援も可能です。
弊社の実践事例も紹介できますので、「RICOH Smart Huddle」の詳細は、以下よりご覧ください。

監修者 わたなべ

2005年リコーグループに入社。
15年間、建築設計事務所で意匠設計および設計監理に従事。
美しさと機能性を両立する空間づくりを目指し、企画から監理まで一貫して携わる。
戦略担当として、人財戦略にも取り組んでいる。

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