IBMi向け出力管理ソリューション MAPPING Suite

ハイライト

MAPPING SuiteはIBM i(System i®、AS/400®)上で稼働し、“コスト削減” “業務効率向上” “帳票の高付加価値化” “ドキュメント・コミュニケーション”を実現するソリューションです。表現力豊かな帳票の設計からPDFファイル出力、レーザープリンターでのカット紙出力、さらには電子帳票システム構築などIBM iの帳票出力に関する課題を解決することができます。さらに、バージョン7からは、新しくWindows® XPSのテクノロジーを活用して、さまざまな形式のインプットデータとアウトプットデータへの対応を実現しています。

統合ドキュメント・コミュニケーション・プラットフォーム
MAPPING 基本機能

IBM i(OS/400®)で稼動する、統合ドキュメント・コミュニケーション・プラットフォームです。

  • スプールの分割、結合から帳票設計、印刷、印刷管理や、帳票のPDF化によって、メール送信、FAX送信、電子保存、ワークフローに対応できるようになります。
  • サーバー(OS)を変更した場合でも、追加ライセンス料金無しで移行を実現。設計済み帳票資源は、そのまま移行可能です。
  • グローバル対応製品です。1996年に販売開始し、全世界で約2,500社の導入と、安定した稼動実績があります。
  • マイクロソフト社”XPS”テクノロジーを中間言語として活用することにより、様々な形式の入力データを、様々な形式の出力データに変換します。
  • 小規模から始められる、処理数に対応したライセンス料金体系です。
  • 保守対応は、ベル・データ株式会社が行っています。

自由度の高い、高機能な帳票設計ツール
M-Designer

  • 画面上にスプールやXMLファイルを表示し、プレビュー機能を使って印刷イメージを確認しながら帳票設計ができます。操作方法もドラッグ&ドロップが中心の簡単操作です。
  • イメージデータ(商品写真や印影等)を帳票上に自由にレイアウトが可能。データに応じたイメージ切り替えも可能です。
  • JAN(EAN・UPC)コード、郵政バーコードはもちろんのこと、QRコード®/マキシコードPDF417®等の2次元コードにも対応。
  • 設定条件に応じて、オーバーレイ、イメージ、バーコード等を動的に切り換えたり、追加で表示することが可能です。
  • M-Designerはコピーフリー。複数のパソコンに無償でインストールできます。

MAPPING Suiteは、様々なプラットフォーム・チャネル・入力・出力フォーマットに対応しています。

MAPPING Suite 機能概要の図

機能概要

MAPPING Suite 機能概要

サーバー上のアプリケーションを変更せずに、複写式の連続用紙をカット紙に移行し、インパクト式プリンターをレーザー・プリンターや複合機に置き換えることによって

  1. Mapping基本機能はIBM i上で稼動するさまざまな出力ニーズに対応する統合ドキュメント・コミュニケーション・プラットフォームです。
  2. 用紙の架け替え、自動封入封緘機との連動等、プリンター運用上の手間を削減します。

サーバー上のアプリケーションを変更せずに、帳票に印刷している業務を、PDFファイルの生成に移行することによって

  1. バインダーに綴じて保管していた「控え」を、PDFファイルの電子保存に移行して、保管スペース・コストや、検索の手間を削減します。
  2. ユーザー毎に印刷していた帳票を、ユーザーPCへのPDFファイル送信に移行して、印刷コストを削減します。
  3. JAN(EAN・UPC)コード、郵政バーコードはもちろんのこと、QRコード®/マキシコードPDF417®等の2次元バーコードにも対応。
  4. 帳票を印刷後に手動でFAXしていた業務を、自動生成したPDFファイルのFAX自動送信に移行して、人手と印刷コストを削減します。

複写伝票(事前印刷)からカット紙への移行イメージ

事前印刷された、6枚綴りの送り状を、1枚が3片に分かれるA4用紙(ラベル紙)2枚(合計6片)に移行する例。

【移行のための課題】

  1. 1つのデータ(例:住所)を複数個所に印刷します。
  2. 事前印刷部分を設計し、データに追加します。
  3. 2種類のフォーマットを切り替えながら、スプール・データと重ね合わせます。

例えば、移行前の送り状では事前印刷された複写連続用紙から移行後の送り状はA4サイズのカット紙が2枚になる。6枚綴りの伝票が2枚に集約され、データも転記される。

MAPPING Suite 機能概要2

日本語以外の各国語のスプールやテキスト・データに対応することによって

  1. 日本語フォントを内蔵しない海外拠点のプリンターに、国内のサーバーから日本語の帳票を直接印刷させます。
  2. 国内のサーバーから海外拠点のプリンターに、現地の言語の帳票を直接印刷させます。
  3. XMLファイルを使用して、一つの帳票の中に、複数の言語を共存させます。

XMLファイルを使ったタイ語と中国語(簡体字)の共存(M-Designerプレビュー画面)

前述の内容を表した画像

MAPPING Suite 機能概要3

多機能な帳票設計ツールM-Designerを活用することによって

  1. 日本語フォントを内蔵しない海外拠点のプリンターに、国内のサーバーから日本語の帳票を直接印刷させます。
    • 帳票設計ツールで帳票上のデータの配置を指定できるので、アプリケーションではデータの配置を意識する必要がありません。
    • M-Designerを使った帳票設計に要する時間は、概ね0.5日/1帳票。
  2. 付加価値の高い帳票に、容易に移行します。
    • 様々な書体とサイズのWindowsフォントを活用。
    • 行・桁にとらわれない、自由なレイアウト。
    • 様々な条件設定。(例:1スプールに対して、複数のオーバーレイを適用する、データのある行のみ罫線を表示する。マイナス数値を赤字で表示する。等々)
    • データに対応したイメージを追加(例:部品番号に対応する写真の追加、図面イメージの追加)
    • バーコード、QRコード®の追加
    • 四則演算。(小計の追加等)
    • IBM明朝体を使った印刷。(主に、IBMプリンターご使用の官公庁のお客様向け)
    • PDF/A規格に対応したPDFファイルの作成
    • パスワード付きPDFファイルの作成
    • 電子認証付きPDFファイルの作成

M-Designerの設計機能を使ったPDFのサンプル

前述の内容を表した画像

MAPPING Suiteの処理の流れ

IBM i

既存のCLやRPGプログラムにMappingコマンドを組み込む、若しくはMapping 標準のサブシステムROBOTを使用して、監視用のOUTQと処理を登録すると、スプールが投入されると、処理を自動実行します。→ 運用上はMappingを意識することはありません。

前述の内容を表した図

M-Designerを使った帳票設計

  1. IBM i からのスプール・データや、テキスト・ファイル、XMLファイルを画面右に表示します。
  2. 左画面には、固定文字や罫線、ロゴ等、所謂オーバーレイを設計します。
    EXCEL®やPowerPoint®で設計 → XPS形式に保存 → オーバーレイとしてインポート(読み込み)も可能です。
  3. 右画面で範囲指定したデータを左画面にドラッグ&ドロップして、配置を決めます。
  4. 左画面で、設計した結果をプレビューします。
  5. プロジェクト・ファイルとしてサーバーに生成・保存した後に、サーバー上でオブジェクトに変換します。
前述の内容を表した画像

稼働環境

  • 記載スペックは稼働環境上、必要最低限の要件を記載しています。導入時には、余裕のある稼働環境をお選びください。

Mapping基本

OS ハードディスク メインメモリー
IBM i V7R3以上 1GB 2GB

M-Designer

OS ハードディスク メインメモリー
Windows® 10以上 50MB 1GB

Mapping Virtual Printer

OS ハードディスク メインメモリー
Windows® 10以上 50MB 1GB
  • 下記の条件を満たすプリンターが使用可能です。
    • PCL5、PCL6モード、若しくはPDFダイレクト印刷機能を持つプリンター。
    • ZPLモードを持つラベル・プリンター。
    • Windowsプリンター・ドライバーを持つプリンター。
  • MAPPING Suiteは、MAPPING SAS社の商標または登録商標です。
  • IBM、IBM i、System i、AS/400、OS/400は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。
  • Windows、Windows XPS、Microsoft Word、Excelは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • Adobe PDFはAdobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
  • SAPは、ドイツおよびその他の国々におけるSAP SEの登録商標です。
  • QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
  • PDF417は米国Motorola, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、記載の会社名、商品名は各社の登録商標または商標です。

お客様導入事例

OKIネクステック株式会社(旧株式会社沖電気コミュニケーションシステムズ)様

PDM導入を機に印刷基盤を見直しMAPPING Suiteにより低コスト化・拡張性を獲得

株式会社文藝春秋様

オフィス複合機とMAPPING Suiteを核にプリンティング環境を刷新

日本漁船保険組合 本所(旧漁船保険中央会)様

MAPPING Suite導入により電子化/ペーパーレス化を推進

JFCジャパン株式会社様 (旧社名 太平洋貿易株式会社様)

複数言語のラベル同時出力をPHPシステムとMAPPING Suiteで実現

東北容器工業株式会社様

毎月末2000件の請求書印刷・発行業務の効率化

滝川株式会社様

IBM i 出力環境刷新による業務効率向上&投資コスト半減に成功

株式会社ケアコム様

スプール・データの分割/結合により営業効率を30%向上

カタログダウンロード

購入をご検討中のお客様へ

サポート

製品をご利用のお客様へ

PAGE TOP